あいつ(コーチ)を殺せ!

あいつ(コーチ)を殺せ!

いきなり『ぶっそうな』タイトルから始まります。

このタイトルを観て、ああなるほどねーと思った方はサムライです。

http://goo.gl/T8zHA8

 

さて、本題に行く前に今朝、家が取り壊されるという夢を見ました。

 

何故か私は子どもになっており、家が無くなることに対して恐怖を感じていました。

 

『ぎゃー、壊さないで―』と叫んでいました。

 

深層心理学的に何が起こったのか分かりません。

 

ただ一つ言えることは、現状維持です。

 

自分の心の中で何かが壊れる。それを必死で阻止しようとしていました。

 

あるモノが無くなる。これを怖く感じました。

 

しかし、破壊をされたまた新しい何かが統合される。

 

ゲシュタルトの破壊と統合を意味していたのかもしれません。

 

 

私自信、コーチングを受けていくと、このような現象は頻繁に起こりました。最初の頃は、セッションを終えた後、気分が良くなりました。

 

しかしすぐに、反動でネガティブな感情に引き戻されることもありました。

 

人によっては、コーチングでも他の自己啓発でも、一時的に良くなったら途中であきらめてしまう方がいます。

 

と言っても、それはその方の意思が弱いのではなく、現状に引き戻そうとするホメオスタシスの力が強いのです。

 

そして、夢、ゴールを諦める。 だけど、やっぱり何かを成し遂げたいからまた別のプログラムを受ける。だけど、ホメオスタシスの抵抗で再度諦める。

 

一方で、ホメオスタシスの揺り戻しを受けても、乗り越える方もいます。そういった方は、何が違うのでしょうか。

 

こう言った方は、自らのホメオスタシスの抵抗を客観的に捉えています。不安や恐怖に苛まされても、ああこれはホメオスタシスの抵抗であると、一段高い抽象度で捉えているのです。

 

なのでセルフトークを修正して取り組んでいます。また、ゴールの見直しを頻繁に行っています。

 

そうやって過去(現状)に引き戻されないように、少しずつでも未来に向けて視点を見据えてゴール達成に近づいているのです。

 

これを別の角度で捉えると、3歩進んで2歩下がる状況です。よくコーチングの売り文句として、すぐに一瞬で激変と謳われています。

 

確かに、変わる時は一瞬で変わる時もあります。私にも経験があります。

 

しかし、その激変は意識下で一瞬に見えるだけで、実は水面下(無意識下)では、足をもがきながら進んでいます。

 

この無意識の変化が顕在化した時に、一瞬で激変のように思えるのではないでしょうか。

 

その変化が顕著に表れるまで、踏ん張れる力(これもwant to)が必要です。

 

実際に、私のクライアントを含めて、著しい結果を出された方は、この苦しい点を超えられてきました。

 

個人的には、何も苦しみがなくスイスイ進むというのは、最初からセルフコーチンが上手くいっている。もしくは実は、無意識は何も変わっていない場合がほとんどです。

 

実は、コーチを含めて一番スコトマになっている点があります。それは、何の苦しみもなくスイスイと変化、ワクワクだけのコーチングという代物です。

 

ハッキリいて、この状態では何も変わっていない公算が高い。本当に、内面が変わってコンフォートゾーンが移行する時は、何らかの苦しみが生まれます。

 

ネガティブな感情も生まれます。一瞬考えると負のエネルギーの様な状態が起こります。そして、大概の場合はその怒りの矛先はコーチに向います。いや殺す勢いで迫ってくると言った方が正確でしょう。ホメオスタシスとしては、変化をうながそうとするコーチ、こいつを消せば変わらなくてもいいというスタンスです。何が何でも現状に留まっていたい、だからこいつを憎め、叩け、しまいには殺せとクリエイティブに排除する方法を探すのです。

 

コーチとしては、実はその瞬間を待っているのですが・・・。あと、しっかりと防御方法を学んでないと、本当にマインドの世界で殺されてしまいかねません。

 

ゆえに、コーチングはしっかりとした師の元で学ぶべきだと考えます。まあ、そこまでに至る変化を促せないでしょうが・・・。

 

余談ですが、かつて他流派のコーチングを受けた時に、私がこのような反応を見せたら感情を爆発させて、やる気がないなら辞めてと叱られた経験があります。

 

その時のコーチ?には、クライアントはワクワクに、その人の思い通りに変わらなければならないという思い込みがあったのかもしれません。

 

また、苫米地式のコーチでも、せっかくの認定を受けたにも関わらず、思うような結果が引き起こせなかった元コーチが『コーチングなんて意味がない』『あんなのはムダ』と言っている人もいるようです。これはその人を責めるのではなく、要は、そのくらいホメオスタシスは強力だということです。

 

しかし、その場合はゴール設定が間違っていたか、きちんとやるべきことをやっていなかったのどちらかです。

 

何はともあれ、コーチはクライアントの無意識との対話に注意を向けています。よく、端から見ると単にお茶を飲んでいるとしか思えないと指摘されますが、そんなのは当たり前です。

 

ああです、こうですーといとも簡単に分かるようであれば、クライアントの無意識がすかさず、探知して変革を拒みます。

 

クライアントの無意識さえも、すり抜けて介入して、内部表現を書き換える、こういった技を展開しているのです。

 

この技を磨くために今日も研鑽していきます。

 

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