俺がうつになりまして
若かりし頃に、仕事を頑張りすぎて「うつ」になりました。
気分だけではなく本当に身体が動かなくなりました。
仕事以外では歩けないくらい危ない状態でした。今思えば、よくそんな状態で人様(外国人船員)を乗せて大きな車を運転していたなと思います。
職務だけは遂行したい、「この人たちだけは無事に家族のもとに返してあげなければ、遠い異国の地で事故にあわせたら一生申訳が立たないぜ」という思いでした。
だけど、仕事が終わったら横になるのみ、普段なら5分で完成する書類が半日経っても終わらない。
体は冷たく、おかげで仕事で外国人に、「斎藤さんは心まで冷たいなんてことはないよね」と冗談を飛ばされたことは前回書きました。
ある外国人船員さんが内科に行くのに付き添いました。
内科医より「付き添いの方の方が大変そうですね」と言われて、すぐに精神科なり心療内科に掛るように助言されました。
命より仕事が大事という価値観
心療内科では医師に「仕事が立て込んでいますので、すぐに治してくださいと無理難題をふかっけました」。
※本当は、会社をクビになりそのまま社会の落伍者になるのではないかと恐れていました。
当然、医師からは休むように言われました。
「そんなことはできない」と私は突っぱねました。
君は「仕事と命とどちらが大事なんだ」と言われて即座に「仕事だと」返答しました。
自分としては良いことを言ったつもりでした。
しかし、君は馬鹿かと叱られました…。今となってはその意味が分かりますが、当時はよく分かりませんでした。
結局、最後は、半分命令に近いような感じで医師に診断書を処方されました。
先生は「こいつは命令という言葉に弱そう」だからと、咄嗟にそういう表現をされたのだと思います。その命令がなければ、それも名誉なことだと勘違いしながら冗談ではなく過労死をしていたのかもしれません。いい先生に巡り合えました。
後に治療の足しになればというつもりで読んだ、苫米地博士の本を読んで「ああ、俺って洗脳されていたのだ」と実感するようになりました。スコトマが外れた瞬間です。
何が言いたいのかというと、私のように「仕事」or「休職」で仕事を選んだ方は間違いなく洗脳されている可能性が高いです。
強いて言えば、かつての私のように2択だけで考えるのも洗脳されています。
2択の外へ
本当はもっと自由な生き方があるハズです。
と言っても、なかなか理解はされないと思います。
当時の私も、もともと視野が狭かった、かつ視野狭窄に陥っていた関係で「馬の耳に念仏だった」と思います。
だけど、繰り返します。
他の生き方は、今はまだ見えていないだけで確実にあります。
うつという苦しみを抜けた方は、たとえ無くてもこれから創っていくことが出来るのです。
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