ナルシズムをエフィカシーに転換するには?

ナルシズムをエフィカシーに転換するには?

前回はナルシズムとゴール設定、そしてセルフエスティームとの関係について書きました。

 

今回はセルフエスティームと、エフィカシーをあげる方法を説明します。

 

 

 

 

それはズバリ抽象度を上げることです。

 

 

🐹(チュウ)象度とは、簡単にいうと視点の高さです。

 

 

 

これは少し難しい説明ですが、今あなたが最もリアリティを感じている世界を物理的現実世界と呼びます。

 

 

一方で、アタマの中のイメージの世界もあります。

 

 

そして、物理的現実世界とアタマの中は繋がっています。

 

いや物理的現実世界もアタマの中の世界の一部です。なぜならば、物理的現実世界もあなたの五感で認識している世界だからです。

 

アタマの中の世界を操作すると、物理的現実世界にも反映されます。

 

 

 

 

女性のあなたが恋をすると、お肌のつやが良くなります。

 

また、痩せた姿やバストアップした姿を強烈にイメージ出来ればそうなります。

 

 

 

巷で、そんな話を聞いたことありませんか?

 

 

 

このようなことが可能なのは、アタマの中の世界と物理的現実世界がリンクしている証拠。

 

他にも、物理的現実世界の法則がアタマの中の世界にも当てはまるケースがあります。

 

 

 

 

 

例えば、1.0mのところからボールを落とすよりも、50.0mからボールを落とした方が威力が増しますよね。

 

50.0mの方が10.0mよりも、ポテンシャル(潜在)エネルギーが高く、落としたボールの速度や破壊力は大きいです。

 

同じことが、アタマの中のイメージの世界でも起こります。

 

 

 

 

 

視点の高い思考、例えば、自分個人よりも、自分と愛するパートナーのため、さらには自分を含めた仲間のため、究極には、地球人類について考える方が抽象度は高くなります。

 

 

このような視点で考える、つまり抽象度の高い視点で捉えることで、アタマの中の世界でのポテンシャルエネルギーは大きくなります。

 

 

 

 

これを日常生活に落とし込めば、その影響力は計り知れません。

 

具体的には対人関係では、あなたの影響力が増します。同時に、自身にとっては、あなたのココロの状態も書き換えてしまいます。

 

 

 

例えば、知らないオジサンから、『お金を貸してください』と言われても、あなたは拒絶するでしょう。

 

下手をすれば通報沙汰です(笑)。

 

 

 

でも、今度は同じオジサンでも、『世界の貧しい子を救うために募金をお願いします』とアプローチされればどうでしょう?

 

断りにくいし、募金をしてしまいそうになりませんか?

※このカラクリを使用した詐欺もあります。『詐欺的手法にご注意を!』https://goo.gl/qvXRqK

 

 

これは個人の経済問題よりも、世界の子どもたちという視点の方が抽象度は高く、対人関係における影響力が高いためです。

※抽象度の詳細が知りたい方は『思いどおりに人生と周囲を操る 禁断の抽象度活用術!』https://goo.gl/SPiuzS をお読みください。

 

 

 

自分に対しては、ナルシズムをエフィカシーに昇華します。

 

パートナーや仲間、人類全体は、私に対して○○のように処遇すべきと、自分中心で囚われているのがナルシズムです。

 

反対に、自分だけのことよりも、自分を含めた仲間、ひいては人類全体のメリットについて考えるのは全くナルシズムではありません。

 

むしろ愛。

 

この愛は自分や仲間を肯定していなければもてないのでセルフエスティームが高くなっている証拠。

 

 

 

また、この結果、いつの間にか、しなければならない(have to)が、したい(want to)に変わっています。

 

 

したいを選ぶのも、自分にはできると確信しているから、そう思えるわけだし、『私ならできる』がエフィカシーです。

 

『したい』と思うけど、『私には無理』だから、代わりに『しなければならない』はエフィカシーが高まりきれていません。

 

 

 

ナルシズムも、エフィカシーも根源は先のアタマの中でのエネルギーであり、別の抽象度では生命エネルギーです。

 

 

これをフロイトはリビドーと名付けました。

 

この生命エネルギーが自分だけに向けばナルシズムです。

 

 

 

 

でも反対に抽象度が高まり、外に向けばエフィカシーです。

 

また、エフィカシーもセルフエスティームも本質的には同じです。

 

 

 

なので、抽象度が高まればセルフエスティームも高まります。

 

 

人がナルシズムに囚われている時は、セルフエスティームやエフィカシーが低い、その反動で私は○○でなければならないに囚われた状態です。

 

このよう時に壁にぶつかると神経症が顕在化します。

 

他人の目が気になる

抑うつ状態になる

被害妄想が激しくなる

 

 

などの症状が顕在化します・

 

 

 

私もかつて医者から『あなたは神経症と言われて治す術はない』と宣告されました。

 

しかし、私はそれを頑なに受け入れませんでした。

 

良くなる方法はどこかにあるハズだと。

 

 

 

神経症は生命エネルギーが内に向き過ぎて、エラーを起こした状態です。

 

簡単にいうと自分に囚われすぎた状態です。

 

なので、意識を外に向ければ良くなります。

 

 

 

そのためには抽象度を上げることです。

 

私はコーチングを受けた結果、抽象度が高まり、神経症は寛解しました。

 

10年間くらい服用した薬も断つことができ、一時的に状態が改善するだけのカウンセリングも必要なくなりました。

 

 

 

 

壁にぶち当たってもかつては、もうだめだと感じていましたが、今は『自分なら対処できる』とナルシズムから転換されたエフィカシーによって前向きです。

 

意図的に前向きではなくて勝手に前向きでありホメオスタシスが神経症モードの逆に働いたためです。

 

 

ゆえに、先にあげた理論と自分自身の経験を鑑みて、ナルシズムや神経症を改善する有効な手立ての一つは抽象度だと考えます。

 

 

 

 

話が少々飛びましたが、抽象度を上げることでセルフエスティームが高まり、ナルシズムがエフィカシーに転換されます。

 

抽象度を上げるためには、例えば、目の前のスマホを通信機器という視点で捉えたり、抽象度の高い人の側にいると効果的です。

 

 

 

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