先日、ある女性がピー〇コーラを飲んでいました。
『なぜそれを買ったのですか?』という私の質問に対して、『綾〇はる〇がCMをしていたからです』と彼女は答えました。
CMは視聴者が実際に店頭でピー〇コーラを見た瞬間に、CMのことを思い出せるように計算されています。
こういった仕組みをアンカー&トリガーといいます。
アンカーは錨のことで、トリガーは引き金を意味します。
このケースでは綾〇はる〇のCMがアンカ―で、商品(ピーチコーラ)をみることがトリガーです。
商品が視界に入ると、それのCMを思い出して、目の前の商品(ピー〇コーラ)に綾〇はる〇に対する好意を被せます。
その結果、その商品のことが好きになってしまうカラクリです。
またCMを繰り返し見せることによって、そのCMのことが見た人の心の中で上位の記憶として位置するようになります。
その記憶(CM)が上位に位置すると、その記憶が土台になって、目の前から取り入れる情報を合成します。
こうすることで、その人にとっての現実が形成されます。
一方で、下位に位置するものはスコとまと🍅に隠れます。認識から外れます。
さて、コーチングで現実が変わると喧伝していますが、この意味はクライアントさんの心の中の重要な記憶を入れ替えるということでもあります。
重要な記憶を入れ替えれば、先のとおりそれに伴って目や耳などの五感で取り入れる情報も変化します。
土台となる重要な記憶と、五感から新しく取り入れた情報を合成して、その人にとっての現実を展開します。
こういったことができるのは記憶のなせる技であり、目の前の現実こそが記憶であるということの証です。
ここから分かることは、自分にとって重要な記憶を入れ替えてしまえば現実や人生が変わってしまうということです。
もちろん、それは自分でもできます。
それを引き起こす方法がゴール設定であり、(セルフ)コーチングなのです。
もっともコーチをつければパーソナルコーチングになります。