セルフコーチングとは自分自身でゴールを設定して、エフィカシーを高めて、ゴールを達成していく手法です。
私は正直に申しますと、ホメオスタシスの抵抗に遭って、セルフコーチングがなかなか前に進まない時期がありましたが、ブレイクスルーを起こすポイントを発見しました。
それは他人のためにセルフコーチングを実施すること。
人は社会的動物であり、群れに生きる生き物です。自分のためよりも人のためだと頑張れます。
また私達は単体ではなく、他者との関係性の中に存在します。他人の影響を受けていますし、また他人に影響を与えています。
ドリームキラーが表れて来るのもそのためです。あなたの変化を拒みます。
ということは、セルフコーチングを実施して影響を受けるのは、自分自身はもちろん、関わる人も同じくです。
例えば、コーチがセルフコーチングを行なうのはなぜでしょう?
コーチ自身のエフィカシーを高めていくのはもちろんですが、クライアントさんのためでもあります。
あなたのコーチのエフィカシーが低ければどうなるでしょうか?
クライアントがビックリするようなゴールを提示した際に、コーチのエフィカシーが低く、言葉に出さなくても、または口先だけで同意していても、ゴール達成は無理だと思えばどうなるでしょうか?
原理は省きますが、結論としてクライアントのゴール達成は難しくなるでしょう。
そうならないためにもコーチはセルフコーチングを常日頃から実施して、エフィカシーの塔として君臨しておく必要があります。
存在自体がアファメーションです。
コーチでなくても、例えば、親子の場合、親御さんのエフィカシーが高まれば、お子さんにダイレクトに響きます。
『僕は将来こうなりたい』とお子さんが言った場合に、
『そんなの無理、現実を見なさい』と返していませんか?
その時点でお子さんの可能性世界の一つが閉ざされます。
というよりも現実がどうやって創られているのか理解してから、現実という言葉を使うようにした方が良いでしょう。
無知ゆえに子どもの未来を潰すことは無念極まりありません。
以上のように抽象度を上げて捉えるとセルフコーチングとはMy self(私自身)ではなく、Our selves(私達自身)のためのコーチングであると捉えることができます。
※もしかしたら抽象度を高めたポイントでは、一つであるのかも知れませんが。
君のためなら頑張れる!
そこにも努力は必要ありません。
頑張れちゃうのです。