内部表現の書き換えという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
内部表現の書き換えとは、私たちのコーチング(苫米地式)にて、よく使われる専門用語です。
簡単にいえば、あなたが今現在選んでいる情報Aを、別の情報Bに変えることです。
たとえば、あなたは今夜、セブ〇イレ〇ンのパスタが食べたい(A)と食指を思っているとします。
このあなたの選択肢をロー〇ンのソバに食指を動かす(B)ことが内部表現の書き換えです。
もしくは、あなたが嫌いな〇〇さん(A)がいるとします。
この〇〇さんのことを好き(B)に変えてしまうことも内部表現の書き換えです。
私たちコーチはクライアントに対して、この内部表現の書き換えの技術をつかって、ゴール達成にふさわしい情報に書き換えます。
アヤシイ! そんなことが本当にできるのか?
と、思うかもしれませんが普通にできます。
その理由は、人間は五感プラス(+)αだけでもたくさんの量の情報を処理しています。
けれども、その全部は処理できません。
瞬間瞬間における自分にとって重要な情報をだけを、ごく一部だけ切り取って、脳内で継ぎはぎして意識しているのです。
言い換えれば、意識されていない情報もまた身近に多数存在しています。
この意識化されていない情報を、別のものにとりかえる。
すると、(その人にとっては)全く別の現実が表れます。
これが内部表現の書き換えのカラクリの一つです。
余談ですが、ある時、あなたの視界にイケメンが登場して、その人のことが気になった場合も内部表現の書き換えです。
イケメンがいなかった情報(A)→イケメンがいる情報(B)に、あなたのリアルが書き換わったからです。
さて、前置きが長くなりましたが、最近私が内部表現を書き換えられた話をシェアします。
先日、背中のマッサージを受けてきました。
長年、背中が凝っていたからです。
実は身体の痛みの正体は、心の痛みと深く関連しています。
身体の痛み=心の痛み
※カラクリはまた別の機会に話します。抽象度がキーワード
マッサージ師さんが、私の身体の痛みのある部位をゆるめました。これは心をゆるめることでもあります。
すると、ある感情が浮かび上がって(意識化)きました。
その中身は、私は他の人に比べて、遅れている、劣っているという判断です。
なぜ、そんなことを考えるに至ったのか?
私は中学生の頃に不登校だった時期があり、かつ高校も4年通っていたからです(一回辞めた)。
こういった感情や価値判断を長年、無意識下に抑圧していたことが判明しました。
抑圧されていた感情が意識に表れました。
と同時に、人と違うことは自分の強みだ。
むしろ、人と違うおかげで特殊技能(内部表現の書き換え)が身に付いた。ラッキー!
という風に認識が変わりました。
はい。これこそが内部表現の書き換えです。
A 人と違っている=悪いこと
B 人と違っている=自分の強み
認識が180°ひっくり返ってしまいました。
すると、不思議なことに20年近く悩まされていた、背中のコリが消えてしまいました。
私にとっては、背中の凝りがない、今までとは全く違う現実世界にワープしてしまったのです。