エフィカシーの低い人間とは関わらないという教訓

何気なく過去の自分と現在の自分を比べてみて、ふと感じたことがあります。

 

かつて、初めてコーチングというものを知った時と今との比較です。

2008年に『明日使える心理学!テッパンノート』という番組の初回を見ていた時の話です。そこでは、以下のシーンが放映されていました。

https://goo.gl/DDCsG3

 

ちょうど同じ場面位ついて文字情報がありましたので、書籍から引用します。

 

2005年10月、世界ゴルフ選手権第3戦の最終日、タイガー・ウッズとジョン・デーリーという2人の名ゴルファーがデットヒートをくり広げました。前半タイガーがスコアを伸ばせずに苦しむなか、デーリーは安定したプレーで首位をキープ。しかし、後半に入ると、タイガーが猛チャージを見せ、最終18ホールを終えて、通算10アンダーでデーリーと並び、優勝者を決めるプレーオフに持ち込みました。

 

プレーオフの1ホール目は2人ともパーで分け、迎えた2ホール目。タイガーは先にパー・パットを決め、デーリーが距離1メートルのパットを決めれば、さらに次のホールへ勝負が持ち越される。はずせば、タイガーの優勝が決まるという場面。もしあなたがタイガーだったらどう思うでしょうか?

苫米地英人著 努力はいらない『夢』 実現脳の作り方 マキノ出版 P2。

 

初めてこのシーンを観たとき、私は「外せ―」と思いました。しかし、タイガーは「入れろー」と思ったようです。

 

エフィカシー ゴールに対する自己能力の自己評価の説明として、タイガー・ウッズの高いエフィカシーとして、しばしば引用される話です。

 

今の自分だったらどう考えるか?

 

今の自分だったら間違いなくタイガーと同じ 「入れろー」です。

 

それは勝負に勝ちたいのではなく、そのくらいエフィカシーの高い人とだけ場を共有したいからです。その世界にいたい。

 

世の中は自分一人ではありません。他人との関係性の中に自分がいます。そんな関係の中でより高みを目指したい。

 

しかし、そんな私も、かつてTPIEを受けて少しずつエフィカシーが高まりつつあったけど、それまでの人間関係が壊れると嫌だったので、じっとしていたら環境に飲み込まれてしまって揺り戻されたという経験があります。

 

揺り戻しは多かれ少なかれ誰にでも、体験するものと思われます。この時に、どう対処するのかも日々問われます。

 

まあ、島根県という片田舎から東京でセミナーを受けるという単なる昂揚感に酔いしれていただけで、それ以上のゴール設定が出来ていなかったのも大きな要因ですが。

 

単にセミナーに参加して、高揚感に包まれているだけでは、勿体無い。

 

さて、エフィカシーが高まるとドリームキラーが表れ、囲まれます。

人によっては、この状態が怖くなって、セルフコーチング等を諦めてしまう人がいます。ドリームキラーが表れるということは、進化の証なのですが。

 

私も正直なところ「あなたはおかしい」と言われました。

しかし、環境に飲み込まれていけば次第に熱も冷め、世間一般的な常識人に戻りました。

一般的な常識人とは現状の内側で考え、過去に根拠を求めていく人間です。

その際に、あなたは昔はおかしい人だったけど、今はやっとマトモになったと褒めてもらいました(笑)

 

この経験は、エフィカシーの低い人間とは関わらないという良い教訓として生かされています。

同時に、コンフォートゾーンが移行していないと、そこに引き戻されるという良い実例です。さらに辿れば、ゴールがないとこうなるよという解釈にもなります。

 

この教訓もあり、高いエフィカシーを持つ人とだけ場を共有したいと思うのです。ただ、別にゴールは違っても構いません。

 

これは環境に依存するという意味ではありません。周りにそれなりの人物がいるからこそ、楽しいのです。

 

セルフコーチングが上手く行かないという方は、関わる人やFBで検索した人が現状の鏡写しです。

さらに高みを目指したければ、ゴールの再確認が必要な時なのかも知れません。