スコトマ
昨日久しぶりに、地元で開かれたライブに行ってきました。
最近は東京や大阪に行ったとき、ついでに音楽を聴きに行くというスタイルが定着していたのですが、あえて地元でのライブに行ってきました。
それは、東京や大阪の情報にだけ集中してしまい地元島根での有益な情報を見過ごしてしまうことが多くなっていたからからです。ある一方にだけ集中すると、他が見えなくなるというスコトマの原理ですね。
なぜあの人は惹きつけるのか?
曲を聴きに行ったのは浜田真理子さんという島根県では超有名な歌手です。この方は全国で活躍されており、熱狂的なファンがいます。昨日も、浜田さん目当てに札幌や関東、関西からも大勢のお客さんが来ていました。
歌を聴きに行ったというよりは、ここまで人を惹きつける、この方の魅力を探りに行きまいた。私は熱狂的なファンではないのですが、たまにこの方の声を聴きたくなるときがあります。松江に住んでいながら、松江を思い出すという、この不思議な感覚。
初期のこのブログでも紹介したことがあります。そう言えば、いつかお会いできる日にと書いていたら、昨日お会いしていました。書けば叶う!
本番は19:00のスタートだったのですが、当日の16:00頃、急に思い立って電話してライブハウスに無理を行って入店させてもらいました。
人間は無意識に突き動かされることを改めて認識させられました。というのは、過去に、浜田さんのライブを見ている自分をイメージしたことがあります。今回は無意識がそれに合わせよとしたのだと思います。タイミングを見計らっていたのでしょうか。前にちょっと説明した超情報場仮説にも繋がります。
さて、浜田さんのその歌声は大変すばらしいもので、非言語で強く感じとるものがあった。
先にも述べたように、この解明が今回の私の課題でした。なんで、そこまで熱狂的ではないのに、お金を払ってまで聴きに来ているのだろうと。私の好きな土岐麻子さんや山中千尋さんではなく、なぜ浜田真理子さんなのだと。
非言語で伝わるもの
浜田さんの歌声には、言語以上の情報が乗っていました。この情報の正体は何か?
一つ見つけた答えが縁起です。私に語る資格があるのかどうは分かりませんが、自伝を読む限りでは、さまざまな辛さを乗り越えてこられた経験があるようです。その辛さの中でも、30歳を超えてプロデビューを果たされています。
インディーズレーベルが東京のレコード店のバイヤーの目に留まり、全国的にブレイクしたそうです。かつてあの情熱大陸にもご出演されていました。
このような、さまざまな人との縁起が繋がっていたのだと思います。ダイナミックな縁起がこの方から感じ取れました。
この縁起のネットワークが持つパワーが、結び目である浜田さんのもとに集結しているのだと思います。これが非言語で感じたエネルギーの正体です。
また、私との関係性にもあります。私は浜田さんのお姿を拝見するのは今回が初めてでしたが10年くらいCDを聴いたり、ラジオで声を聴いたり、自伝を読んだりしてラポールが築けていました。
距離感が近すぎても、遠くともダメです。適度な距離感があるからこそ心に響くのです。例えば、距離が近くなって飲み仲間になれば、伝わらない、もしくは伝わるのが好ましくない情報が乗っかってしまうかもしれません。
ラポールと適度な距離感この二つが重なり合ってこそ、その人に一番伝えたことが伝わるのかもしれませんね。