『ハイヒール』と『セーラー服』の思い込み

『ハイヒール』と『セーラー服』の思い込み

田島大輔マスターコーチが『靴』についてテーマを募集していました。

私も便乗させて頂きます。

 

ハイヒールをご存知でしょうか。

女性が履く、かかとが高くなった靴です。

ハイヒールを履いた女性はなぜかかっこよく見えます。

 

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女性の方もメイクと同じで、ハイヒールを履いたら気分が上向きになるのでしょう。その上向いた気持ちが周りに伝播しているのかもしれませんね。

さて、このハイヒールはもともとは男女兼用だったみたいです。というよりも、男性向けのアイテムだったらしいです。

 

何でも、中世のヨーロッパは衛生状態が悪く、汚物がその辺に転がっていたようです。誤ってこの汚物を踏んでしまわないために、ハイヒールが使われていたという説があります。

また、中世の特権階級の男性が、自分を偉く見せるためのアイテムだったという説もあります。当時の特権階級は、労働であまり歩く必要もなかったようです。

自分を高く、上に見せるための仕掛けだったようです。

 

支配と抑圧に掛る行為のなかには、高低の位置関係に関係したものが非常に多い。犬など、多くの動物は、ライバルよりも高い位置に立ち、ライバルを地面にはいつくばらせることによって、支配的な地位を確立しようとする。

(・・・中略・・・)

私たちは進化の過程を通じて、高い場所が有利であることを知っているからだ。敵を攻撃するにせよ、敵からの攻撃を防御するにせよ、高い場所に立てば、引力を味方につけて優勢にことを運べる。
タルマ・ローベル (著), 池村千秋・訳 (翻訳) 『を身につけるとなぜもてるのか?』文藝春秋

 

ハイヒールは男性が治める社会での権力基盤確立に一役買っていたようです。

このように考えると、ハイヒール=女性と捉えることは思い込みの一種です。

 

 

同じような思い込みの例として、セーラー服があげられます。

このセーラー(sailor)というのは水兵のことです。

海で水兵が遠くから上官の指示が聞こえやすいように、襟を上げて聞くために考案されたと言い伝えています。

起源はイギリス海軍ですが、戦前の日本海軍も採用しました。それが、いつの間にデザインが良いということで、当時の女学校を中心に広まったそうです。

そして、最近では少なくなってきたようですが、女子の制服として今に引き継がれています。
※海上自衛隊の水兵さんもセーラー服を着ています。
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※ネイビーブルーに恋をしてさんから拝借

 

さて、思い込み関してコーチも同じです。

クライアントの心の状態は、秒刻みよりも少ない感覚で揺れ動いています。

1秒前のクライアントと、今の目の前のクライアントは別人です。

なので、そのことを意識しながらセッションに臨む必要があります。

 

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