客観視が、想像を超えたゴールに導いてくれる
前回までのおさらい
コーチングとは、ゴールを設定し、そこに向かってエフィカシー(自己能力の自己評価)を高めていくプロセスでした。
エフィカシーを高める効果的な方法として、セルフトークのコントロールをご紹介しました。セルフトークとは、私たちが日々無意識に自分自身に語りかけている言葉のこと。1日に5〜6万回もの言葉が、頭の中を流れているとも言われています。
そのセルフトークを前向きなものに書き換えることが、エフィカシーを高める大きなカギです。

もう一つのカギは「外的視点」
そして今回は、もう一つ重要な視点――「外的視点をつくる」についてお伝えします。
外的視点とは客観的な視点をつくるということです。
主観と客観の違いとは?
さて、主観と客観の違いとは何でしょう。
主観とは、自分の気持ちや経験、立場、価値観に基づいて物事を見ること。
一方で、客観とは、誰が見ても同じように判断できる「事実」や「視点」に基づいて物事を見ることです。これが外的視点でもあります。
自己啓発ではよく、「コップに半分の水がある」ことを
「まだ半分もある」とポジティブに捉えるか、
「もう半分しかない」とネガティブに捉えるか、
という例が紹介されます。
これは、まさに主観の違いによるものです。

では、客観で見るとはどういうことでしょうか?
それはたとえば、
「雨が降れば、コップにまた水がたまるじゃん」
という視点です。これは事実に基づいた、誰でも同じように判断できる見方。つまり客観であり、外的視点です。
また、何か欲しいものを買おうとしたけど
財布に「千円しかない」と思えば、ネガティブな主観。
「千円もある」と思えば、ポジティブな主観。
どちらも主観的。でも、外的視点では、
「クレジットカードが使えるじゃん」
と、別の選択肢が見えてきます。
もっと言えば、「そもそもそれって本当に必要?誰かにそれが欲しくなると仕掛けられたのでは?」という気づきも得られます。
客観視=抽象度を上げる
客観視することをコーチングでは抽象度を上げると表現します。
より俯瞰的に物事をみるという意味です。
朝からトラブル対応に追われて、自分の仕事がまったく進まなかった日があるとしましょう。
「私ってほんとに要領悪いな」「また迷惑かけちゃった」と、自分を責めたくなることもあるかもしれません。

でも、抽象度を上げれば
「誰にでもそんな日はある」ということに気が付けます。
また、同僚を助けたことが会社にとっての大きな利益となり、
周り回って自分はもとより、会社の皆にとって良いことになったとも気づけます。
あなたの評判も上がり、会社での信頼も高まるかもしれません。
自分を責めたかった場面が、表彰物の光景に早変わりです。
客観視が現状の外側のゴールに誘う
このように、状況を客観視して、抽象度を上げていけば、現状の外側のゴールも見えてくるようになるでしょう。セルフトークも前向きに変わってきて、今自分が進むべき道も見えてくるようになるでしょう。
客観視して、抽象度を上げていけば、これまで見えなかった道が開けてくる。
その道の先に、新しい世界が待っています。
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