何をやっても上手く行かない時があるかもしれません。
頑張っても、頑張っても報われない。
『おかしいこんなはずじゃ』
『なんで上手く行かないんだ』
『このままではダメになる』
ネガティブなセルフトークばかりが目立って、イメージも悲惨なモノしか浮かばない。
マイナスのことばかりに囚われて、エフィカシーも下がってしまう。
負のスパイラルのような状況です。
そんな時がない方が良いのですが、時として起こってしまうものです。
そんな時は、ともかく安心を得てリラックス。
なかなか腑に落ちないかもしれませんが、そんな状況も抽象度を上げて考えれば、何か意味があり起こっているのではないでしょうか。
と言うよりもゴール設定次第で、後々この体験に対する認識も変えられます。
さて、一つの仮説ですが、なぜこんなことが起こるのか?
それは無意識に抑圧していた感情が、表出する際のプロセスではないのかと考えます。
何かのはずみで蓋が取れた。
その際に、意識ではコントロールできないほどのネガィブな感情が噴出してくる。
また、そのネガティブな体験は、外の世界の出来事として生じる気もします。
抑圧していたことが、感情ではなく、出来事として目の前に映る。
何か変な感じがします。しかし、この物理世界が、私たちが脳内(脳自体も情報)で創っている情報の一部であるのならば、自分では気付いていない感情等が目の前の認識している世界に伝播してもおかしくはありません。
セルフトークのコントロールは主に意識した部分を伝播させています。
また、別の抽象度で捉えると、全ては素粒子で出来ているのならば、私たちの感情や思いが目の前の世界に投影されてもおかしくはありません。
ここから導き出されるのは、抑圧していた思いが意識に上がるとは、浄化されるプロセスの一部かもしれないということ。
浄化を経て、次に大きな変化が訪れる。
実際にセルフトークのコントロールと謳っていますが、最初の3か月くらいは反動でネガティブなセルフトークが止まらないでしょう。
換言すれば、脳内に溜まったネガティブなセルフトークを排出して、後に入れ替えるということ。
加えて、ゴールを目指した途端にドリームキラーに囲まれるという経験もしかりです。しかし、ドリームキラーの存在を無視してそのまま突っ走っていると、いつの間にか、また新しい人間関係が生じています。
少し付け加えると、セルフトークもドリームキラーも、はたまたいきなり訪れる不運な出来事も、背後にはホメオスタシスの存在があります。
ホメオスタシスとは、恒常性維持機能です。これは私たちの身体のみならず、誤解を恐れずに言えば、世界のあらゆる事象に作用します。
乱暴に説明すると、心も体も、月も太陽も全ては情報。
情報を五感で感じ取って、月や太陽として脳内において在ると思い込んでいます。
そして、ホメオスタシスは情報を一定にしておきたい。月と地球と太陽の位置関係も一定にしておきたい。
日本においては地理的に春夏秋冬と四季を感じる。
※現在流行りの地政学も、地理がそこに居住している人々の政治思想や外交政策に反映されるという点では、ホメオスタシス理論だと考察します。これも研究していきたいと思います。
暖冬の翌年に大雪が降る。この現象も、ホメオスタシスが天候という情報を一定の関係に保ちたいからに他なりません。
アメリカが積極的な外交政策を取れば、次は孤立主義に戻っていく。日本政治の右翼→左翼→右翼という流れもホメオスタシスサイクルかもしれません。
経済モデルが、先進国→発展途上国へと流れるのもホメオスタシスサイクルかも知れません。
アメリカのトランプ次期大統領や、フィリピンの大統領が誕生して太平洋に役者が揃った感があるのも、時代が帝国主義へと舞い戻る、ホメオスタシスサイクルかもしれません。
ともすれば、日本もポピュリズムに押されたそれなりの首相が登場するでしょう。
このように書くと、人生を変えようと思っても結局は変わらないのかよと思うかもしれません。
しかし、それは杞憂と言うもの。
天気に関して言えば外国に行けば、四季がない世界に行けます。頑張れば太陽系以外にも将来はいけるのかもしれません。
人びとの意思が集まれば、帝国主義的な世界にNoを突き付けられます。
つまり、意思によって流れを変えられるということ。
私たち人間も意思によって、関係性を変えることにより在り方が変わってしまうということでもあります。
余談が長くなりましたが、上手く行かない時も大丈夫。
それは大きな変化の前触れかもしれません。
頑張ってゴールを達成しなければならないこともありません。
意外に思われるかもしれませんが、達しても良いし、達成しなくてもいい。
達成しなければならないということ自体、スコトーマです。
どちらでも意思によって選べます。