劣等感


劣等感

劣等感という概念があります。

 

私はあの人と比べて劣っている。

 

この感覚は、比較することによって生じるものと考えられます。

 

比較は良くないと思いつつも、ついつい比較をしてしまうのではないでしょうか。

 

これはこれで致し方がないことでもあります。学校での成績や兄弟間の成長過程で、周りとの比較において存在を認められたような点があるからです。

 

学校での成績、容姿、進路先の偏差値で他人と比較しては、一喜一憂する癖が付いていると考えられます。

 

多くの人は、こうやっていつの間にか自己評価が下がります。

 

本当は違って当然だけど

しかし、良く考えたら、一人ひとり生まれた時刻も、場所も、育った家庭も違うので、違う人生を歩んでいて当たり前ですが、なぜかその点は見過ごされています。

 

また、このように書くと、それは競争から逃げる弱者の発想だという反論も頂きます。

 

その比較の対象なんですが、間違いなく自分が望む価値観ではないでしょう。だけど、周りがそのように評価するから、そういうものだと従っているだけではないでしょうか。

 

言い換えれば、従わなければならないhave toな状態です。

 

一方で、want toな状態があります。心から望んで、好きで好きでたまらない状態です。好きなことに没頭していると、のめり込んでしまって、競争やしなければならないという概念すら忘れませんか。

 

往々にして、人間はこの様な状態だと物凄いパワーを発揮します。

 

がしかし、その状態にさせないように世界は上手く回っています。小さいころから○○はこうしなさい。△△すべきだと教育されてきたに違いありません。

 

 

極端な例だと、人生は幸せになるための競争だと考えている人もいます。

 

生まれたスタートは同じだけど、いい学校に入るために受験で勝って、次は就職で勝って、適齢期に結婚して、××才までにマイホームを購入して、人から羨ましがられる生活を得るために競争に勝ち抜かなければならないと考えている人もいます。

 

つまり、一連のレースに勝ったものが勝ち組であると。

 

恐怖心を埋め込む

というよりは脱落したら惨めですよ。誰も相手にしてくれませんよ。

 

と脅すわけです。

 

恐怖に優るコントロール方法はありません。何々しなければ、何々をさせない。これは強烈です。

 

後は、このままでは○○になる。

 

脳の仕組みとして、人は恐怖に弱いものです。仮に、人々をコントロールする側の人間がいるとしたら、手っ取り早いのは恐怖心を煽ることです。

 

適度に恐怖心を煽れば、恐怖は感染して広まっていきます。この状態で、○○をすれば間違いないと、一つ単純明快な答えを教えれば誰もが飛びつきます。

 

どのくらい効果があるのかというと、

 

栄光あるA国がこのような悲惨な目に遭っているのは、B人のせいだ!。奴らさえ全滅させれば、この国は繁栄する。B人を地上から抹殺してしまえ。

 

君の人生が上手くいかないのは、○○のせいだ。俺(教祖)の言うことを聞いていれば、あの世での幸せが約束される。異端な奴はポアをしてしまっていい。

 

普通に考えたら、おかしな理論が極度の不安が蔓延する中では正当化されます。

 

戦争下で、敵国の国民の士気を陥れるために、不安を煽る謀略を行なって、その政権を転覆させる手法は古来より王道です。日露戦争は、このために勝てました。

 

DVに走る男性は、女性の価値観をぶっ壊して、自信を喪失させて、不安にさせます。その次に、女性に対して優しくして、支配しようと試みます。女性も男性も次第にその関係が共依存となって、本当に離れられなくなって大変な目に遭います。

 

何らかの意図をもった企業は、皆が先が見えない、給料が上がるのか分からないという状況下で、テレビ番組や雑誌において、これを買えば勝ち組になれると特集して、それを売ればいいわけです。

また、意図的にブームを仕掛けて、持っていない人は仲間外れにされるという恐怖心を与えます。

 

身近な例では、赤ちゃんに対するお母さんの罪悪感につけ込んで、過剰な抗菌グッズを売り込むという例があります。

 

今では必要なものが隅々にまで行きわたり、基本的に足りています。買ってもらうために不安を煽ればいいのです。

 

私たちの生活も同じです。基本的には、誰もが普通に安心して、精神的に健康に生きていける。

 

だけど悲しいかな、人間の本能なのか、管理された教育のためなのか、誰もが比較をして自分が劣っていることを探し求めます。反対に、優越感も同じです。

 

上にあげた自己評価が低く、抑えつけられているからです。

 

私も中学生の頃に、あの人より劣っていると感じたら、すぐに自分より劣っていると思われる人と比較して、優越感を保っていました。

 

そのくらい自己評価が低かったのです。だけど、その低い自己評価を認めることは、負けを認めるということなので、社会の価値観に合わせるべく、しなければならない(have to)ベースで一生懸命頑張っていたら神経症になりました。

 

もしかしたら、この記事をご覧の方も、意図的に不安を感じるように仕向けらているのかもしれません。

 

本当は、望んでいないのに、人からバカにされる、仲間外れにされるのが怖いゆえに、無理をして貴重な人生の時間とお金を無駄にしてしまっている点がありませんか。

 

本当?

だけど、それに従ってないと生きていいけない。本当でしょうか?

 

もしかしたら、ただ単に知らないだけで、別の生き方があるかも知れません。

 

そんな生き方は無理!

 

もしかしたら、自己評価が低いだけで、私は出来る!と思えば、出来ることかもしれませんよ。

 

他人が無理だという! 本当でしょうか。往々にして、その人の自己評価が低いゆえに、あなたに対して劣等感を投影しているだけかも知れません。

 

以外に身近なところで、今までの常識とは違う、生き方の指針があるかもしれませんよ。

 

 

これからの幸せとは、以前のように、良い学校を出て、いい会社に入ってという与えられた幸せではありません。そもそも、上のいい会社も昨今の情勢では、いつ崩壊するかは分かりません。

 

 

そうではなくて、自分なりの幸せを見つけて、それを追いかけていくことに転換しつつあります。

 

というよりも一番最強なのは、自分で幸せを定義して、それを実行できる人です。

 

これが出来れば比較も何も必要ありません。幸せが自己評価も高めてくれます。

 

こういう生き方も世の中には存在するということを覚えておいてください。

 

まとめ

・競争にならされて劣等感を感じるようにさせられている

・不安を煽る

・幸せは自分でつくっていいし、幸せになっていい

 

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お茶会等情報

1.お茶会in神戸港

海の上という、皆さんにとっての現状の外で行ないます。

・コーチングに興味がある、だけど苫米地式って高いし、よく分からない

・セルフコーチングに取り組んでいるけど、上手くいっているのかな

・ぶっ飛んだエネルギーが欲しい

・マネタイズについて良く知りたい

・ともかく海に出てみたい

今回はコレクティブ・エフィカシーの森コーチにもご参加頂きます。

日時 7月2日(土)

14:00集合 14:30乗船  所要時間90分 実際に航海します

場所 神戸港

参加費 12,300

早期割引 9,800円 6月20日まで

※乗船代+お茶代(3,800円)を含む

定員名 残り1名

お申し込みは 下記 斎藤まで

http://goo.gl/g5Vjqc

 

2.バルセロナコーチング

さらに現状の外へ出たいという方向けです。

太陽と情熱の国バルセロナにて、コーチングを行ないます。

石元めぐみコーチ(苫米地式認定)と共催です

http://goo.gl/likrCS


2016-06-06 | Posted in 未分類No Comments » 

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