お茶会で、コーチも落ち込む事はあるのですかという質問を頂きます。
全く落ち込まないコーチもいるかもしれません。反対に、落ち込むコーチもいるかもしれません。
落ち込んでもいいのです。というかそれが人間として当たり前です。
昨今は、『折れない心のつくり方』という言葉(タイトル)だけが独り歩きしていると感じます。私としては疑問です。
この背後には、折れてはならない~という想い込があるために、それこそ神経症を引き起こしてしまいます。
あなたが『心は折れてはならない』と思っているのに折れてしまったら、私はダメだと自己評価をさげてしまいますよね。
あなただけではないのです。
しかし、そこで折れても再生する力の方が大切。
マインドを上手に使えば、落ち込み時間を短縮することができます。
おかげで、私は落ち込むことは滅多になくなりました、あったとしても長くて7分ぐらいに縮まりました。
何というか昔は落ち込んだら3日~7日くらいは落ち込んでいました。しかし、今では落ち込むと同時に、勝手に引き上がってしまいます。
原因は、ホメオスタシス(恒常性)です。落ち込んでいない状態がデフォルトになり、心の作用としてその状況に引き戻されます。
落ち込んでしばらくすると、勝手に回復するセルフトーク(独り言)が湧いて出ます。これにより、さらにヤル気になってしまいます。
悲しみや怒りの感情に浸るのではなく、むしろ起爆剤となって推進していきます。そう考えると感情の力は凄いなと思います。
悲しみや怒り、また恐怖という感情は扁桃体と呼ばれる古い脳の部位から生じます。
生き残るための本能なので、身が危険にさらされた時に、戦うまたは逃げる(Fight or Flight)の判断を直結する部位です。
進化の過程で、例えば、人間が虎をみたら、食べられないように一目散に逃げて生き残るために恐怖の感情を生み出す扁桃体の役割は重要でした。
しかし、現代社会では待ちを歩いていて、そう簡単に虎と遭遇することはありませんよね。
しかし、この本能は今でも固く人間に埋め込まれています。
だから、怒りが生じたり、恐怖を感じたら身体が緊張状態になります。
度を越せば身体が固まって動けなくなります。
あなたも大事な局面で、心と身体が持っていかれて、パフォーマンスが低下して悔しい思いをしたことがありませんか。
ゆえに、扁桃体を暴れさせたら厄介ですが、ある程度コントロールで来たら人生がうんと楽になります。
コントロールする効果的な方法は、『ゴール設定、ビジュアライゼーション、セルフトーク、呼吸』です。
『えっ、それってコーチングそのものじゃん?』と思われるかも知れません。
先の技術は、ゴールを叶えていくことはもちろん扁桃体の動きを抑制して日々のパフォーマンスを向上していくことにも応用可能です。
これらの技術は、前頭前野という人間が進化の過程で手に入れた新しい部位を活性化させます。
前頭前野という部位を働かせば、古い脳である扁桃体の活動を抑制することが可能です。
事実、元祖コーチングを取り入れている、『米海軍特殊部隊SEALs』では、マインドを冷静に保ち、高いパフォーマンスを発揮する目的で、マインドの扱い方がカリキュラムとして教えられています。
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英語での説明ですが、コーチングの科学的なエビデンスです。
『米海軍特殊部隊SEALs』は世界最強の軍隊。私たちが想像を絶する最前線に送られます。送られるのは良いですが、生きて任務を遂行して、戻ってこなければなりません。
一般人とは次元が違う、危機的状況、つまり扁桃体優位の中に身を置かざるを得ません。
扁桃体が暴れ出して、パニックに陥らないように兵隊さんが『ゴール設定、ビジュアラーゼーション』を教えられています。
実際に、厳しい苦入隊訓練で知られる『米海軍特殊部隊SEALs』の選抜試験の合格率は、25%~33%にまで向上しています。
日本にこれらの技術が輸入される際には、夢を叶える方向にシフトしていったのかもしれません。
軍事技術の民生転用です。なお、軍事技術ゆえに真面目に取り組めば効果は絶対です。
軍は偽の技術は使いません。
いずれにせよコーチングとは抽象度を上げればマインドの扱い方。夢を叶えるでも、恐怖心を取り除くでもどちらにでも応用可能です。
落ち込みから回復にも役立ちます。
『指一本で簡単、らくらくビジュアライゼーション』
ゴール世界の臨場感を高めましょうと言われても
『多くの人が難しい』と感じているビジュアラーゼーションをラクラク指一本で!
コーチの秘伝をお伝えします。ここで覚えてしまえば一生モノの映像化技術が身に付きます。
・セルフコーチングの精度が向上して、ゴール達成が一気に加速する!
・めんどくさいビジュアライゼーションが楽しく、繰り返せる
・繰り返せば、繰り返すほど自己イメージが変容して、コンフォートゾーンが変わっていき、自動操縦でゴールに向かって行かざるを得なくなる
・(自分で行なうと難しい)タイムラインセラピーによって、ゴールが次々と降ってくる
『非言語セルフコーチング ビジュアライゼーション3.0~無意識への実践介入~』 | 頑張り女子の頑張らずに楽しくなる生き方入門