コーチングと間合い

2015-07-25

今回は苫米地式コーチングによってなぜクライアントが変化出来てしまうのか間合いをポイントに説明したいと思います。

私たちコーチは間合いをとても大事にします。間合いとは、自分と相手との距離感だと思ってください。

間合いが近すぎると、下手をしたらコーチが怪我をする、また遠すぎれば技が決まらない。徐々に、間合いを詰めていき、ココだという瞬間で相手に一気に技を仕掛けます。武道でも、相手の攻撃をかわす、または技を有効に仕掛けるために重要とされています。

例えば、コーチングのセッション中でも間合いがしっかりと取れていないと、コーチがクライアントのマイナスに引きずられてしまい、ミイラ取りがミイラになってしまう場合があります。

クライアントは時として、「過去や現状の辛い話」、「マイナスの話題」でコーチに向かってきます。その場合、コーチは後ろに引いて間合いを保つ。反対に、間合いを開けられたら逆に詰めていく。そして、ココだという点で技を仕掛けてクライアントを未来に投げ飛ばすのです。

例えとして、スペインの闘牛では、物理空間において牛が闘牛士に向かって物凄い勢いで向かってきます。「あっ、ぶつかる」という瞬間で闘牛士はサラッと身をかわして、牛は前に突っ込んでいく。同様に、クライアントは過去への固執から未来へと情報空間で物凄い勢いで向かってきます「あっ、ぶつかる」と思う瞬間にコーチは身をかわす。そして、クライアントは自分の力で未来側に突き進んでいく。なので、向かってくる力が大きければ多きいほど効果があるのです。私もマイナス500くらいの力でコーチに向かっていったから、プラス500へ勝手に飛んで行ったのです。

また、苫米地式の値段が他のコーチングと比べて高いのもこの点にあります。料金が高ければ高いほどクライアントの向かってくる本気度が違う。もう、「やるしかない」と本気で、物凄い勢いで向かってくるから、その力を利用してゴール側に投げ飛ばすのです。

合気道や古武術みたいですねと言われますが、まさにその通りです。詳しいことは、言えませんがコーチは古武術を通じて、間合いの取り方を体感しています。

今日はそんなご紹介でした。