あなたの心、いつの間にか知らない誰かに取り込まれていませんか?

あなたの心、いつの間にか知らない誰かに取り込まれていませんか?

今日は大晦日で紅白歌合戦の日ですね。

 

あなたには好きな歌手がいるでしょうか。

 

好きな歌手が歌う曲を聴くと、その歌詞に引き込まれていく、時には涙を流すことさえある。

 

 

そのような体験はあるでしょうか。

 

 

俗にいう『共感』です。女性は『共感』の生き物といわれますね。

 

 

 

さて、『共感』と書きましたが、ここではその現象をもっと掘り下げて解説してみたいと思います。

 

『共感』とは、ある人が臨場感を覚えた世界を、別の人があたかも自分の世界や出来事のように感じることと定義します。

 

歌手の例でいうと、歌手が感じた世界感や臨場感に、あなたが同調することです。

 

 

 

同調するというよりは、同調させられたと表現した方が適切かもしれません。

 

別の説明をすると、歌手の世界観(臨場感)を共有させられたということです。

 

 

 

どうやって共有させるのかというカラクリは、例えば、あなたが失恋状態にあって、精神的に辛い状態にあったと仮定します。

 

あなたの心は辛い状態、それがあなたの感じている臨場感です。

 

 

 

 

この際に、たまたまラジオ聴いた歌声に『失恋して辛いよね』、『大丈夫』というメッセージ、つまり言語によって、あなたの心理状態や過去の失恋の記憶が掘り起こされました。

 

あなたが心で感じている気持ちを意識にあげることを『Rゆらぎ』と呼びます。

 

 

 

 

Rとはリアルのことであり、あなたが感じているリアル、つまり臨場感を、別の人によって揺らがされてしまいました。

 

この意味であなたの心は同調させられたのです。

 

意地悪ないい方をすると、女性は共感の生き物というよりは、より正確には同調させやすい生き物です。

※この点については、変性意識という概念を用いて、また別の記事で書きます。

 

 

 

そして、ある臨場感を共有するとラポールが生れます。

 

ラポールとは親に感じるような親近感のことです。

 

 

 

例えば、あなたが知らない人や嫌悪感を覚えている人にボディタッチをされたらセクハラになります。

 

しかし、ラポールを感じると、セクハラが一転、コミュニケーションや求愛行為に変わります。

 

同じ行為でも、臨場感が変わるだけで180°変わった意味付けになります。

 

 

また、DVを受けている女子の場合も同じです。DVはドメスティック・バイオレンスの文字どおり暴力です。

 

実は暴力もラポールを生じさせてしまいます。

 

 

 

なので、DVに耐え忍んでいる女性は、それを暴力ではなくて、彼からの愛だと感じてしまうのです。

 

『彼は私のために怒ってくれているんだ』『私が悪いから』という思考パターンを制御される、つまり臨場感を書き換えられているのです。

 

それくらいラポールは強烈であり、他人のリアルさえも変容させます。

 

 

 

 

さて、話が少し変わりますが、あなたが影響力を感じてきた、とくに親や学校の先生にもあなたはラポールを感じてきました。

 

というよりも、ラポールを覚えたので影響力があるのです。

 

 

 

そして、この影響力のある人から言われてきた言葉が、あなたのものの見方や考え方の土台です。

 

言われた内容が正しいか否かに限らず、誰に言われたかで人間は重要度を評価していく生き物です。

 

 

スコとまとに隠れているだけで、影響力のある人から、過去に言われてきた言葉に無意識下であなたは今も縛られています。

 

 

 

本当の自分を取り戻すためには、その縛りを振りほどいていく必要があります。

 

 

無意識での縛りを意識にあげる、先ほど説明した『Rゆらぎ』を自分自身で行なっていく必要があります。

 

 

 

あなたにとってのリアル(臨場感)、このリアルはある意味他人にとって都合の良いリアルかもしれないので、一度意識にあげてみる必要があります。

 

多くの人は、自分が心から望む価値観ではなくて、他人から用意された価値観で一喜一憂、多くの場合、自分を卑下しています。

 

これにより自己評価を思いっきり下げてしまっています。

 

なので、この考え方やものの見方は、『本当に私が望んでいるものなのかな?』と自問自答していく姿勢が大切です。

 

自問自答していくことも『Rゆらぎ』です

 

 

 

また、他にも役立つ方法の一つが、現状を超えたゴール設定です。

 

現状のものの見方や考え方は、何度も述べているように、他人、とくに幼少期に親や先生から、大人になってからはメディアを通じて受け入れてきた価値観です。

 

 

 

もう一度言いますが、それはあなたにとって嬉しい価値観ではなくて、誰か他の人にとって嬉しい価値観、あなたが無条件に従ってくれて嬉しい価値観です。

 

 

その価値観の下でステップ、バイ、ステップで理想を描いても、偽らざる理想が続いていくだけです。

 

これでは本当のあなたを取り戻していくことは永遠に難しいです。

 

 

 

 

そうはならないために、あなたの現状の価値観を超えたところに、最初は仮のゴールで良いので設定していく。

 

現状の外に向かって行く、そうすることで、今まではスコとまとの陰に隠れていた、価値観に気が付けるようになります。

 

 

 

それこそが、あなたの内面を深く掘り下げていくことになりません。

 

 

あなたが取り戻したい、本当の自分はきっとそこにいます。

 

 

 

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