今日はいつもと違ったテーマです。
子どもの将来が心配で仕方がないという相談を受けました。
今回は心配するのは止めなさいではなくて、心配すればどうなるのか淡々と私なりに書き記します。
まず、子どもにとって親は身近な存在であり影響を受けやすいです。
また、判断能力のない子どもにとっては親が権威であり絶対的な存在です。
その親が子どもに対して抱いたイメージは強大であり、子どもの想像力では反駁が極めて難しいでしょう。
親子は臨場感空間を共有しているので、親が感じている気持ちやイメージは子どもにモロに伝わります。
なので、子どもに対する心配は間違いなく伝わります。
理由は、その子どもが感じるイメージに、子どものホメオスタシスは同調するからです。
親御さんが、子どもの将来が不安だと信じれば、信じるほど、その心配した方向に進んでいきます。
いつの世も確信が高い方が周囲を巻き込みます。
また、『信じる×信じる』は、より現実化します。
よって、親御さんが心配したとおりになります。
そして、おそらくは親御さんは心配した結末だけに注視するでしょう。
ロックオン(Lock on)です。
この状態であれば、仮に、心配したとおりではない、ある意味想定外の良い展開が訪れても見えなくなります。
ロックアウト(Lock out)です。
結果的には、心配したことしか認識できないので、親子にとっては心配したことがリアルな記憶として残ります。
良くも悪くも思った通りの現実が展開する、リアライズドバーチャリティー(Realized Virtuality)です。
それがホメオスタシス、縁起の理です。
最後に、親が心配したとおりの結末を迎えた子どもは、真面目で心優しい子どもであればあるほど、『僕のせいで親が悲しくなった、僕はダメな子だ』というセルフイメージを持ってしまう可能性があります。