なぜ、同じようなことで繰り返し落ち込んでしまうのか? 

なぜ、同じようなことで繰り返し落ち込んでしまうのか? 

あなたは嫌な気分になったり、情緒不安定になったりしてしまうことはありますか?

 

たとえば、犬をみたら怖くなる、雷が鳴るのを聞いたら怖くなる、同年代の人の指に指輪があると、負けたような、惨めな気分になる

 

ときには度を越してパニックになってしまうケースもあるかもしれません。

 

こういった状態はしんどいですよね。

 

 

でも、なんとかこの状態から脱却しようとして、カウンセリングや瞑想など、いろいろ試したけど、上手くいかなかったという体験はないでしょうか?

 

 

なぜ、上手くいかなかったのかというと、実はこの現象の背後には洗脳技術が隠れているからです。

 

洗脳というくらいですから、あなたが、あれや、これやと頑張ってみてもそうは問屋が卸してくれません。むしろ、ますます落ち込みが強化されるというデフレスパイラルに陥るように設計されています。

 

 

 

さて、のっけから物騒な話をしていますが、これはアンカー&トリガーという技術です。

 

情緒不安定になったり、それが原因で行動ができなくなったりして、結果的に自己評価が上がらない原因はここにあります。

 

アンカーとは日本語で船の錨を指します。船が海で動かないようにするには海に錨を落として動かないようにします。つまり、その状態に留めるわけですね。

 

 

これを洗脳に応用すると、あなたが恐怖や不安、恥ずかしさなどの嫌な気分の状態に留めておく場合に使われます。

 

 

次にトリガーです。これは日本語ではピストルの引き金を意味します。運動会で使うピストルにも引き金があったでしょう。引き金を引くと『パン!』という大きな音がしましたよね。

 

洗脳の場合は、なにかを見る、なにかの音を聞くことが引き金になり、先に上げたアンカーの精神状態にもっていくのです。

 

犬をみた瞬間に怖くなる、雷の音を聞いたら怖くなる、同年代の人の指に指輪があると落ち込む状態がアンカーです。

 

なお、怖くなったり、落ち込んだりする原因は過去の記憶です。つまり、犬を見たり、雷の音を聞いたり、指輪をみたりすると過去の嫌な記憶が引っ張り出されて、今この瞬間にコピペされてしまうのです。

 

小さい頃に犬に噛まれたり、吠えられたりして怖かった。幼い頃に近所に雷が落ちて泣き叫んでとても怖かったという感情が伴った記憶。

 

また幼少期に〇〇さんところの娘さんは、いまだに結婚できないとお母さんや近所のおばさんたちが話していた言葉。もしくはメディアでいわれる、そういったニュアンスの言葉も記憶になります。

 

これらのマイナスな記憶は、今でもあなたの脳内にパーツとしてしっかりと保存されています

 

 

 

この記憶に基づいたパーツがブリーフシステムという、あなたのものの見方や考え方、行動指針、いってみれば日常のリアルを形づくってしまうのです。

※ブリーフシステムの参考記事https://bit.ly/2RU71Ub

 

それがあなたにとって嬉しくないものでも……。

 

 

 

 

 

では、私たちは過去の記憶にひれ伏すことしか選べないのでしょうか?

 

いえ、大丈夫です。

 

記憶そのものを書き換えたり、もしくは引っ張りだしたりすることによって対処できます。

 

次回は、そのあたりを書いていきたいと思います。

 

続く