コーチングにおいて、ゴールに向かって進んでいく過程で、エフィカシーを上げていきます。
と同時に、セルフエスティーム(Self-esteem)も上げていかなければならないことを学びました。
セルフエスティームとは、自分の社会的位ポジション、存在そのものの自己評価を表します。
これが高いと、今いることが受容できますし、他人にも寛容になります。
エフィカシーとセルフエステームは相互に関連していますが、たまに上手いこと連動していない場合があります。
正直なところ、私の場合はエフィカシーだけが急激に上がってしまって、セルフエステームはおざなりになっていた感があります。
そこがスコトマに隠れていました。
そうなると思考やセルフトークに隔たりが出てきます。また、考え方も尊大になる傾向があります。
例えば、俺は凄いけど、他の人はダメみたいな感覚です。
自分自身もなんか変な方向に流されている感がありましたが、そこまでは意識に上がりませんでした。
もしかしたら、すっぽり抜けている人もいるかもしれません。
よくわからないけど制御不能(uncontrollable)な感じがありました。
それもセルフエステームが低かったことに要因があったと考えられます。
神経症の頃に、摂食障害に陥ったことがあります。悪いと思っていても止まらない。何かに流されていく感じ、最終的には自分の首を絞めていきます。
これも恐れくはセルフエステームが関連していることでしょう。さらに、私の場合、ホメオスタシスが過去に引き戻そうとしていたのかもしれません。
また、セフルエステームが低いと攻撃的になると考えられます。この攻撃性は、無意識化で自分に対しています。
しかし、自分には向けられずに他人に投影して、相手を責める場合もあるようです。
簡単に言えば、自分に対すれば自傷行為ですし、他人に対しては他者攻撃です。
極端な例が、内に向けば自殺であり、他人に向けば最近よく聞く衝動的な殺人となりえます。
とかく人間は物事が上手くいなかないときに、セルフエステームを下げてしまいがちです。
この時に、上のような状況に落ちいりやすいと考えます。
これを防ぐためには、セルフエステームの向上が必要不可欠です。コーチも例外ではありません。コーチにも、コーチが必要です。
コーチングでは、エフィカシーにだけ注目が当たってしまいがちですが、セルフエステームに関しても、もっと注意を払っていく必要があります。
そのためには、自分は何々してもいいという、自分に対する許可。また、自分や他人の良い面にロックオンしていくことが必要です。