スコトマ
スコトマ(心理的盲点)が外れると、今まで認識できていなかったことが認識できるようになります。
これは過去に意識していたことを思い出すということにも当てはまるかと思います。
日々、そしてこの瞬間も自分にとって重要な事柄が変わりますのでそれは致し方ありません。
脳は意外と手抜き器官で、全てを認識しようとして作動すればパンクしてしまいます。
また、全てのスコトマが外れるというのは、お釈迦様くらいでしょうか。
さて、今回はゴール設定のスコトマについて書いていきたいと思います。
コーチングにおいて、ゴール設定と言う概念があります。
皆さん今まで何度もお読み頂いたと思いますが、簡単に纏めると、現状を超えたゴール設定、心からのwant to、また多くの人の役に立つ、いわゆる抽象度の高いゴールにしようと説かれています。
そして、ゴール側の世界に臨場感を感じようと。
アファメーション、セルフトーク、ビジュアライゼーションなどを駆使しろとも言われます。
これらはゴールに対する臨場感生成の技術で、それを駆使してゴールの世界に生きようと言われています。
そうすれば、脳がゴール側が正しい世界と認識して、物理的現実世界をそちら側に勝手に合わせますと謳われています。
忘れていませんか
ここで、大事なのは意外とゴール側の自分を忘れてしまっている人がいませんか?
例えば、判断に迷ったらゴール側の自分ならどうするかと、教えられて事があるでしょう。私も、実際そのように教えています。
だけど、良く考えたらこの考え自体、ゴール側の臨場感が低い証拠。
ゴール設定で、大切なのはゴールが叶った世界の自分でいる事。ゴールの世界にコンフォートゾーンを感じる。
だとすれば、ゴール設定時をした時点で、疑いもなくゴール側の人間である必要があります。
そこまで至ればゴール側の判断と迷う必要はありません。自動的に、ゴールに相応しい判断、選択、行動を選んでいます。
がしかし、いきなりゴールの世界に生きろと言っても、少々酷なところがあります。
なので、上にあげたテクニックが有効と成りえるのです。その他にも、実際に現場に赴くとか、方法は沢山あります。
いろいろと見つけてください。
さて、ゴール設定時の世界がどう見える、どう感じるも大事ですが、そもそもゴール設定の世界の在り方である必要があります。
それがあっての初めてのゴール世界の認識です。
認識が先、そして存在が後です。でもって一番先頭はゴールです。
ゴール→ゴールを認識している在り方の自分→ゴール世界です。
また、ゴール設定をした時点で、ゴールが叶っている。この感覚も大切です。
しかし、テクニックばかりに目を取られると、これらのことを見落としてしまいます。
こいつは何を言っているのだという人へ
とまあ、何を言っているのか、よく分からないという方もいるかと思います。
では、あなたの周りで魅力的に見える人を連想してください。
在り方でも、ブレナイ軸でも表現方法は何でもいいです。
つまるところは、その方々は既に理想(ゴール)の世界に(臨場感を持って)生きているでしょう。
そして、次々と理想を叶えていませんか、まるで引き寄せるかの如く。この引き寄せについては、また別の機会で書きましょう。
この方々にとっては、自分が認識する世界が理想の世界になってないとおかしい。だから、理想の世界を切り開いていくのです。
よくやり方よりも在り方が大切だと聞きます。
この在り方には、ゴール設定の概念が包摂されていると考えます。
では、この在り方を掘り下げると、使命・ミッションに至るのではないかと考えます。
これは裏を返せば、真実のゴールなのかもしれません。
コーチングでは、現状の外側という言葉を良く使い、ゴールも今の外側にだけ在ると錯覚してしまいがちです。
現状の外側にゴール設定をする理由の一つは、今の自分の認識している世界のスコトマ(心理的盲点)を外すことでもあります。
この結果、心の底に眠った使命・ミッションを発見する、つまり、自分の奥深くに真実のゴールがあったということに気が付くプロセスでもあるのかなと感じます。
最後に、繰り返しますが、ゴール設定をした時点で、既にその世界に生きている自分であることが大切です。
まとめ
・ゴール設定をした時点で、ゴールは叶っている
さて、その意味は?