頑張り女子の頑張らずに楽しくなる生き方入門㉖~美人は相手に美人と思わせる技術に長けている~

頑張り女子の頑張らずに楽しくなる生き方入門㉖~美人は相手に美人と思わせる技術に長けている~

実のところ美人は周りの人を、あの人は美人だと思わせる技術に長けています。

 

この周囲に思わせる、関係性に働きかけることがミソです。

 

あの人は美人だという認識は、他人との関係性から成り立ちます。

 

無人島で一人で生まれて、暮らしていた場合に、自分って美人と言う認識が生まれるかどうかは微妙です。

 

周囲と比較する対象が無いので、美人という概念が生まれるのかどうかも疑問です。

 

但し、顔立ちがシンメトリー(左右対称)に整っていれば、自分で自分の顔を見たときに本能的に美しいに近いような感覚を覚えるのかもしれませんが・・・。

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さて、今回登場する美人をA子さんとします。

 

A子さんは、周囲の人をあの人は美人と思わせる技術に長けています。中でもB君がA子さんにぞっこんです。

 

A子さんとB君の関係性において、A子さんは美人です。

 

なぜAさんが自分自身を美人と思わせることに長けているのかということに関連して、人が世界をどのように認識しているのかを例に上げます。

 

私たちは世界をありのままに見ているようで、ありのままに見ていません。

 

その人それぞれが今まで感じてきた経験や体験、価値観のフィルターを通して見ています。

 

例えば、A子さんが街を歩いていて、向かい側から黄色い可愛い車が向かって来たと仮定します。この場合、A子さんは男性女性どちらが運転しているのかが気になるかも知れません。ついでに、助手席の人間がどんな感じの人で、服装などもリサーチといった具合です。

 

かつ一瞬のうちに、元彼と伊豆までドライブに言った記憶を蘇らせているのかも知れません(笑)

 

一方で、隣を歩いているB君は、黄色い車のデザインはもちろん、メーカーや型番、エンジンの音が気になります。誰が運転しているのかよりも、次に買う車のことが気になっているでしょう。

 

その車に憧れのA子さんを乗せてドライブしている未来を思い描いて、悦に浸っているのかもしれません。

 

後になって、二人が話した時に、B君が今日通り過ぎたシトロエンの車と行っても、A子さんは???と理解できないでしょう。

 

その代わり、黄色い車と言えば思い出します。

 

すかさずA子さんは、『隣に乗っていた赤い服の女性が可愛かったよね』と言うかも知れません。

 

するとB君は『良く見てますねと(笑)』と返すでしょう。

 

ではなぜそのような現象が生じるのか。

 

これは以前書きましたが、目の前の世界に対する情報を、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、言語等で入力して、脳内にて情報処理をして世界を解釈しているからです。

 

脳内の情報処理は人によって違います。たいがいの人間は視覚が優位ですが、聴覚が優れた人、人の精神状態が嗅覚で分かる人と多用です。

 

盲目の人は、視覚の無い世界で生きているでしょう。

 

これらの五感+言語で入手した情報と、今までの価値観、記憶などを照合しながら複雑に脳内で情報処理をしています。

 

つまり、情報処理における形態が一人ひとり違うとい、見ている世界が一人ひとり違うということを意味します。

 

A子さんは、Bさんに対して、まずはビジュアル=視覚で美しく見せて、声色=聴覚。フェロモン=嗅覚。空気感=触覚で『私は美人よ』情報を『雰囲気』として発信しています。

それを受け手であるB君が五感で受け止めています。つまりA子さんにより自身の情報処理に介入されているのです。

※軍隊が威圧感のある制服を着て、背の高いものから並んで行進するのも同じです。仮想敵国に対していかに強そうに見せるかが鍵です。

 

この作用によりB君がA子さんのことを考えたり、見たりした瞬間に、B君は思考、感情レベルでA子さんは美人だなと認識して、貢いでしまうなどの行動を取らせてしまうのです。

 

他にも、言葉があります。A子さんがB君に対して、言葉で情報発信をして『私って美人でしょう』と納得させればOKなのですが、B君がそんなことはないと反論すれば、脳内情報処理への介入が塞がれてしまいます。

二人の関係(B君にとって)においてA子さんは美人ではなくなります。

 

言葉は伝えたい情報が具体的で分かりやすい反面、相手の意識に上がってしまいます。そこで反論されれば元も子もありません。

 

では、反論されない次元からアプローチされたらどうでしょう。その代表例が『雰囲気』です。

 

『雰囲気』は相手の意識に上がることもありますが、意識を通り越して相手の無意識の奥深くにまで到達してしまいます。

 

同時に、上で述べたように関係性にある人の脳内情報処理自体を書き換えてしまうのです。

 

これはB君が見ている世界を変えてしまうということです。見方によれば洗脳です。

 

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さらに『雰囲気』であれば、B君だけではのみならず、不特定多数の人にも影響を与えてしまいます。

 

実は人間は他人の評価は関係ないといいながら、生得的に周りから自分がどう見なされているのかに影響をされてしまう生き物。

 

他人の目線が、それこそ無意識レベルで、自分の脳内情報処理に介入してしまい、認識している世界そのものを他人により書き換えられるというリスクをはらんでいます。

 

教育現場で、先生がこの子は見込みがある。素晴らしいと思って見做せば、生徒に伝わってしまうピグマリオン効果がその一例です。

 

ゆえに、A子さんの周りの多数の人がA子さんは美人だと見做せば、A子さんの『自分は美人である』という確信は高まり、ますます自分は美人であるという自己イメージが強固になります。

人間は自己イメージの通りに進んでいきます

 

この自己イメージが高まれば高まるほど、周囲の人間は引きずられてしまいます。

 

ドラマや映画を思い出してください。

 

俳優さんが、ある役を演じていたとします。俳優さんの演技が迫真であればあるほど、見入ってしまいませんか?それと同じ原理です。

 

俳優さんの自己イメージが見ている人に伝播してしますのです。

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

まさか美人が美人に思わせる技術に長けていること。意外と心理的盲点(スコトーマ)に隠れていませんでしたか?

 

今回は長くなりそうなのでこのあたりにしておきます。

 

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