昨日は悪い魔法と低い自己評価について書きました。
前回あなたは悪い魔法にかかってしまって、自己評価が低く押さえつけられてしまっていると書きました。
とはいえ、もう一つあなたの自己評価が高まらない要因があります。
それは臨場感です。
臨場感とは、『本当にそうに違いない、この体験が本物に違いない』というような感覚です。
『自分は大したことがない』という信念は、自己評価を下げてしまうのはもちろん、それ自体が臨場感です。
要するに『自分は大したことがない』という信念が、本当にあなたをそうさせてしまっているということ。
加えて『どーせ他人も私のことは大した人間ではないと思っている』に違いないという臨場感も強化されます。
本当のところ、他人がその人のことを大したことがないと思っているのかどうかは分かりません。
むしろ、その人も自分のことしか興味がないと思います。あなたのことなんておそらくは気にしていないでしょう。
しかし、自分は大したことがないという信念が強ければ強いほど、『あの人からも、そう(大したことはない)思われているに違いない』と思い込んでしまうものです。
これが、いわゆる他人の目の正体です。
ますます『私は大したことがない臨場感』が強化されます。
さらに、『自分は大したことがない』という臨場感が強化されれば、不思議なことに他人もそれが現実になるように加担します。
例えば、あなたが一念発起して、『このままだと嫌だ、自己評価を高めて人生を変えたい』と何らかのアクションを取ろうとしたとします。
そうすると面白いことにあなたの友達やパートナーなどが『そんなことあなたらしくないよ』と言いながら、あなたの行動を妨害しようとします。
また、よしんば、あなたの決意を秘密にしても、例えば、新しいアクションを起こすために、気になるセミナーに応募しようと思った矢先、その日は既に別の用事が入っていたりします。
仮に予定クリアしても、不思議なことにセミナー当日にパートナーが熱を出して、看病が必要になったりします。
まるで、何らかの見えない力が、あなたの変化を妨害しているかのようです。
さらに加えると本屋に行って『すぐに行動できる自分』という類の本を買って、すぐに行動に移そうと決心した場合を考えます。
この場合も一日、二日は目標に向かって何らかのアクションを起こせるようになりますが、確実と言っていいほど、三日目にやる気がなくなります。
そしてまた『自分は大したことがない奴』だと凹んで、その信念を強化してしまいます。
では、私たちがこの状況から脱すにはどうすればいいのでしょうか?
その答えがゴール設定なのですが、同時に視点を高く持つことです。
もっとも、きちんとしたゴール設定は視点を高く持つことを内包しています。
でも、いきなりゴール設定は難しいという声を聴きます。
なので、視点を高く持つようにしましょう。
高い視点ファーストです。
そのための具体的な方法は今まで書いた記事と重複するので、興味があれば参考にしてください。
※記事では映像化とありますが、これをそっくりそのままゴール設定に差し替えてお読みください