※メルマガを大幅に加工・修正しました
先日、ある女の子がメールで悩みを相談してくれました。
具体的な話の内容は守秘義務のために語れません。ただし、ご本人の事前チェックを受けて本メールを流します。
いつもは超元『気』な彼女がこの時ばかりは深刻な雰囲『気』(文面からそう伝わる)で、元『気』がないようでした。
しかし、最終的にはメールをした後に元気になりました。新しい『気』づきも沢山あったようです。
本人曰く『思考が整理された』そうです。
『めでたし、めでたし』です。
さて、なぜお悩み相談が上手く行ったのかを再検証してみましょう。
①なぜ、悩みを語ったのか?
それは苦しい状態から逃れたかったからです。
大概の人間は嬉しい、楽しい、気持ちいい、誇らしい、清々しいなどのプラスの気持ちが大好き。
一方で、苦しい、イヤという気持ちからは逃れたいもの。
そんな中、彼女の無意識はそうだ!この人に相談すればプラスの気持ちになれると感じて、私に悩みを打ち明けてくれたと推測します。
そう言ってお悩みを打ち明けられた私も嬉しく、役に立ちたいと思ったのでした。
お互いの背後に、嬉しい、楽しい、気持ちいい、誇らしい、清々しいなどのプラスの気持ちを味わいたいという意図があります。
この嬉しい、楽しい、気持ちいい、誇らしい、清々しいなどのプラスの気持ちは大変強烈です。
例えば、あなたが熱い中、ついついカフェに吸い込まれてお茶をするのは、美味しいアイスコーヒーを飲んで涼しい状態に浸りたい、ひいては気持ちいい、心地いいというプラスの気持ちを感じたいからではないのでしょうか。
そこに価値を感じてお金と時間を払っているはずです。商売が上手な人はそのあたりをよく心得ています。
実際に、先日たまたま別の女性から『彼氏がたくさんプレゼントくれたり、食事を奢ってくれたりします。こんなに良く(気)を使ってもらっていいのでしょうか?』という質問を受けました。
その答えは、『いいに決まっている』です。
その彼も、その女性にプレゼントを遅れたり、奢ったりすることができて嬉しいのです。
大切な女性が喜ぶことに貢献できて、幸せを感じていることに間違いありません。
その女性との幸せな未来のために、仕事だって頑張れてしまうもの。
『君のお蔭で僕はこんなに頑張れる』ことの対価であり、『仕事を頑張った先には、彼女の笑顔』があり、それを見ることが嬉しくて仕方がないのです。
その男性の中で彼女のことを思い出したり、考えたりしただけでドーパミンという脳内ホルモンが分泌されます。
ドーパミンは運動を促すホルモンであり、誤解を恐れずに言えば、男性の場合はエッチなことをイメージした時や実際のエッチの時に流れます。
この作用は無敵です(笑)
なぜならば、子孫を繁栄させて種を保存していく為の強力なホメオスタシスだからです。
彼にとって彼女とのエッチを想像しただけで、この運動ホルモンが分泌されてエネルギーが発動されます。
この一連の流れをプライミングと言います。
このために大変労力を要するデートプランを考えたり、デート代を稼ぐために熱い中でも毎日出社して、仕事を頑張れたりしてしまうのです。
さらに、このドーパミンが分泌された後に、セロトニンという快楽物質が放出されます。
これが嬉しい、楽しい、気持ちいい、誇らしい、楽しいのプラスの気持ちの正体です。
人間はここを目指します。煩悩です。
セロトニン放出は煩悩ゆえに中毒性があります。
ただし、煩悩全般が悪いのではなく、ほどほどにコントロールしていく必要があります。
また、セロトニンは恐怖体験や痛みなどからも放出されます。
例えば、手や腕を切るという自傷行為が止められない人がいます。この人もアタマでは自傷行為は馬鹿げていると思っていますが、しかし行為に伴いセロトニンが放出されて次第に快感を覚えていきます。
これは煩悩のコントロールに失敗した例です。
さて、彼にとってもしかしたら最初はエッチが目的だったのかもしれませんが、次第に彼女が喜ぶ顔を見て嬉しい、楽しいなどと感じるようになります。
要するに、愛おしくなります。
それは人間の脳が進化しためにエッチなエネルギーを、エッチ以外の行為や思考に転用できるようになったからです。
彼にとっては、彼女と創り出す幸せな未来のイメージです。
彼と彼女との仲が深まり、この幸せなイメージに臨場感を覚えるようになり、そのイメージへ向かっていくことがコンフォートゾーンになったのです。
それが『彼氏がたくさんプレゼントくれたり、食事を奢ってくれたりします』の正体です。
さて、大分話がそれてしまいまいましたが、相談をしてくれた女の子は、悩みから解放されたて、嬉しい、楽しい、気持ちいい、誇らしい、清々しいというプラスの気持ちを取り戻したいと思ったのです。
このために彼女のホメオスタシスは、私に相談をするという方法を発見して、プラスの気持ちを取り戻したのです。
これが悩みを語ってくれ、悩みから解放された一要因です。
続きはまた別の機会に書きます。