前回の記事に、現状の外側にゴールを設定することが大切だと書きました。
ゴールは大事なことは止められてもやりたいことにすべきです。
社会性も必要です。社会性とは人の役に立つということ。
※抽象度が高いゴールのこと
このようなゴールが最低でも8つ必要です。
たとえば、職業のゴール、ファイナンスのゴール、恋愛のゴール、家族のゴール、地域貢献のゴール、健康のゴール、趣味のゴールなどです。
これら8つのゴールをまんべんなく設定します。
なお、職業のゴールを設定するときには、収入の有無に関わらず職業になります。
職業とは社会、コミュニティにおいて機能をはたすこと、人の役に立つことです。
現代日本社会では職業=収入があるものと捉えがちですが、それは違います。
たとえば、収入はなくともカメラマンとして写真を撮って、人に喜ばせていれば、それは社会的機能をはたしているので立派な職業です。
お金がないと職業ではないという考えは、お金というシステムが導入された結果の後知恵です。
お金が導入される前までは、誰もが自分の所属するコミュニティの中で、自分の機能をはたしていました。
編み物が得意な人は、編み物で地域の役に立っていたでしょうし、字が読め、書ける人は文字をつうじてコミュニティの役に立っていました。
これが職業の本来あるべき姿です。
ファイナンスのゴールは収支を立てるゴール。
ファイナンスのゴールは会社で働くことを続けてもいいし、投資で増やしてもいい。
『今の職場が嫌だ、早く辞めたい。けれども辞めたら生きていけない』と思えば、その職場で働き続けることをファイナンスのゴールにしてしまうのもありです。
会社で稼ぐことだけにフォーカスすれば、脳のカラクリによって会社での嫌なことは見えにくくなります。
※すことまと。もといスコトーマ(心理的盲点)の働きによる
恋愛のゴールもご自由にどうぞ!
さて、とくに注目したいのが趣味のゴールです。
ゴール設定が難しければ、趣味のゴールから設定してみるといいです。
趣味はそもそもが、あなたの好きなこと、止められてもやりたいことでしょう。
たとえば、あなたは裁縫が好きで仕方がないケースを想定してみましょう。
あなたの裁縫技術を生かしながら、世界の問題解決に貢献できることはないでしょうか?
発展途上国の女性に裁縫の技術支援をおこなう。
フェアトレードで、この人たちに収入が入っているような仕組みをつくるというゴールが設定できます。
フェアトレードとは適正な価格で,生産物を現地生産者から直接買い入れ、生産物を買いたたかないことです。
このゴールがアフリカ布という生地があることを発見させてくれます。
ゴール設定以前は、アフリカ布の存在に気がつかなかったけれど、艶やかなこの生地があなたの目に飛び込んできました。
裁縫技術を活かして、この生地で付加価値をつくることができるのでは?
素敵な装飾品をつくることができるのでは?
ゴール設定でこういった問いかけが生まれます。
問いが設定されるとは、どこかに解決策もあるということ。
このブログでたびたび指摘しているように、この世界は関係性でできていますので、問題解決(ゴール達成)へたどり着く方法は必ず存在します。
あとは、解決にむけてエフィカシーを上げていくだけ。
※ゴール達成のための自分の能力の自己評価。わたしはゴールを達成できる人物だという自己評価のこと
エフィカシーさえ上げれば、問題解決方法が目に飛び込んできます。
もっとも、止められても、やりたい趣味なので、『エフィカシーとか言う前に』、勝手にそこ向かって突き進んでいくことでしょう。
人間とはそういう生き物です。
以上のように、ゴールを設定して、それの達成に向けて動きだしてみてください。
あなたの人生は間違いなく変わっていきますよ。