ゴール設定にもとづいて抽象度を操作したり、呼吸やアファメーションを実践したりしていくと、他人に対する影響力があがります。それは雰囲気美人力があがるということです。
雰囲気美人は自己主張が控えめで、いかにも大和撫子的なポジションにいます。
自己主張は控えめですが、でも他人の無意識への介入力は半端ありません。この他人への無意識への介入というのが重要となるポイントです。
よくもわるくも、日本社会はまだまだ男性優位の社会です。
女性の自己主張が強すぎると、よからぬ反発を食らってしまうと恐れが高く、コーチング用語でいうところのドリームキラーからの妨害を受けやすいのが現状です。
しかし、雰囲気美人は日本という空間に上手に入り込みます。
ぱっと見、目立ちませんので、嫌がらせや足の引っ張り合いが跋扈するこの国のネガティブなシーンにおいても攻撃を受けにくい。
けれど実際は、雰囲気美人がその君臨する空間を支配しています。なぜならば、抽象度が高いからです。
コーチング用語ではこれはRゆらぎといいます。Rとはリアリティーの意味で、他人が感じている現実感を、自分が演出したい世界に引きずり込むこと。
自分が演出したい世界に引きずり込むとは、他人が雰囲気美人の思うがまま動いてくれるということ。
雰囲気時美人は、存在そのものがRゆらぎです。というか、むしろ逆で、他人のRをゆらがせるから雰囲気美人なんですね。
もちろん、それは影響力がある女性だということであり、カッコいいと憧れられるロールモデルです。
雰囲気美人とは、ちょっとタイプが違うかもしれませんが、例えば、90年代後半は安室奈美恵さんが、間違いなく当時の若い女性のロールモデルでした。
安室さんは目立つどころではない、カリスマ的女性ですが、Rゆらぎの説明に適しています。
同年代の女子(通称アムラー)が安室さんのメイクやファッションを(できるだけ)真似していました。
(できるだけ)日焼けして、眉を細く描いて、スカートは短く、ルーズソックスという出で立ちの女子が、この田舎でも闊歩していました。
ここでのポイントは、安室さんは別に自分の真似をしろと頼んでないけれども、日本中の女子が勝手に真似をはじめたというところにあります。
なぜ、真似をしたのか?
次回はこのあたりを探っていきましょう。
~続く