今回の記事からブリーフシステムの変え方をお伝えします。
まず先に答えからいうと、私たちのブリーフシステムは書き換え可能です。
なぜならば、ブリーフシステムは情報処理のパターンだからです。
情報処理であるのならば、パソコンのように与える情報を変えていけば、処理そのものも変わります。
実際に、あの人は昔と比べて(性格が)変わったというような場面に遭遇したことがあると思います。
この例からもブリーフシステムが書き換わることが理解できます。
なお、性格はブリーフシステムが外部化したものでした。
どうやってブリーフシステムを書き換えていけばよいのでしょうか?
それは自分や他人に語りかける言葉を変えることです。
これをセルフトークといいます。
私たちは言葉によって概念やイメージをつくり、それを通して世界を認識しています。
言葉が世界をつくっています。
言葉を変えていけば、そこから連想するイメージや、認識の概念が変化してきます。
このことはあなたにとっての現実が変わることを意味します。
では、具体的にはどのような言葉を自分や他人に語りかけていけばよいのでしょうか?
それは理想の自分が使うべき言葉、もしくは理想の自分からみた自分が今使うに相応しい言葉です。
※理想の姿は今の自分からは想像もできないくらいが丁度いいです
ちなみに、この言葉を使う時には、現状をかえりみる必要は全くありません。
たとえば、理想の自分は既に英語がペラペラで、仕事で英語を使って活躍していて、プライベートでも外国人の彼氏がいて毎日が充実しているという場合を考えてみましょう。
この場合、自分は既に現在、英語がペラペラだという設定にします。
私は英語ができて当たり前。
I can speak English well.
などと、自分に語りかけます。
未来の理想を叶えた自分の姿を今にコピペする感覚です。
夜寝る前や朝起きる前に英語を使って颯爽と輝いている自分の姿を現在進行形でイメージします。
※自分の視点から
こういったことを毎日続けていきます。
そうすると『英語ができるわたし』のイメージが強化されていきます。
もし仮に、通勤途中にコンビニに置いてある英字新聞の意味が分からなくても、それはたまたま調子が悪かっただけのこと。
とにかく、英語ができる自分に今なるのです。
イメージの強さがクライマックスに達すれば、ブリーフシステムが『英語ができるわたし』に変わっていきます。
現実には英語ができない自分と、理想の姿とのギャップを無意識が埋めはじめます。
書店で英語学習の本を買ったり、英会話学校に通いだしたり、コンビニで英字新聞を毎日買って勉強しだしたりと、現状の自分のイメージを、理想の自分のイメージに合わせ始めるのです。
なぜならば、私たちの心は、相反する二つのイメージを同時にもつことができないからです。
必ず、どちらか一方のイメージに合わせます。
余談ですが、実際に私もこの方法で英語を取得してきました。といいうか今でも毎日、英語の勉強をしてしまっています。
英語の勉強がコンフォートゾーンになってしまったのですね。
おかげさまで、今ではアメリカ軍のオンライン会議みたいなやつに参加できるレベルまでになってしまいました(笑)
中学校の最初の中間テスト英語の点が10点だったことを顧みれば、我ながらよくやったと思います。
とはいえ、これが人間の脳がもつ本来のポテンシャルです。
脳と心の上手な使い方を知っているか、どうか?
そのほんの些細な情報量だけで、現実は大きく変わってしまうのです。