前回の記事では問いかけを変えれば、『ものの見方や考え方』が変わることを取り扱いました。
このテクニックを応用して、さらに、私たちの『ものの見方や考え方』を変化させることはできないでしょうか?
まず、多くの人々の今の『ものの見方や考え方』は過去を原因としてつくられています。
※専門用語でブリーフシステム
たとえば、過去(子どものころ)に緊張して学芸会で発表を失敗してしまった。そのせいでプレゼンが苦手だといったケースです。
けれども、未来を起点とした『ものの見方や考え方』に変えていくこともできます。
それは未来に対して大きな理想をもつこと。
現状の外側にゴールを設定することです。
現状の外というと少し難しいかもしれないので、反対に現状の内側を考えてみましょう。
現状の内側とは、時間が経過しても、現状がはてしなく続く状態です。昨日は今日と同じ。明日も今日も延長といった感じです。
これでは『ものの見方や考え方』は変わりようがありませんね。
一方で、今のあなたをとりまく構造を根本的に変えないかぎり、やって来ないのが現状の外側です。
現状の外側にねらいをさだめて、現状が続くかぎりでは、とても達成できそうにないサイズのゴールを設定します。
たとえば、今は会社でOLとして庶務の仕事をしているけど、『将来はヘルシーなスイーツをつくる会社を経営して、世界中の人々に食をつうじた幸福をもたらす』くらいのゴールを設定してみます。
そんなのは現実的ではないと思うかもしれません。
けれども、このやり方が『ものの見方や考え方』も変えてしまう現実的な方法です。
現状の外側のゴールから、今あるべき姿、そこに向かっていく過程の自分の姿のイメージをあげていきます。
さて、会社の社長というくらいですから、現在、数字についておさえておく必要があります。
会社で数字をバリバリに使って、クライアントにプレゼンをしている自分の姿をイメージしましょう。
イメージが強くなればなるほど数字の勉強をしていないと気がすまないという気分になります。
すると本屋で、これまでは縁がなかったと思われた会計の参考書が目に飛び込んできます。
東洋経済、エコノミスト、ダイアモンド、プレジデントウーマンといったビジネス系雑誌、コンビニで売っている日経新聞のことも気になりはじめます。
あなたの無意識が、ゴールを達成させるための情報をひろいはじめるのです。
また、人前にでること=恥ずかしいことという考え方が、人前にでること=すがすがしいことに置き換わります。
『ものの見方や考え方』が変わったためです。
ほかにも、会社の飲み会にたいして、オジサンたちに囲まれたうっとうしい場という『見方、考え方』をもっていたとしましょう。
けれども、一たびゴール側からみた今の『ものの見方や考え方』では、飲み会がオジサンたちの子どもは、どんなスイーツや食べ物に興味があるのか?を聞くというマーケティングの場に早変わりです。
本業のスイーツについて知るために、あわてて料理教室に通いはじめることでしょう。
このように、あなたの無意識がイメージ上の自分の姿に合わせるように『ものの見方や考え方』、行動パターンを変えはじめます。
未来が原因で今が結果になるのです。
そんなことできっこないと思うかもしれませんが、大丈夫。
勝手に無意識が動きだします。
というか、イメージ上の自分と現状の間にギャップがあるままだと心が崩壊します。
崩壊させないために、無意識がゴールか現状か? イメージの強い方に本能的に差を埋めはじめます。
差を埋めようとする力がモチベーションとなります。
物事に対する問いを変えるみたいに、ゴールから今を捉えると今が変わりはじめます。