絶望を一新 希望をつくる ~『立ち上がってたたみなさい 君の悲嘆の地図を』~

2016-03-23

いよいよ本丸へ
Mind Resque Coachingの本題である希望について書き進めていきます。

 

このテーマについて書く際に、もっと資料を読み込んで、知識を得てから書くべきか二の足を踏んでいました。

 

しかし、書くと決めました。走りながら書くというスタンスです。連載は長くなります。

 

 

私の2016年のテーマは、希望はつくることが出来るのか?です。

 

昨年認定コーチ養成講座に通いながら、希望について考えてきました。

 

講座やセッションでは、一見オカルトに聞こえるような質問を、誰よりもしていた記憶があります。

 

理由は、その時の状況から一刻も早く抜け出したかったからです。

 

希望を探して、その根拠を探し求めていました。

 

何でもいいから、希望を見つけたい、これこそが私のwant toでした。

 

全ては、この連載を書くための試練だったのかもしれません。それまでの縁起はこのために、組まれていたと確信しております。

 

 

さて、おかげさまで状況は大分良くなりました。

 

今ではコーチになって、自分でいうのもなんですが24時間want toコーチです。

 

コーチでも、24時間want toコーチは意外に少ないのかもしれません。

 

そんな中、私がいろいろと学んできたこと、そして体験してきたこと発信すれば、今苦しい状況にある人へ、それこそ希望を持ってもらえるキッカケになるのではと考えました。

 

 

希望とは?
絶望の反対は希望であるとするならば、希望はつくれるのか?

 

私にとって、そのツールの一つが苫米地式コーチングだったのです。

 

希望とは一体何なのでしょうか。

 

「希望を持て、希望を失わないように」という言葉をよく聞きます。

 

また、歌の歌詞でも希望が出てきます。

 

希望は捉えることの出来ない曖昧な概念です。

 

なので、ココでは簡単に明日は今日よりもいい。今を起点に今後は良くなっていくという状態・状況を希望と仮定します。

 

よく「希望が失われた」という言葉を耳にします。

 

 

かつては希望は存在したのか?
それでは、失わる前には、希望は存在したのかという問いになります。

 

上の仮定どおりにひも解いていけば、今よりも社会にあったと思われます。

 

例えば、日本経済が華やかりし高度経済成長の頃は、そうだったのではないでしょうか。

 

全ての人ではありませんが、多くの国民にとって働けば働くほど給料が上がる。

また、若年労働者は、今は給料が安くとも、働き続ければ昇給をしていく。

 

ある年齢になれば、郊外に一戸建て、いつかはクラウンという希望が多くの人々の目に映っていたのではないでしょう。

 

国中に、そんな雰囲気が漂っていたのではないでしょうか。

 

苫米地式っぽくいうと、国民間でホメオスタシス同調が働き、皆がそのような臨場感を共有していたということです。

 

また、国家に対しても、戦後の復興から立ち直る、欧米を追い抜け追い越せと、国民が国家に対して、ハイパーラポールを感じていたのではと思われます。

そのハイパーラポールが、ネガティブラポールに変換されて、当時の極左テロや学生運動に繋がったものと見受けられます。

 

ココでは便宜上ハイパーラポールは強力な親近感、ネガティブラポールは嫌悪感や敵体感と考えてください。

 

さて、この時の希望ですが、それは国民一人ひとりが望んだ希望かどうかは疑わしいところです。

 

どちらかというと、国家が与えた、官制の希望だったのではないでしょうか。

 

生れてから義務教育を修了して、金の卵としての就職。

 

高校または大学を卒業して就職をして大体年収はこれくらい。

 

やがて結婚して、先にあげたマイホームやクラウンを購入、またはそれに近いことを成し遂げることこそが、希望だったのかもしれません。

 

多くの国民は、その希望へ向けて、我武者羅に働いたものと思います。

 

その背後には税金を納めてほしいという国家による思惑あったと思います。当時の大蔵省の職員は、喜々としてソロバンをはじいていたことでしょう。

 

ただし、そのような希望であっても、明日は今日よりも良くなるという状況であれば、毎日が楽しかったことでしょう。

 

年配の方が振り返る、昔は楽しかった、活気があったという想いは間違いではないと思います。

 

そう意味で、多くの国民にとって希望はあったといえると思います。ただし、その多くは与えられるものだったのかもしれませんが。

 

続く
 

まとめ
・Mind Resque Coachingの本題は希望をつくるということ

・今までの人生経験は、この研究の為にあった

・希望はつくれるのか?

・今日では、希望は失われたとされる。または、国民多くはそう感じている節がある

・かつては、国により与えられた希望があった

・希望に関して、ホメオスタシス同調、臨場感、ハイパーラポールという観点からも、国と国民の関係を捉えることが出来る

・与えられた希望であっても、それはそれで楽しかったのかもしれない

 

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