最近、ゴールの見直しをしてみると、私が決めたゴールはほとんどが他者評価基準で決めていたんだなと気が付きました。
秘密の特訓（笑）で抽象度が高まって、外国に足を延ばしてみてスコトマが外れたと考えます。
さて、他者評価の価値観に関して、私たちが生まれたときから何かしらの価値観に支配されています。
概して、その価値観に忠実な人が優秀で、そうでない人は、はみ出し者のレッテルを貼られます。
昔の軍隊の『服に体型を合わせろ』みたく、価値観自体にあなたを合わせろということです。
軍隊は鉄拳制裁で分からせたと思いますが、価値観自体は巧妙にそれを仕掛けています。
たとえば、苫米地博士の本によく日本は金融資本に洗脳されていると書かれています。
正直なところ、最初はその意味がよく分からなかったです。
その前提が、当たりまえの状況だったのでので、誰も洗脳されているとは思いませんでした。
むしろ『あなたが洗脳されているのでは？』と言った感じです。
抽象度の低い次元からは、上は絶対に分からないという良い例です。
とかく、人は自分が知っている知識や経験だけで世界を認識しようとしがちです。
たとえば、あなたがゴール設定をして、それを人に公言しようものなら、『お前は現実が分かっていない』と言われるのがオチでしょう。
抽象度が低いからあなたの過去だけしか見えない。またエフィカシーが低いから引きずり下そうとします。
なので、それに同調しないこと。下手をすれば命に係わります。
話をもとに戻して、世界の金融から見れば、
しばしば、日本人は一生懸命働いて政府に納税すると言われます。
↓
政府はそのお金で絶対に償還できないアメリカ国債を買って、アメリカを支える。
↓
アメリカも同じようにヨーロッパを支える。
↓
ゆえにヨーロッパの人は日本人ほど働いていないけど、なぜか豊かな生活をしている。
と言われますが、実際にヨーロッパの富裕層が集まる場所に行ってみて実感しました。
ヨーロッパの人々は、大概の国で有給休暇が最低でも1か月法律で決められているそうです。
日本人のようにアクセク働いていなくても、それなりの生産性と満足感を誇っています。
失業率も高く、悲惨なハズですが、日本ほど自殺者はいません。
犯罪が多い等のデメリットもあります。
だけど、それを差し引いてみても言葉にできない何かがあります。
美味しい野菜やワインが安く、日本ではそれよりも品質が劣る品が高級オーガニック野菜と称して4倍くらいの値段で売られている。
ワインやカバもワンコインで飲める（良質）モノが日本では2～3倍の値段で売られています。
ある意味、粗悪なものを法外な値段で売りつけられている。
また多くの国民の所得もそのコストに換算すればそこまで高くないと感じました。
世界で第2位、3位のGDPを誇る日本ですが、国民の一人ひとりは世界経済の末端要員という立ち位置です。
しかし、日本国内にいるだけでは、日本の臨場感が強く、なかなか気付けません。
お金を稼いだ方が偉い、稼ぐ人間が偉い！という価値観に支配され、（とくに最初は）多くの人もそれに準拠したゴールを設定します。
これは別に悪いことではありませんが、ほとんどの人間は稼ぎたいがゴールではないはずです。
本当は稼ぐことにそこまで興味はないから、それを基準にゴール設定をしても叶いにくいのです。
だって本当は望んでいないから・・・無意識も動きません。
本当に望んであることであれば、既に動いています。
むしろ稼ぎたいなら、基本好きなことを見つけて熱中する。
熱中すれば熱中すれば、この技術がやがて社会から認められて、需要とマッチすれば、あなたの価値が高まり、価値提供の対価としてお金は集まってきるものです。
埋め込まれた価値観ではないところに、いろいろとブレークスルーの鍵があるのです。
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