先日は高天原をイメージしてエネルギーを取り出す方法について書きました。
今回はその続きです。
まず、最寄りの神社に行って、鳥居を見てください。
例えば、鳥居の抽象度を一方向に上げると門です。さらに上げると物体ですね。
先ほどの門の概念を横に動かす、つまり、門と言えば〇〇といった具合にスライドさせます。
門と言えば、赤門、赤門と言えば東大と言った具合です。
さらに東大の抽象度を上げると教育機関です。
一方で、物体の概念も横にスライドさせてみましょう。
物体と言えば、具体で、反対語は抽象です。
または物体と言えば形かも知れません。
このように鳥居から拡がった概念のネットワークは、時間も空間も超えて尽きることなく永遠に続きます。
まさに宇宙であり、鳥居の背後には壮大な宇宙が拡がっていることが体感できるのではないのでしょうか。
そして、その概念の一つひとつが神であり、概念は至るところに点在する、それが八百万の神々です。
かつ神々のネットワークが宇宙であり、高天原のことだと捉えてください。
裏を返せば、鳥居は高天原が形を変えて、存在したものと捉えても良いでしょう。
如何でしょうか? 高天原の存在がグッと身近になりませんか。
仏教を信じる人であれば、概念のネットワークが縁起であり、空であると捉えると良いでしょう。
さて、この高天原の力を身近に利用しているのが宮司さんでしょう。
宮司さんによっては、高天原の一つ下の抽象度、例えば、高天原を治めている天照大御神やその弟の須佐之男命、はたまたお稲荷さんや、時には不動明王をイメージしているのかもしれません。
不動明王は仏ですが、もともと神仏融合の考え方があり、そもそもが八百万の神々なので、細かい指摘は抜きにしましょう。
誰を想像するのかは、その人が信仰する神々でしょうが、神々の力も高天原という抽象度の高い場のポテンシャルエネルギーが源泉です。
余談ですが、世界は宗教という信仰によって動いています。
日本を振り返ってみると、戦前は教育勅語であり、今の日本はお金に対する信仰によって動いていました。
信仰は臨場感であり、そこに人々のホメオスタシスフィードバックループが形成されているのでしょう。
実際に、信仰によって人生が変わったり、命を投げ出す人もいるんのですから、信仰を侮ってはいけないということです。
信仰と洗脳は紙一重です。
もっと身近な信仰で言えば、彼は浮気をしているに違いないという信仰や、上司の〇〇さんは私の気持ちを察しなければならないという信仰です(笑)
他にも、私は大したことがない女だというのも信仰(自己洗脳)の一部であり、実際にその通りになっているでしょう。
もう一度おさらいですが、抽象度が高いと、情報空間でポテンシャルエネルギーが蓄えられて、それを落とすと膨大なエネルギーが生じます。
宮司さんは、抽象度の高い高天原のポテンシャルエネルギーを、例えば祝詞という言語の抽象度にまで落としています。
高天原、もしくは神々と繋がったイメージをして、そこからエネルギーをもらう。祝詞はエネルギーを引き出すトリガーなのかもしれません。
まさに神の降臨です。
実際に神を降臨させて、他人のココロを書き換え易いモードにして、お祓いや祈祷をしているのでしょう。
具体的には、お祓いや除霊の対象となる人の脳に、禊の世界や霊が消えた世界のイメージを書き込んでいると考えられます。
なぜならば穢れは突き詰めると、人間の脳が生み出した概念だからです。
その概念を別のものにすり替える、つまり宮司さんがイメージした安全な世界を共有させてしまえば、それは対象者のココロの書き換え、現実のすり替えを意味します。
対象者が、お祓いや加持が効くと思えば、ホメオスタシスがシンクロして本当に効果が出てしまうのです。
でも、もしかしたらあなたは、私は宮司ではないし、祝詞なんて・・・と思われてかもしれません。
そんな時に思い出して欲しいのがアファメーションです
アファメーションとは、一般的には言語を用いて、ゴールのコンフォートゾーンの臨場感、ゴールにいる自己イメージを高める技術。
あなたにとっての祝詞です。
気合を入れてアファメーションを実行すれば、祝詞によって人々のココロが書き換わっていくのと同様に、本当にあなたのココロも書き換わっていきます。
あなたの先には高天原があると認識した上で、ゴールの自己イメージを言語化したアファメーションという祝詞を唱えれば、エフィカシー(自己能力の自己評価)が高まります。
エフィカシー、『私はゴールを達成できるやつだ』という感覚が高まれば、ゴール側の臨場感は必然的に高まります。
今はまだイメージ上にしか存在しない、ゴールの自分や世界という神々を、アファメーションを駆使して、地上(葦原中国)のあなたに降臨させるのです。
自己イメージを書き換えるという意味です。