ゴール側の自分に向かって行く時にホメオスタシの抵抗は強力だ。
コーチングが効いてくると、いろいろと不思議な体験が起こる。
先日、身内が体調不良で入院をした。
幸い大事には至らなかったけど、この臨場感は強烈だった。
予定されていた遠隔でのセッションも延期してもらった。
一時的に、現状はおろか過去に引き戻された。
コーチング?ゴールって何だっけ?という具合だ。
しばしば、死に関する臨場感は強烈だというが、あれは本当だ。
恐怖が尋常ではなく、扁桃優位の情報処理となり、さすがの私でもパニックに陥りそうになった。
ゴール側の臨場感が一気に別の臨場感へ持ってかれた。
しかし、無意識のうちにコーチ仲間に相談していた。
彼らはこの様な緊急事態や危機的な状況にこそ、最も力を発揮するプロフェッショナル。
いろいろと情報提供をしてもらって少しずつ冷静さを取り戻していった。
有事の際は、あのヒーラーに連絡をとって、いや有事でなくとも有事を予防するために処置をお願いしてなど創造性が発揮された。
さすが百戦錬磨の人達だ。大変感謝しています。
これが場の力であり、縁起の力だ。
余談だが、コーチと場を共有する意味が改めて分かった。
クライアントはゴールを徹底的に応援してくれるコーチがいるから、そちらの臨場感が選ばれる。
その臨場感にクライアントのホメオスタシスはフィードバックしていく。
ホメオスタシスフィードバックは凄まじいので、クライアントは激変していく。
一流のコーチとなると、実際のセッションを受けるまでも、そのコーチの名前を聞いただけで心身に何らかの変化があるらしい。
さて、自分の変化と身内の体調不良は何にも関係なさそうだが、それはどの抽象度で捉えるのかによる。
ご存知の通り私の自我は身内との関係性によって規定されている。縁起がもろに繋がっている。
縁起とは情報空間に広がるホメオスタシス。
私に変化の兆が見えてきて、それをストップするためにホメオスタシスフィードバックの一端として身内が体調を崩したとも考えられる。
同じような例はドリームキラー。これも自我の変化をさせないために、ホメオシタシスの作用として出現する。
また他にも不思議な事があった。
さて、この感、何もやる気が出なくなり、ネガティブなセルフトークしか湧いて出なくなった。
前が全く見えない状況に陥った。
しかし、どこからか『どっちを向く?こんな時は悪い状況でも、良い状況でも観た方向に進むよ』という声が聞こえてきた。
前を見るようにした。
その途端に、Jazz Pianist 山中○尋さんの曲 『insight foresight 』のメロディとともにエネルギーが湧いてきた。
今回の一件を振りかえると、ネガティブな状況を悪くとらえてしまいがちだが、ある意味必要なプロセスだった。
今回の一連の出来事をホメオスタシスとの関連として捉えれば、一つの解釈として、心の底に抑圧していたネガティブなエネルギーが上がってきて、それが具現化されて目の前の現象として起こった。
真水を入れるには一度泥水を捨てないといけない。好転反応だ。
また、たまたま、手術を担当してくれた先生が遠い親戚だったらしい。
物理空間で場を共有する人は、情報空間で何らかの縁起の写像であると納得された。
情報空間と物理空間の連続性、臨場感について深く学び、全てはマインドの内側であると学ぶことができた。
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