神経症をコーチング理論でひも解く


神経症者の背後には間違いなく、ネバならない思考が存在する。ネバらないという環境で育てられた、もしくはネバならない思考によって自分を守ってきた結果、その思考パターンが脳にこびり付いてしまったのである。ある意味洗脳だ。
僕にも経験があるが、その思考を手放そうとするときには不安に駆られた。変化を嫌う脳は、ここでもホメオスタシスの抵抗として作用した。だから少しずつ、ネバならないを~した方がいい、~したいというセルフトークに変えて脳を騙していった記憶がある。今思えば結構エネルギーを要したが取り組んでよかった。
神経症者は本当は別のところにwant toがあるのに、理性で考えすぎ頭で押さえつけhave toで行動している。残念ながら、脳の性質上Have to ではそれほどのパフォーマンスは発揮できない。快か不快化を選べば脳は間違いなく快を選ぶ。
さらに悪いことに、神経症の人は真面目で感受性が高いがゆえに、結果が出せてないことに対して大変なショックを受ける。Have toで行動して、思うような結果がでずにエフィカシーを下げてしまう。この負のスパイラルを続けてしまう。
投薬とカウンセリングで心のバロメータが一時的にマイナスから0もしくは若干のプラスに変動することがあるけど、すぐにマイナスに戻ってしまう。不安であることがコンフォートゾーンとして設定されてしまっているからだ。ちなみに、カウンセリングはマイナスを0に戻す方法、コーチングはマイナスを一気にプラスにあげる方法です。コンフォートゾーンを一気にプラスに移行させるのです。
溜まったストレスや無意識下での不安が投影されて、手を洗うことがやめられない、乗り物に乗ったら動悸がするという状態に陥ってる。分かっちゃいるけどやめられないという状態だ。ともかく、ホメオスタシスが神経症とループを創っていることには間違いない。
続きはまた今度


2015-08-14 | Posted in コーチング, 神経症Comments Closed 

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