悪口を言われて凹んだときのマインドセット

悪口を言われて凹んだときのマインドセット

あなたは人に悪口を言われたり、低く評価されたりして落ち込んだ経験がありませんか?

 

こういった時は非常にショックですよね。

 

『私は何も悪いことをしていないのに、なんでこんな目に遭わないといけないの(涙)』という心境になりますよね。

 

このような悪意は気になってしまいがちです。

 

さらに落ち込んで、鬱っぽくなってしまうケースもあります。

 

 

 

人に相談すれば『気にするな!』と諭されますが、でも気になってしまうものは気になってしまいます。

 

 

 

 

とはいえ、まず世の中の全員が全員、あなたのこと嫌うことはありません。

 

反対に、全員から好かれることもありません。それよりも興味がない人の方が大多数でしょう。

 

 

確かに、あなたのことが嫌いな人もいることはいるでしょう。でも、そういった人も、一日中あなたのことを考えているわけではありません。

 

下手したら、あなたのことなんて本当はどうでも良く、今頃パフェとか食っているかもしれません。

 

 

つまり、あなたが必要以上に、私は嫌われているかもしれないと妄想した結果、悩んでいる可能性すら、あるのです。

 

 

 

妄想とはどういうことか?

 

例えば、宇都宮和歌子という看護師さんがいると仮定します。

 

この和歌子さんは、友人の目から見れば、同じ高校の同級生です。

 

近所の人ならば、宇都宮さんのところの娘さんという認識です。

 

患者さんから見れば、看護師さんです。

 

国から見れば国民です。仮にアフリカの国に医療支援に派遣されて、その時にトラブルに巻き込まれれば、邦人救出作戦の対象になります。

 

もっとも、大多数にとっては宇都宮和歌子という女性なんて知らないという扱いでしょう。

 

このように宇都宮和歌子さんに対する認識は人それぞれです。

 

 

 

 

実はこのような人からの認識によって、自己イメージが決まります。

 

つまり、和歌子さんが自分はこういった人間だと思っている自己イメージは、周囲の人がそう思っているに違いないと、和歌子さんが他人から感じている視線に基づいています。

 

 

とはいえ和歌子さんが感じている視線は、和歌子さん自身が勝手にそう思っている妄想に過ぎません。

 

これは和歌子さんだけではなく、私もあなたの場合も同じです。

 

つまるところ、世界は全て人それぞれが感じている妄想ということです。

 

 

 

 

なので、他人が、あなたのことを気に食わなくて、悪口を言ってくるのも相手の妄想です。

 

これは単に、あなたが、その人の心地よい空間(コンフォートゾーン)から外れているために引き起こした、 相手の都合による妄想です。

 

 

 

しかし、気になてしまうのは、この妄想空間を共有して、自分の臨場感にされてしまったからです。

 

まるで悪い魔法に掛けられてしまったかのようです。

 

 

 だったらあなたはその妄想を共有しなければいい。そうすれば自分の臨場感にはなりません。

 

 

 

 

少し別の説明をしましょう。

 

あなたは今、一万円を持っています。日本国内であればほぼ間違いなく自由にサービスや商品と交換できます。

 

 

でも、一たびスペインで使おうと試みてください。高い確率で支払いを拒否されるでしょう。

 

これはスペインでは一万円がお金だという考えが共有されていないからです。

 

共有されていない空間では、一万円がお金という臨場感はありません。

 

 

 

 

これと同じような感覚で、あなたはあなたに対する悪い評価を共有しないようにすればいいということ。

 

むしろ、あなたに対する悪意ある評価の臨場感を共有しなければ、それは無かったことと同じです。

 

悪い魔法はブロックするに限ります。

 

 

 

あなたは自分らしく、生きればいいのです。

 

世界は妄想なので、それもアリなのです。