ドリームキラーをドリームサポーターに転換させる技

ドリームキラーをドリームサポーターに転換させる技

ドリームキラーと呼ばれる人がいます。

ドリームキラーはあなたのゴールを否定してくる人です。このドリームキラーに妨害されてゴールを諦めてしまう人もいます。

 

 

このドリームキラーがドリームサポーターというあなたのゴール達成を応援してくれる人になったらいいですね。

 

今回は一緒にドリームキラーをドリームサポ―ターに変えてしまう方法を考えてみましょう。

ドリームサポーターとは、ドリームキラーとは逆にあなたのゴール達成を応援してくれる人のことです。

 

ドリームキラーをサポーターに変えるためには、前提としてあなたがリラックスをして深い変性意識に入れるようにすることが必須です。

 

変性意識は頭が何だかボーっとしたり、何かの作業に取り組んだりしている時に集中している状況です。他にもお酒を飲んだり、クラブで踊ったりしているなどの恍惚状態も含まれます。

 

 

変性意識が深まるとあなたのブリーフシステムは影響を受けやすくなります。

ブリーフシステムとは端的にいえば『ものの見方や考え方』のこと。

 

自分で意図的に変性意識に入る方法を練習していれば自分の『ものの見方や考え方』を他人の操作から守ることができるようになります。

これは自分で自分の世界をコントロールできるようになるということです。

 

そして、面白いことにあなたが深い変性意識に入ることができれば、それをあなたと空間を共有する人に移す、つまり相手も変性意識に陥れることができます。

 

こうなると相手のブリーフシステムにも影響を与えることができます。

 

例えば、人気YouTuberがなぜ人気なのかを考えてみましょう。

YouTubeの動画を観ている人は、この観るという漢字からも分かるように一定時間視点をあるポイントに集中させています。

 

実は人間は視点を一点に定めるだけでも変性意識が深まります。凝視法と呼ばれます。

そのために動画に集中している人は変性意識が深まりつつあります。

 

さらにYouTube は話が上手な人が多い。なお、ここで話が上手とは相手を催眠にかけるのが上手な話し方ということです。

一方的に早口でしゃべったかと思えば、急に黙り込んだり(単に映像だけのシーンに切り替えたり)、発声方法を変えたりして聞き手が不自然に思わない程度に混乱するように仕掛けます。

 

なお、人間の心は混乱(不安定)すると、安定を求めたくなります。

 

聞き手がYouTubeを見ている場面も、YouTuberと聞き手自身が共有した一つの状況です。

やり手YouTuberは先の話法で意図的にこの状況を不安定にさせます。

 

一方で、状況を共有する聞き手は不安定にされると無意識レベルで落ち着かなくなります。

落ち着く(安定する)ためには、『そうだこの人の言うことを信じてしまえば良い』と判断して、YouTuberからの情報を自分の中に無批判に取り込んでしまうのです。

※自分の存在も他からとの関係によるも一つの状況です。

 

 

この状況では動画を観る人は動画に集中しているだけで変性意識が深まり、さらにYouTuberの催眠的話術にさらされてしまいます。

カラクリを知らない人は逃げようがありまえん。

※知らない=意識に上がらないように仕掛けることをサブリミナルといいます。

 

動画を観ている人はまさか裏にこんなカラクリがあったなんて知らないでしょうから、いつの間にかYouTuberが作り出す空間を共有させられてしまいます。

気が付くとそのYouTuberのことを神として崇め奉て祭るようになります。気が付けば『いいね』をポチッと押してしまうわけです。

 

一介のYouTubeに対する認識(見方)が、いつの間にか神にすり替わっておりブリーフシステムが影響を受けています。

 

 

ちなみに、この記事を読んで『なるほど』と思ったら、あなたも変性意識によって私が創った世界に引きずりこまれたということです(笑)。

文体とは呼吸です。呼吸はかなり強い臨場感を生成します。

何が言いたいのかというと私の文章がスラスラと読めたら、私と呼吸が同調した=私がつくった臨場感空間に引きずり込まれてしまったということです。

 

 

 

さて、ドリームキラーをドリームサポーターに仕立て上げる話に戻します。実はこれもYouTuberのカラクリと同じです。

 

動画の代わりに、自分自身が変性意識を深めて、それを相手に移す。人間には同調作用がありますのでこういったことも可能です。

 

その次に、相手があなたに対して抱いている古いイメージよりも、圧倒的に強烈な新しいイメージ、ゴールのコンフォートゾーンのイメージを相手の目に焼き付けてしまいます。

 

そうすれば多少時間が掛るかもしれませんがドリームキラーが抱く、あなたに対するイメージは一新されます。いや一新されるしかありません。

先日書いた記憶の話をもとにすれば、あなたに対する古い記憶(見方)を新しいそれにアップデートさせてしまうのです。

 

また、あなたとドリームキラーが共有する空間も、このケースではあなたが作りだした世界にドリームキラーを引きずり込んでいますから、空間の支配者はあなたです。

 

人はなぜか空間の支配者に対して強烈な親近感を得てしまう生き物です。要するに、あなたのことを応援してしまいたくなります。

 

なお、以上のステップを一言で表すとエフィカシーを上げるという言葉に収まります。

※エフィカシーとはゴールに対する自己能力の自己評価です。