SDGsとマインドの法則

SDGsとマインドの法則

最近、SDGsという単語をいろいろなところで見たり、聞いたりするようになりました。

SDGsとはSustainable Development Goals (持続可能な開発目標)という意味です。

国連によって提唱された概念で17の分野ごとに2030年間までに達成すべき目標が掲げられています。

第1区分では貧困の撲滅、第2区分では飢餓ゼロ、第3区分では、すべての人に健康と福祉の提供などがうたわれています。

他にも、ジェンダーの平等や環境問題など、扱う内容は多岐にわたります。

雑誌のFRaUHanakoなどの雑誌でもSDGsはフューチャーされています。

またテレビや新聞でもSDGを扱ったコンテンツが注目を集めています。

もっとも、この記事を読む方ならばSDGsについて、耳にしたことがあるでしょう。

ちなみに、私はある大学の講義で『東京の貧困女子問題と解決』について英語でプレゼンしてきました。

さて、このSDGsが取り扱う内容は、私たちにとって良いことです。

すなわち、抽象度が高い

実は抽象度が高いことは、多くの人々から共感を得られ、多くの人にとっても自分事になります。

SDGsをつくった人の臨場感が各個人に共有されます。

抽象度が高いテーマは、相手の無意識が抵抗しづらいのです。

たとえば、あなたがお友達や知り合いから、何かアドバイスを受けた時に、思わず大丈夫ですと遠慮してしまった経験がないでしょうか。

これは、人は押されたら無意識のうちに押し返してしまう『プッシュ、プッシュバック』という心理的作用が働いたためです。

けれども、抽象度が高い事柄に対しては、無意識が抵抗しづらくなるのです。

実際に、あなたが何か頼まれごとをした時に、『地球環境や子どもたちの未来を守るために協力してください』とお願いされたら、断りづらいでしょう。

SDGsが広まったポイントの一つは、それが扱う内容の抽象度が高いからです。

さて、このSDGsですが、あなたがゴール設定をする際にも参考になります。

コーチングでは現状を超えたゴールを設定しましょうと言われますが、その中には抽象度も含まれています。

大きなゴールを達成していくためには、多くの人々の助けが必要不可欠になってきます

この時にSDGsのように抽象度が高いゴールを設定すれば、あなたも外部の人から協力を得ていくことが可能になるのです。