タイトルが長くなりました。
会話中や相談中に、あなたに対して一方的に自己の価値観や意見を喋ってくる、そんな人が皆さんの周りにもいませんか。強烈な人だと相手に喋る隙を与えさせません。そういった人は「ああした方がいい、こうした方が方がいい」と意識下では一見あなたのためを思ってアドバイスをしているのかもしれませんが、無意識化では相手をコントロールしたのかもしれません。たまに、こういった人がコーチングを謳っていますが、コーチは絶対にこういった手法は取りません。
以前、人間は「ああしろ、こうしろ」と言われたら無意識に反発すると書きました。しかし、余りにも相手が早く口で喋って、あなたに喋る隙を与えない場合、あなたは頭がポーッとして催眠に落ちたような状態(変性意識状態)に陥ってしまい、それこそ無意識化に相手のメッセージがダイレクトに突き刺さってしまう場合があります。その時は自分では全くそうは思っていなくても相手から言われた言葉が正しく思えてしまうことがあります。後になって催眠から覚めた時に、「なんであんなことを真に受けたのだろうとか」、「なんであんな約束をしてしまったのだろう」と、人によっては大きな痛みと後悔が伴う場合があります。
なぜ、このようなことを書いたかというと、先日ホテルのロビーでお茶をしていたらネットワークビジネスの勧誘をしている場面に出くわしたからです。確かこの液体を毎日飲めば癌が治り、それを売りこんでいこうとか言っていたな。
全員で3人、商品について一方的に説明する人、もう一人はそうそうと相槌をうつサポート役、そして勧誘される人です。仕掛ける側は、希少性や権威づけ、社会的証明のテクニックを使っていました。そうそう、~しなけばあなたも癌なるとか恐怖の情動を煽っていたな。そうされると、勧誘される人も最初は半信半疑なのが、信じ込んでしまう危険性があります。
ましてや、同じことを言葉を変えて一方的に何回も言っていたので、受ける側は売り込む側に親近感(ラポール)を抱いてしまい、その人が言っていることが正しいと思うようになってきているのかもしれません。頭がポーッとしてきて、冷静に考えたらありえない論理でさえも、あり得ることになってしまうのです。(俺、私は頭が良いから絶対に騙されないという人ほど気を付けてください。過去にそういう人達が騙されて某カルトの餌食となってしまいました)。
もしあなたが上のような状態を感じた時は、直感を信じてください。おかしいと思ったら内臓、とくに胃に違和感を感じるなど、無意識がサインを出してくれます。
疑う心を持ってください。
この文章を読んだ人は、ココに書いてあることを信じてもいいし、信じなくてもいいです。あなたの直感に従ってください。