人は自信を持てないと自分以外の物や人、例えば、ブランド物や有名企業、有名大学、はたまた自慢できる彼氏・彼女に自信の根拠を求めるようなるのではないでしょうか。
例えば○○会社に勤めているから自分は凄いという考えになります。実際、このような考えの方は多いと思います。しかし、その○○会社との関係が切れた時どうなるのか。おそらく、そこに依存していた分、大きく自信が崩れてしまうのではないでしょうか。
また、ブランド物のバッグを例えに取ると、自分よりが持っているものよりも、他人が自分よりも社会的に評価が高いとされるブランドバッグをもっていった場合、意識にあがるにせよ無意識で判断するにせよ、何らかの劣等感を感じてしまうのではないでしょうか。自分の価値が上がると思わせられて、本当は必要でないバッグを、変に購買意欲を刺激されて、どこかの通販サイトに誘導されてポチッとクリックをしてはいないでしょうか。
残念ながら、この国では自信を持てない、言い換えれば、自己否定する仕掛けが巧妙に仕組まれています。メディアでも、年収ランキング・何歳までに結婚していなかったら問題がある等、そこから外れたまたは適っていない人に対して悪い印象を持つようにプラグラムが組まれています。テレビで言っていたから、それって常識でしょという言葉を疑ってみることも必要かもしれません。
操る側は、こういった問題に気づかせない、問題とさせないように意図的に情報操作している可能性も否めません。
例えば、発信する側がA国の人々はおかしい洗脳されているというイメージを作りだし番組にして流す。受け手は、自分たちはA国民よりも随分ましな生活をしていると思い、A国に対して嫌悪感や優越感を抱く。本当は、気づかないだけで自分たちも洗脳されているかもしれないのに。
むしろ、操る側は、自分たちが洗脳されている事実を悟られないように、あえてA国へ敵愾心を向けさせる。なぜなら、その方が国を統治しやすいから。もっと露骨に言えば、権力を保て我が世の春を謳歌できるから。
では、どうするか。
常識を疑うところから始めてみるといいかもしれません。そして、自分たちも何者かによって、仕掛けられているという視点を常日頃から意識しておくのもいいかもしれません。