今回の記事はザ・お化粧です。
なぜ化粧について書くのかというと、自己評価は外見によっても左右されるからです。
私も中学生の頃にダイエットに成功して、外見によって自己評価・自信が高まるという体験を経験しました。
また私の町内では信念に神輿を担ぐ伝統行事があります。そこで、担ぎではビジュアル系バンド崩れ、いや聖飢魔IIみたいな化粧を子どもの頃にさせられました。
あと高校生の頃に今とは違って女性みたいな顔だったので、女性の先輩方に化粧の練習台にされるということがありました。今ではにわかに信じられない話です(笑)
今回は記事としては、ある意味現状の外側?ということで取り扱ってみました。また前回の『いい女』の心構えが何故か好評だったので、続きにトライしてみたいと思います。
まず化粧は男性にとってはあまり縁のない世界です。なぜ百貨店やデパートの1階は化粧品だらけで、しかも多くの女性で賑わっているのか謎です。
その謎を解く旅から始まります。
あの1階のコーナーですが、私達男性にとってのコンフォートゾーンの外です。たまに都内で百貨店に行く時に、近くを通り過ぎますが、正直男一人では近寄れません。
下手に近づいたらその場の女性たちのコンフォートゾーンを揺らがしてしまい痛い目を見ることは必須です。
つまり私は領空侵犯をしないように防空識別圏を超えないところを通るわけです。下手に、侵犯すればたちまち対領空侵犯措置を喰らいます。非言語で撃墜されます。
なので、安全のために今回女性エージェントの協力を得て、ある百貨店の現場に潜入してみました。
敵意は無いという意思表示の表れです。国際法により潜水艦が他国の領海を通過する時は、必ず浮上して国旗を掲げて所在をアピールするのと同じ方法です。
さて今回調べた所、化粧品は毎回多く出回っているようでした。目視した結果、2,000円~数万円くらいの化粧品があるみたいです。
しかもひとえに化粧といっても、コンシーラー、筆、乳液、クリーム、メーク落とし、アイブロウなどと様々なアイテムがあるようです。専門用語を覚えるのが大変でした。
店員との会話は、ハッキリ言って何を言っているのかサッパリ分かりません。ただ、メイクはメイク落としで落とすことらしいです。石鹸ではダメです。
中でもSK-Ⅱ というブランドが有名で、赤の色の化粧品です。いっそのこと聖飢魔IIというブランドを立ち上げてはいかがでしょうか。
またいろいろな海外ブランドがあるようですが、エージェントからの報告によると国内の百貨店ではなくて外国の空港の免税店で買うのがポイントらしいです。
若い世代向けには手ごろなドクタートマベチではなくて、シーラボというブランドがあるみたいです。
化粧品の重要性関数が高まったので目の前に飛び込んできました。これがスコトマ(心理的盲点)が外れるという現象です。
コーチングのブログなので一応。
とまあ、こんなレポートは女性陣にといってはあたり前のことでしょう、しかし、男性からは謎の世界です。スコトマに隠れた世界です。
では、なぜ化粧品を買ってしまうのか。それは、ピッタリの一品があるかもしれないというエンターテイメント性、ギャンブル性があるため。
同じ例えばピンクでも、A社とB社、またモデルによって全く違う。
このなかで奇跡の一品をあてた時の幸福感がたまらないらしいです。きっとドーパミンが放出されて嬉しいのでしょう。
なので、女性が化商品売り場を周っている時は洋服を選ぶときと同じで真剣勝負。
いろいろな意味で流れ弾に当たらないように、男性はある程度の距離を取った方がいいでしょう。
そもそも、なぜ化粧をするのか。あれは男性の気を引こうとするのではない。とかく私たち男性は、短絡的にオスの孔雀が派手な羽を広げてメスを誘惑するのと同様な意味があるのかと思いがちです。
しかし、複数人から聞いたところによると全くの見当違いであることが判明しました。
あれは理想の自分(セルフイメージ)に近づくための儀式らしいです。
つまりメイクが決まれば、『よし!いくわよ』と、破竹の勢いたるマインドだけど、ちょっとでも外れればテンションが下がるらしいです。
内面と外見の一貫性。ブレナイことが大切だと学びました。
コーチングも、思考、言葉、行動の一貫性によりゴールが達成されます。一貫性は大事ですね。
この意味において化粧は女性にとって、自分と社会との縁起を繋ぐ大切な儀式、その道具は神聖そのものです。
以下を参照ください。
『人間とは化粧をせずには生きられない動物である』ということができます。なぜならば、化粧は時間的、空間的普遍性をもつからです。いつの時代も人類は化粧をし続けてきました。(・・中略・・)戦争で生きるか死ぬかに精一杯で明日をもしれぬ命でも、上や貧しさに苦しんでも、政治的圧力により表立った化粧が禁止されても、化粧は今日まで途切れることなく今日まで続いてきました。
(中略)
それと同時に、世界中の人間社会で、化粧をしない世界はありません。(・・中略・・)化粧と宇宙にはその語源(筆者注ラテン語のCosmosとCosmetic)から繋がりがあります。宇宙は時間と空間から成り立っているので、化粧は宇宙に生きる人間にとっては普遍性をもつということになり、人類は「化粧せずには生きられない動物」ということになるのです。
資生堂ビューティーソリューション開発センター編『化粧セラピー 心と体を元気にする新しいちから』日経BP P34-35。
※古代ギリシャ人は、宇宙を完全なる秩序体と捉え、秩序は美しく、真理であり、混沌から秩序をつくりだすことで装飾でき、美しくなると考えていた。そして、天体の運行する大宇宙の秩序を人体という小宇宙に反映させることで美しく立派な人間に成れると考えていたとされる。すなわち、化粧とは宇宙を人体に映すことだった。
上のように、抽象度を上げれば、女性レベルではなくてもはや人類の問題です。
ゆえに、女性が自分と合い、そのポテンシャルを引き出して、宇宙と繋がり理想の自分になるべくための神儀が化粧なのです。
全くもって壮大なテーマなのです。気功の大周天みたいだ。
長くなりましたので今回はこれまでにします。
化粧で初期の認知症が改善した、老人のおむつが取れたなど、まだまだ意外な効果があるみたいです。
今後調査を続けて、しかるべきタイミングで発表したいと思います。
またあの男性が犯しがちな間違い『すっぴんの方が可愛いよ』問題にも斬り込んでいきたいと思います。
※軽い気持ちで書いたらだんだん学術テーマになってきました。乞うご期待ください!