世の中には美人と称される女性がいます。
一般的に顔が美しい女性が美人と称されます。
詳細はリンクのとおりです。
では美人は得をするのか?
男性目線からみると美人は可愛がられる可能性が高いでしょう。男性から何かと便宜供与をはかってもらえます。
米国での研究によれば、美人は結婚により、社会的階層が上昇したというデータがあります。
いわゆる玉の輿現象です。その美貌ゆえに高学歴、高収入の配偶者と結婚したという研究結果がでています。
Udry,J.R.,&Eckland,B.K.(1984).Benefits of being attractive: Differential payoffs for men and woman. Psychological Reports,54,47-56.
他にも、美人は学校の先生から期待されやすいとのことです。
それゆえに、先生から目を掛けられて、その結果能力が向上する『ピグマリオン効果』を誘発しやすいとのことです。
Clifford,M.M.,&Walster,E.(1973).The effect of physical attractive on teacher expectation. Sociology of Education,46,248-258.
Rosenthai,R.,&Jacobson,L.(1968). Pygmalion in the classroom. The urban Review ,3,16-20.
小論文を書いても美人が書いたものは高く評価されるとのこと。音楽的な能力もあると評価される傾向があるとのことです。
Landy,D.,&Sigall,H.(1974).Beauty is talent: Task evaluation as a function of the pyromancer’s physical attractiveness. Journal of Personality and Social Psychology,29,299-304.
Wapnick,J.,Darrow,A.A., Kovacas,J.,& Dalrymple,L(1997).Effect of physical attractiveness on evaluation of vocal performance, Journal of Research in Music Education,45,470-479.
とくに男性から、『あの子は能力が高い』と見なされる傾向があるとのことです。
Kaplan,R.M.(1978).Is beauty talent? Sex interaction in the attractive halo effect. Sex Roles,4,195-204.
反対にデメリットはあるのでしょうか?
美人は性格が悪いと見なされる研究もあります。
他にも、たまたまこの原稿を書いている時に、近くにいた知り合いの女性に『美人は得をするのか?』と質問してみました。
すると、『美人は目立つゆえに女子に妬まれやすい』という答えが返ってきました。
とくに学生時代は先輩に目をつけられやすいとのこと。
その先は『聞きたいですか?』と意味深な答えが返ってきました。少し寒気がしたので質問を打ち切りました。
その方は最後に『女は怖いですよ』と仰っていました。
美人の中には、自分ではそんな意図はなくとも結果として目立ってしまった。
それで意地悪をされて、トラウマとなって自分に自信が持てなくなってしまう女子も多いようです。
とはいえ、内定調査の結果、『女性であるからには、美しく在りたい』という女性が多いことが判明しました。
では、いい塩梅に、美しさをアピールする方法はないのでしょうか?
それがこのブログでもたびたび提案している雰囲気美人です。
もっとも今回提案する雰囲気美人は、直接的に前に出るのではなく、周囲の人の気の流れを変えてしまいます。
簡単にいえば、相手の気分を変えてしまうのです。
『なんか、この人と一緒にいると良い気分になるわー』と、間接的に空間を書き換えていきます。
いわゆる、たおやかな美人です。
とはいえ、これはファッションやメイクを変えるみたいに、すぐに身に付くというものではありません。多少の練習が必要です。
また、もしかしたら、あなたは『わたしは美人じゃないし』と自己卑下をしてしまっているかもしれませんが、リンクで説明したように人間は相手の顔を一瞬しか認識していません。
そのほとんどは記憶の合成です。他人の気の流れを変えてしまえば、他人の認識は改ざんできます。実際に、洗脳や催眠はこれがカラクリです。
ではその方法は?
抽象度を上げて、他人と共有する空間を操ります。
抽象度とは空間における次元や視点の高さのことです。
『えっ?そんなことできるの?』と、いぶかしく思うかもしれません。
そんな時は、オーケストラの指揮者を思い浮かべてみてください。
オーケストラの指揮者は、各楽器をコントロールして曲を演奏します。そして、その曲を聞いた聴衆は感動を受けます。
これはつまり、指揮者が空間をコントロールしているということにほかなりません。
あなたも指揮者と同じように空間をコントロールしてみましょう。
これにより、他人の意識に介入して、押しつけがましくなく、自己主張をします。
それによって、あなたと空間を共有した人のテンションを上げてしまうのです。
もっと身近な例でいうと、職場の上司です。あなた自身が上司であれば、あなたが属するチームをコントロールしていませんか?
Aさんにはこの仕事をやってもらって、Bさんにはこの仕事をやってもらうみたいに。
また、あなたが長女であれば、妹や弟などの面倒をみていたことも空間のコントロールです。
これらのことは、あなたが空間を共有する人の中で、一段高い抽象度に立てば可能です。
※歌手の松倉サオリさんは見事に空間をコントロールしてよい雰囲気を漂わせています
なお、この美人は影響力の高い女性でもあります。カッコいいと同性に憧れるロールモデルです。
もしかしたら、あなたもそのような女性になりたいと思ったことがあるかもしれません。
でも、『自分には無理だ』とか、周囲から『あなたには無理だ』と思われて、その考えを受け入れてしまったのかもしれません。
また、『私にはそんな経験がないから難しい』と思ってしまったこともあるのかもしれません。
とはいえ、これはスコトーマ(心理的盲点)です。
あなたは間違いなく赤ちゃんや子どものころに、幼い頃に両親や通りすがりの人の注目を集めたり、テンションを上げたりしてきたハズ。
子どもというのは、そういった気の塊なのです。
通りすがりのおばちゃんが、あなたが幼かったころに、あなたの姿をみただけで、『かわいいね~』柔和な顔つきで声を掛けてきたに違いありません。
なので、あなたもすでに子どものころに、全くの赤の他人の気分を変えていた、気を操っていたのです。
ということは、あなたも赤ちゃんや子どものころの感覚を取り戻せばいい。
その方法はズバリ洗脳を解く!
あなたは育ってきた過程で、本当はあなた自身が望んでいない余計な情報を、あたかも自分自身の信念として埋め込まれてきました。
これをクリアにするには、やっぱり抽象度を上げる!です。
つまり、洗脳を仕掛けてきた勢力よりも、高い視点に立って、そのカラクリを見抜くということ。
そうすれば、あなたの気が良いように循環しはじめます。
抽象度を上げて、洗脳を解いて、本当の自分を取り戻しましょう!