あなたは不安を感じて身動きが取れなくなったり、はたまた怒りにココロを絡め取られてしまったりしてアタマがロックされた経験はありませんか。
人に何かを言われて気になったり、未来に起こることに対して不安を感じたり、その様な状態をグルグル思考と名付けました。
これはアタマの情報処理の結果、IQが低下したために生じます。
IQとは(Intelligence Quotient)の略で、知能指数を意味します。
イメージした世界のような抽象空間を、あたかも五感で感じられて、操作できる能力がIQです。
さて、IQは固定化された値だと思われていますが、実のところ相対的です。
元来人間はそれなりのIQを有しています。
かつIQは相対的なので向上したり、低下したりします。なので、どれだけこの指数を上げていくことができるのかが、あなたの潜在能力を引き出すための重要なカギとなります。
あなたがお家の中でお茶を飲みながらクツロイデでいるときは概ねIQが高い状態で適切な判断ができます。
例えば、彼との明日のデートについて思いを巡らせているときです。
何時にどこに行き、何を食べるのか、一緒に映画を見るとしたら何を見たらお互いに今晩燃えてゴールインに近づけるのか(笑)など、未来に対して抽象的な推論(妄想笑)や戦略的な思考(駆け引き笑)が出来ているときはIQが高くなっている証拠です。
抽象的な推論(妄想笑)や戦略的な思考(駆け引き笑)は抽象的な概念を操作していますよね。
あなたはその操作した概念パートナーに共有させれば、パートナーの世界(臨場感)を操ったことになります。
凄くないですか?
また、このようにあなたがリラックスできる状況や場所をコンフォートゾーンと言います。
今までの記事の復習ですが、人間はコンフォートゾーンの中で高いパフォーマンスを発揮します。
※余談ですが、この『頑張り女子』の記事を書くときは、あるカフェで執筆しています。というのは、ここが私のコンフォートゾーンであり、このカフェのスタッフの女性に語りかける、このカフェの女性店員さんでも分かるような言い回しで書くようにしています。時には『実際にこの言い回しで意味分かりますか?』というチェックもしてもらっています(笑)なお、この女性店員さん達のことを別の表現で内弟子とも言います。
話を戻します。IQに関して、反対に、焦ったり、恐怖を感じたり、不安を感じたりした時にIQは下がります。
例えば、お家でリラックスしている時に、急に空模様が変わって雷が鳴って、恐怖を感じて固まってしまったらIQが下がっています。
他にも、間違えて男子トイレに入ってしまった時もIQが下がります。
構造物に関しては同じはずです。でも、入る所を間違えて落ち着かないでしょう。
これはコンフォートゾーンから外れて、IQがガツンと下がったことを意味します。
たまに確信犯で男性トイレに入ってくるお年配の方もいますが・・・。あなたにはそうはなって欲しくはないと思う今日この頃です。
また車の運転中に後続車に煽られてしまうと、あなたのIQも下がって運転に支障がでます。これは体感としてご理解頂けると思います。
さらには、周囲の人がヒソヒソ話をしており、もしかして私のことを話しているのかなと不安に感じた時もIQが下がって落ち着かなくなります。
コンフォートゾーンから外れているので、仕事でミスを引き出してしまう可能性が高まります。
IQが下がると、あなたのアタマの中はグルグル思考モードになって、かつますますあなたのセルフエスティームを下げてしまうことでしょう。
ということで、あなたが本当の自分を取り戻すには、このグルグル思考モードから脱出しなければなりません。
その方法は抽象度を高めて、IQを戻していくことです。
なぜか理由を説明する前にグルグル思考のメカニズムを説明しなければなりません。
不安や状態やイヤな気持ちが続いているときは、アタマの海馬と扁桃体という部位の連係プレーで引き起こされます。
グルグル思考モードの時は、側頭葉に収められた過去のイヤな記憶や不安な体験を海馬が抽出して選び出し、そこに扁桃体という部位が働きかけて思い出す力を強めてしまっているのです。
要するに、扁桃体が海馬が思い出したイナな気持ちに対して、思い出し出力を強化している状態です。
さらに、この状態が繰り返されると、前頭前野に認識パターンが構築されて、ものの見方や考え方(ブリーフシステム)、ひいては人格という形に表れます。
例えば、あなたが『私は落ち込みやすい人間だ』という自分自身に対する認識が生れれば、その通りの人格になります。
なぜかというと、私たちが人生において経験する出来事は、良くも解釈できますし、悪くも解釈できます。失恋しても、またこれで新しい恋が出来ると捉えることも出来るし、反対に、私は終わったとも解釈できます。
しかし、『私は落ち込みやすい人間だ』という、ものの見方や考え方がベースにあれば、落ち込みを引き起こす情報を取り入れ、また出来事に対する解釈も悪い方にだけ解釈してしまいます。あなたのアタマは、その様な情報処理をしてしまうのです。
それ以外の評価や解釈はスコとまとに隠れてしまうのです。慢性的にIQが低い状態が続いてしまうのです。
ではこれを変えていくには?
これを変えていくには、扁桃体と海馬の連係プレーと、そこに絡む前頭前野の認識パターンを対して、あなたの意思で意図的に介入する必要があります。
それは扁桃体や海馬に対して、高い情報処理をおこなう前頭前野を活性化させていきます。
活性化させていくとは抽象度を高めた思考をしていくことを意味します。
前頭前野は、言うならば扁桃体や海馬に対する上司のような存在です。
上司が部下たちの働きに対して、グルグル思考モードに中止命令を出すような感じです。
ということで、もしあなたがグルグル思考に囚われてしまった時にこそ、目の前の世界を一段高い抽象度で捉えると効果的です。
・同僚のA子を、A子ではなく、人間または生物として認識する
・お茶を飲むときのカップは容器として認識する
・携帯電話は通信機器として認識する
・パソコンも情報機器として認識する
・目の前の世界を宇宙と認識する
このように認識できる物体や存在を集中的に全部一段上の抽象度で意図的に認識します。
これを10分間くらい実施しているとIQが回復して、不思議とグルグル思考モードは解除されていくでしょう。
そもそもグルグル思考モードに囚われてしまうのは、自分では事態をコントロールできないと考えているからです。
しかし、抽象度を上げれば起きた出来事に対する自分の認識を変えることができます。というよりも、自分の認識を変えるとは現実が変わるということでもあり、自分で事態をコントロール可能ということです。
まあ、これを言ったらお仕舞よですが、そもそも極限まで抽象度を高めれば、全ては自分のココロの中の出来事なので、それはつまり自分が創り出している現実であり、そんな自分が創った世界なら自分で書き換え可能です。
抽象度を上げることでそれが可能になります。
これに先日紹介したハート呼吸を合わせて実行すると『なお良し!』です。
さらに言えば普段から世界をこのように認識していけば抽象度も高まり、普段からIQの高い思考が板についてきます。
板につけばあなたのセルフエスティームも連鎖的に向上して、高いゴールも設定しやすくなります。
そして、抽象度の高いゴールを設定をして、そのコンフォートゾーンを高めていけば、そもそものグルグル思考モードを引き起こす前頭前野の認識パターンも書き換わってしまいます。
それはトラウマからの脱却も意味しており、あなたの人生が間違いなく変わることを意味します。
お知らせ 『残席残り1名』
『コーチング×ビアガーデン2018』
日時『変更』7月14日(土) 19:00-21:00
場所 大阪市内 高級ホテル
参加コーチ 石元めぐみ 斎藤貴志
残1名
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