人間の可能性を信じる者と、閉ざそうとする者との戦い

人間の可能性を信じる者と、閉ざそうとする者との戦い


久しぶりに故ルー・タイス氏の著書『望めば、叶う』という本に目を通しました。

 

久しぶりという点がミソで、しばらくこの本は行方不明になっていました。

 

このブログの読者の方にミスタータイスの説明はしなくても大丈夫だと思います。きっとご存知でしょう。

 

ちなみに、私はルーと呼ぶより、ミスタータイスの方がしっくりときます。

 

ルー・タイス氏を2010年福岡、2011年に東京でお目にしました。この時に、少しの間ですがお話しさせて頂きました。その時、ミスタータイスと声を掛けた名残です。

 

“Mr.Tice, I am assured that my life must be changed, absolutely.”

 

私の人生は間違いなく変わる。絶対に。

 

と約束したのを覚えています。

 

きっと3度目も世界のどこかでお会いすることでしょう。だいたい3度目の正直で、大きく腑に落ちることがあります。

この時も、心の中ではミスタータイス(以下、タイス氏)ですきっと。

 

(ちなみに、シアトルではまた違ったニックネームがあったようです。母が教えてくれました。私の母の英会話の先生(台湾人実業家のご令嬢)のお母様が、シアトルでルー・タイス氏と知り合いという何とも不思議な・・・ご縁が。なぜかこの極東の島国のこれまた最果ての地で知らされるとは)。

 

でもって、きっとフレンドリーだけど時間に正確なのでしょう。

 

さて、この本ですが目の前の本棚にあったのですが、何故かなかなか気が付きませんでした。ある時目に飛び込んできてビックリしました。諦めて、新しく買い直そうかとも思っていました。

 

今必要だからこそ、ベストタイミングで目の前に再登場しました。

 

今読み返しても、いや今だからこそ、この本の価値が分かります。

 

読むことは、この方との対話。

 

彼はこの本で何を伝えたかったのか。

 

今だから分かるような気がします。

 

There is greatness in you.

あなたは偉大だ。

 

Louis E. Tice  , Joyce Quick (2004). Personal Coaching For Results

Thomas Nelson Inc.

 

 

この一言に尽きると思います。

 

この一言を伝え、補足するために286ページ(日本語365ページ)を費やしたのだと思います。

 

ちなみに、日本語版はあくまでも参考で、正確な意味合いは原書「PERSONAL COACHING FOR RESULTS」を参考にしなければなりません。

http://goo.gl/lrHC99

 

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今だからこそ見えてきます。それ以前は偉大ということが分かりませんでした。

 

セルフコーチングのテクニックや、コンフォートゾーン(本では、快適ゾーン)の説明は頭に入って来ましたが、”There is greatness in you.” 『あなたは偉大だ』は見落としていました。

 

それは私が自分のことを偉大だと思っていなかったことに他なりません。

 

人間は自分の中にない考えは見つけられないのかもしれません。自分は偉大だという考えがなかったので、本にも見つからなかった。

 

が今では分かるようになった。進歩です。

 

またかつては、この本に書いてあることは『そうなんだ』だけど実際はそうでないことも多いよね?という点がありました。

 

しかし今では違います。その通りとしか思えません。

 

それはこの方の言葉でいる所の、私の信念が変わったためでしょう。

 

とかく私たちは、世の中に真実があると思いがちですが、実際のところは

 

人間は真実に基づいて行動するのではなく、自分が真実だと思い、感じたことに基づいて行動する

ルー タイス (著), Lou Tice (原著), 吉田 利子 (翻訳) 『望めば、叶う』 日経BP社 1998

 

のです。

 

面白いことに、何を信じているか、自分は何者で、どう生きているかという考え方が変わればこの本から得られる情報も変わってきます。

 

他にも、タイス氏はこのことを伝えたかったのか、全く違う解釈していたということも正直な所あります。

 

それくらい奥が深く、決して自己啓発という安い代物ではありません。

 

それは教育でもあり、また

 

人間の可能性を信じる者と、閉ざそうとする者との戦い

SPECK(スペック)野々村係長の名言 By 小出大輔コーチ(http://goo.gl/PYsdBw)より

なのです。