冷静と不安のカラクリ 

冷静と不安のカラクリ 

前回は雰囲気美人について書きました。

 

今回は雰囲気美人になっていく方法をお伝えします。

 

まず、ファーストステップはリラックスです。

 

リラックスをすると抽象度が上がります。

 

呼吸を整えるなり、趣味に没頭するなり、ヨガや瞑想をするなどして、リラックスに励んでください。

 

 

さて、雰囲気美人のキモとなるのが抽象度です。

 

抽象度とは、簡単にいえば、視点の高さのことです。次元の高さと言い変えてもよいでしょう。

 

 

視点が高くなると日常生活でいろいろと心のゆとりが生まれてきます。

 

たまに不安や焦りに駆られている女子をみますが、そういった方は思考が近視眼的になって、心のゆとりが失われています。

 

抽象度が低くなっている状態です。

 

 

 

実は、これは脳のカラクリ的にいうと、大脳辺縁系というシステムが優位になっているために生じます。

 

大脳辺系が優位になるとい、精神面で感情優位になってしまいます。

 

うれしい、楽しいなどの感情であればよいのですが、大概は不安や恐怖が優位になっています。

 

落ち込んでしまう女子の脳内は、こういったメカニズムです。

 

 

さらに、専門的な話をすると、この心理状況のときは、あえて不安や恐怖になる情報を心の中に取り込んでしまいます。

 

世間一般でいわれる、『物事を悪い方に、悪い方に考える』状況です。コーチングではコンフォートゾーンといいます。

 

 

しかし、抽象度を上げるとどうなるのでしょうか?

 

 

 

 

繰り返しになりますが、心にゆとりが生まれます。

 

そのカラクリは脳にあります。

 

抽象度が上がっている状態は、前頭前野という部位が優位になっている状況です。

 

こちらは論理が優位になっている状況です。簡単にいえば、冷静な状況です。

 

 

 

一方で、大脳辺縁系の情動優位はおさまります。

 

具体的な例をみてみましょう。

 

 

昨今、新型コロナウイルスが猛威を振るっています。世界はパニックになっています。

 

これに伴って、あなたがこわい、こわいと怯えていると仮定します。

 

 

『もし、わたしが感染したらどうしよう、どうしよう』と不安におびえています。

 

これが情動優位モードで、不安と恐怖のデフレスパイラルに陥っている状態です。

 

 

こういった状態で、信頼できる人から、

 

・まず、そもそもウイルスは毎年新型

・うがい手洗い、喚起を徹底すれば感染リスクを減らせる

8割の人は感染しても軽傷ですむというデータがある

・しっかり食べて、よく寝て免疫を活発にしよう

 

などと、論理的なアドバイスを受けたらどうなるでしょう。

 

即座に安心を取り戻すに違いありません。

 

これは論理という情動に対して、抽象度の高い情報を投げかけたからです。

 

すると、この話を受け取った人は前頭前野が動き出して、大脳辺縁系が抑えられたからに他なりません。

 

このように、まるで一瞬といっていいほどのタイミングで、思考は切り替わります。

※慢性的な、うつの人に対してはまた別の方法が必要です

 

 

そして、脳の思考モードが切り替わるだけでも、あなたの発する雰囲気は変わります。

 

肌のツヤも変わるでしょう。

 

さらには、見える世界も変わります。見える世界が変わるとは今までとはリアリティが変わるということ。

 

また、冷静な判断ができるようになるので、自分の自己評価を下げるような、不要な情報はシャットダウンできます。

 

自己評価を下げるような情報をシャットダウンすれば、反対に自己評価は上がります。

 

つまり、自己評価を上げていくような情報だけを、心の中に取り込んでいくのです。

 

したがって、コンフォートゾーンも上がっていくのです。

 

 

続きは、また次回にします