コーチングでは現状の外側にゴールを設定することが大事です。
現状の外にゴールを設定すればスコとまとが外れて、かつゴールに向かうエネルギーが湧いてきます。
スコとまとに関しては、過去の延長線上から外れたところにゴールを設定すると、視点が動くので、それまでは見えなかったものが見えるようになります。
一方で、エネルギーとは何でしょうか?
ここでは気で説明したいと思います。
気と聞くと、あなたは怪しいと思うかもしれません。しかし自分が気はあると思えばある、ないと思えばない、そんな不思議な存在です。
例えば、神社を訪れて神聖な雰囲『気』に同調して、自分も清々しくなればそれは気によって気分が変わったと言えるでしょう。一方で、いい気分になっても、それはたまたまそう思っただけで気のせいだと思えば、それまでです。
もっともこのブログでは気はあるものという前提で書きます。
気の正体とは何でしょうか?
それは情報空間のエネルギーです。これまた難しい言葉が出てきましたね。
情報空間とは何でしょうか?
それはあなたが普段、五感で感じている物理的な世界よりも次元の高い世界のことです。
思想・観念・概念・気持ちの世界など、あなたがココロで感じる情報的な空間のことです。簡単に言えば、ココロの中の世界です。
ココロで感じる世界に気があるのか、むしろ神社や大自然の中のそれこそ物理的な世界に気があるのではと不思議に思うかもしれませんね。
でも、ここで注目してほしいのは神社も大自然もあなたが認識した存在だという点です。
神社や大自然がどこに存在するのかといえば、あなたのココロの中です。
そして、先ほどのココロの中の世界は情報的な世界であるということを思い出してください。
何が言いたいのかと言うと、物理的な世界もあなたのココロの中の一部にある。つまり、物理的な世界も情報空間の一部だということです。
情報空間と物理空間は対立するものではなく、情報空間の一部が物理空間であるという意味です。
情報と物理は繋がっています。と言うよりむしろ同じものです。その同じものを別の視点の高さで表すのかによって異なってきます。
別の視点の高さというのはこのブログでもたびたび出てくる抽象度のことです。
脳を思い浮かべてください。脳は目に見える物理的な器官です。一方で、脳が生み出すココロは実体がありません。ココロを見せてみろと言われて、心臓の方を指さしても、それは物理的な心臓であり、アタマを指しても、それは物理的なアタマです。
あくまでもココロは情報的な存在です。しかし、そのココロは物理的な脳の情報処理の結果によって生み出されています。
もっとも本当は情報が物理に影響を与えます。
例えば、あなたの知り合いから、嫌な言葉を投げられたらどうでしょうか?
嫌な気分になりますよね。
否定的な言葉を投げ続けられた人は嫌な気分になります。この嫌な気分が慢性的に続くと脳に傷がつくと言われています。
これが言葉の持つエネルギーであり、日本語でいう気です。
一方で、友達から褒められたり、嬉しい言葉を掛けてもらったりしたらどうでしょうか。いい気分になりますよね。
とくに女性の場合は良い気にあたり、気分が上がると別人のような表情になります。
女性の方がコーチングを受ける時は最初はカナリ落ち込んでいる場合が多いです。表情が暗いです。しかし、何回かコーチングを受けて自己評価が高まるとハッキリ言って見た目が別人になります。もっとも内面も別人です。
さらに言えば、内面の一番外側が外見なので、さもありなんということです。
なお正直に白状すると、私が女性をコーチングする時は、例えば1か月ぶりのセッションの時には人が変わり過ぎて、待ち合わせの場所でも気が付かないことがあります(汗)。
また以前、とある女性を良い気の宿る地元松江市の神社にご案内したことがあります。その方は大阪→東京経由で松江にいらっしゃって、お疲れが表情にみて取れました。
しかし、その方をある良い気の宿る神社にご案内したところ、まるで別人のように晴れやかな、お美しい表情とただずまいを取り戻されました。同時に、その方から暖かい気を感じ取りました。
これらの出来事をみて、女性は内面も外見も気に影響されるのだなと感じたものです。
では、そもそも気はどのように生じさせたらいいのでしょうか?
パワースポットに行って気を浴びたらいいのでしょうか。これだと時間が掛りますし、交通費も掛りますよね。
でも、もっといい方法があるのです。
それは現状の外にゴールを設定することなのです。
この時に自分の現状とゴールとのギャップで情報空間のエネルギーが、気という格好で落ちてきます。
もっとも単に気を生じさせただけでは足りなくて、それを循環させないといけません。
では気を循環させる秘訣はと言うと、それが心から望むことを実行することなのです。
そして、心から望むことを実行することは、やがて感性に結びつくと、私は考えます。
この感性に満ちた状態が、良い気が循環している状態です。
美です。
ともすると、現状の外にゴールを設定して気を生じさせる、そしてその気を心から望むことを実行して感性を磨く、そして良い気を循環させる。
気という考え方で説明すると、これがコーチングのカラクリです。
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