最近女性の方からの相談が多いと書きました。
その中で私がメールコーチングを担当した女性とのやり取りを、ご本人のご承諾を得たので再現します。
本当は少しぼかした書き方にしようと思ったのですが、ご本人からよりリアリティが伝わるので、生々しく書いて大丈夫と言われました。
約1か月前の出来事でした、A子さん(20代女性)から恋愛に関して問い合わせがありました。
会社の取引先の男性を好きになったそうです。
その男性はとても頭が良く、外国語にも堪能、スポーツも得意でイケメン、女性なら本能的にセクシーさを感じて好きになってしまうタイプだそうです。
そのB男さんを好きになって、二人は恋人の関係になりました。ただ、B男さんには妻子がいることを除いて・・・。
妻子ある人を好きになってしまった。この関係ではいけないと思ってB男さんと距離を取ったそうです。でも、やっぱり気になる。
忘れようと他の男性のことを好きになろうと、違う男の子をデートに誘うもなかなか本気になれなかったそうです。
『やっぱりB男さんのことが忘れられない』。
『彼が嘘つきでも、会社の先輩と付き合っていても、付き合いたいと思ってしまいます』
※太字はご本人の文より引用
そんなこんなで、ヤキモキしている間に、B男さんは会社の先輩(女性)と仲良くなっていました。
A子さんは先輩に対して強烈な嫉妬を感じたそうです。
B男さんは、そうやって女性をたぶらかしてばかりいる。嘘つき。
嫉妬の感情がB男さんへの憎しみへと繋がっていきました。
でも、やっぱりB男さんが気になる。
私はどうしたら良いの?
悩んでいるうちに、無意識のうちにMRCにコンタクトを取りました。
A子さんとはメールを媒介にして、ほぼ毎日コンタクトがありました。
Bさんへの気持ちはもちろん、A子さんのゴールについても積極的にコーチにコミットしてきました。
コーチにコミットする。そして、コーチからフィードバックを受ける。コーチから返ってくるフィードバックはA子さんのそれよりも高い抽象度から返ってきます。そうすることにより、自分自身を一段高い抽象度から俯瞰できますし、書き換えていくにも役立ちます。低い抽象度では、ホメオスタシスの抵抗に遭うだけです。
抽象度の低い『スグに行動』だけでは、上手く行かない理由がここにあります。
レベルの高いコーチングは、いきなり抽象度の高い方法で、相手の潜在能力を引き出し、この『超情報場』を変化させて、問題の解決を図ることになるからです。
苫米地英人著 Dr. 苫米地の『能力』の使い方 徳間書店 P208.
A子さんは、単にメールのやり取りにしか認識していなかったと思いますが、コーチは高い抽象度からアプローチしていたのです。
その甲斐あってかA子さんの自己評価(エフィカシー、セフルエステーム)、抽象度が高まっていくのを文面から感じ取れました。
また高い抽象度における恋愛のゴールが設定され、A子さん自身がそれに相応しい自己イメージに変わっていったのです。
当初はBをさんに対する愛失望や嫉妬、愛情の裏返しである敵意を打ち出した感がありました。その理由はB男さんを思うようにコントロールしたいという欲求が見え隠れしていました。それは抽象度の低い発想です。
しかし、メールコーチングの回数が増していく度に、相手の幸せを慮るような内容にガラッと変わってきました。
実際にマインドが変わってから、A子さんはB男さんに再開しました。
今までの私で、彼は私のことが好きなんだ、壊れてしまったと思っていた縁はずっと繋がっていた、より成熟した形で思いは深まった、彼を信頼していなかったけれど、今は信頼出来る、新密度は物理的な関係を超越しているように思える。
例えは、頻繁に会えなくても以前のような渇くような寂しさ、彼の愛を日々確認出来ないと不安定になるような感覚、彼に認められるために頑張る、報告する、というのがなくなった気がします。
それは、私が彼を幸せにしたい、喜ばせたい、笑わせたい、誰よりも彼の見方でいたい、どんな彼も100%肯定して励ましたい、彼の価値素晴らしさに気付いてもらいたい。彼にはいつでも幸せでいて欲しい。奥様との関係が改善されて、私が必要なくなったとしても、彼には幸せでいてもらいたい。
以前は彼からメールが来ないと不安になっていました。我慢したり待っていたり。けれど、今は彼のペースに合わせていたい、もしもうメールが来なくなっても大丈夫と執着がなくなりました。
ガールフレンドは取り替え可能ですが、彼にとって一番のコーチでいたいと思いました。
※太字はご本人の文より引用
いかがでしょうか?
約1か月間で大きな変化を遂げました。
自己評価と抽象度が上がったおかげで、彼に対する気持ちも余裕が出てきました。
スコトーマも外れてきています。
結果、B男さんとの関係性が変わっています。
※A子さんのマインドにおける、B男情報場に対する認識が変化した。この関係は物理空間での写像として表れる。
また今までは自分の都合でB男さんのことばかり見ていたければ、今はB男さんの立場になって止観することができるようになっています。
少し難しいですが、この止観により、Aさん自身で、Bさんとの関係を操作しています。
だんだんと菩薩に近づいて来ています。
また、自分を犠牲にしているだけと誤解する人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。相手の幸せのために貢献している私は嬉しいという感覚です。
当初の自分本位の幸せからは、自分を含めた相手の幸せ、それよりも相手のための幸せです。
縁起人の感覚であり、抽象度の高い人でしかこの感覚は味わえません。
と同時に、A子さんは恋愛以外のゴールも設定して、そこに向けて進んでいます。止まれという方が無理な状況です。
B男さんとも良い関係を気付いているそうです。今日も嬉しい知らせが届きました。
後日談
A子さんは、抽象度を上げて、止観することにより、一か月前の彼に対する思い込みは、自分自身が創った幻想であると気づかれました。
本当は嘘つきでもないし、チャラクナイ。というより嘘つきでプレイボーイというブリーフを勝手にA子さん自身が思い描いていた幻想でした。
わたしたちは真実に基づいて行動するのではなく、自分が真実だと感じ、信じたことに基づいて行動する
ルー・タイス
以下本人談
彼が私が好き、今の私が好きとはどうしても思えなかった。
彼を信じていなかったから上手く行かなかった、苦しかった、自分の価値も信じていなかった。
だから、どんどん素直になれなくなって、好きなのに先輩に嫉妬していて平気なふりをしてしまったり、強がってしまって、耐えられなくなって爆発してしまい、私が好きなら証拠を見せてと! きぃーってなりました。
※太字は本人の文より引用
以上、メールコーチングのリアルを書いてみました。
『未来に船出!ナイトクルーズ&グループコーチング in 神戸』
※良い席が確保できたので、グループコーチングにアップデートしました。
日時:平成29年9月16日(土) 18:30-21:00
※18:30現地集合
場所:神戸市内某所 お申し込みをされた方に個別にご連絡差し上げます。
定員:限定2名
参加コーチ:石元めぐみ 斎藤貴志 ※ともに苫米地式認定
詳細はこちらまで
https://goo.gl/bhWhmx