渋谷の街を調査せよ スコトマ(盲点)外しのトレーニング

渋谷の街を調査せよ スコトマ(盲点)外しのトレーニング

2015-10-06

今回のテーマは渋谷の街を調査せよ。
厳密に言えば、渋谷のお店の外見をみて自分がコンサルタントになったつもりで改良点を見つけることだ。ビジネス眼を鍛えるということでもあり、コーチング理論で言えば、スコトマ(盲点)を外すということだ。

僕にとって渋谷と言えば、昔からの先入観で若者の街。
それは間違いなくテレビ、雑誌によって形づくられている。本当にそうなのかという点を確認するためでもある(この話は、機会があったら書く)。

もちろん、コンフォートゾーンから外れてみるという意味もある。田舎者の僕でも、さすがに渋谷の街にも慣れてきたとはいえ、それはまだまだ道元坂などの表立ったストリートのことだ。今回はその道玄坂の裏路地を散策してみた。

渋谷はご多分に漏れず外国人観光客が多い。耳を澄ませば、英語、フランス語、中国語、タガログ語が聞こえてくる。その中で、英語を喋っているカップルにロックオンをした。距離は約7~10メートル、この距離を保ちながら人ごみの中を追跡していく。

読者の皆さま。尾行の訓練ではなく、あくまでもお店の外観をチェックするです。

カップルは、手に英語版東京ガイドとスマホをもって散策していた。お昼時ということもあり、食べ物屋を物色していると推測された。そして、メインストリートから裏路地に入っていった。急に人が少なくなったので、より間合いに敏感になる。

カップルは、スペイン風バル、ワインバー、カフェなどのシャレオツな店を見て回っている。お店の前に来るたびに、ブラックボードに書かれたメニュー表の内容とガイドマップ、スマホを見比べながら何やら相談している。Wi-fiが使えるか、店の雰囲気がどうかということについて話しているのだろうか。

ある時「あっ、メニューに日本語しか書いていない」ということに気が付いた。外国風のシャレオツなお店でも、メニュー表に日本語しか書いていなかった。そんなケースがざらにあった。ヒドイお店だと、Appetizer、Drink、 Alcohol とカテゴリーは英語で表記してあるのに、詳細はカタカナだったりする。何かの冗談だろうか・・・。

この外国人カップルは言葉が通じるかどうかを話し合っていたのかもしれない。お店にEnglish is availableと書かれていれば、かなりの差別化になるだろう。せっかく日本に来たら、日本のお酒が飲みたい。酔っぱらって思考が鈍くなった時だからそこ、英語が通じれば物凄くありがたいと考えるのではなかろうかと考えながらこのカップルより離脱した。

他のエージェント(だからエージェントではないって)からの報告によると、看板にそば屋の看板にSOBAと書いてあるけど、食券を含めて、その他は全部日本語というケースもあったそうだ。

言葉の分からない外国人は、いろいろと回ったけど結局は、安心を求めてスターバックス、マクドナルドなどの基本的に全世界どこでも同じメニュー、システムのお店で済ませてしまう場合があるのではなかろうか。日本人が海外に行くとお決まりのパターンらしい。これぞまさしく、コンフォートゾーンだ。

反対に、外国人観光客を巧みに誘導しているお店があった。それは大手家電ショップである。いつの間にか道元坂のメインストリートの戻ってきた僕は、熱烈歓迎と中国語で書かれた広告看板を目にした。その下に、申し訳ない程度で、英語、韓国語が書かれていた。お店の周囲には、爆買いをする中国人、もちろん店員も中国語で応対していた。中国人客を確実に捉えていた。さすが、抜かりがない。

余談だが、なぜかラブホテルの看板にはちゃんと英語表記がされていた(笑)Rest、Short Stayみたいに。

今回判明したことは僕の想い込み。外国人観光客の多い渋谷ならどこの店も外国人観乗客を取り入れるための施策を練っていると思っていたら、案外そうでもなかった。

他は、何ごともそうだが、テレビや雑誌に載っているのは、あくまでも渋谷の一部分だということ。中心から、少し外れれば閑静な住宅街があったり、IT企業群があったり、昭和を思い起こさせる飲み屋街があたりするということが判明した。これは実際に現場に行ってみなければ分からなかった。

わずか1時間ばかりのフィールドワークだったがとても学びがあった。ものすごい情報量だったので言語化するのに時間が掛るので、また別の機会に書くことにしよう。

10月18日(日)
大阪セミナーでセミナーをおこないます。

出演
アイドルコーチング 佐藤コーチ
ドイツ在住 光子コーチ
斎藤

詳細は↓
http://blog.livedoor.jp/success_/archives/1037744515.html