修得するのに半年かかる知識・技術を、たった5時間でマスターした女子の実話!


お金を生み出す源泉となる一生モノの知識や技術を早く修得するコツは、抽象度を応用することです。

 

 

今回は抽象度が高まって、普段なら3~6か月を要して修得する知識&技術をたった5時間でマスターした女子の実話を書きます。

 

 

 

この女性が修得した知識・技術は管理会計です。

 

管理会計とは『儲ける!』ための会計です。

 

 

 

会計には大きく分けて二種類あります。

 

一つ目は、財務会計です。

 

会計と聞いて、思いつく簿記や決算書の読み方などは、大方この財務会計です。

 

財務会計は自分の会社に関連する人(ステークホルダー)に、自社の財務状況を客観的に伝えるための会計です。

 

いうならば草食系の会計です。

 

 

 

 

二つ目が管理会計です。

 

管理会計とは、会社が経営戦略(つまり儲ける、利益をだす)ためのものです。

 

肉食系会計です。

 

 

 

 

ではなぜ、この管理会計を教えることになったのでしょうか?

 

その背景をお伝えします。

 

さて、この9月のある日、ひょんなことから飲食業界で働く女性から管理会計を教えることになりました。

 

 

と言いますのは、ご存じのように、新型コロナウイルス感染症の影響により飲食業界は壊滅的なダメージを受けています。

 

 

格式ある料亭やホテルの飲食部門、フランチャイズ系のメジャー店舗の利益減少や倒産が連日のように報道されています。

 

 

一方で、新聞に載らない個人点の場合は、政府の支援金(持続可給付金、家賃支援給付金)によって何とか生き延びているところもあります。

 

けれども今後は予断を許さない状況です。

 

 

 

また今後しばらくの社会消費は、昨年までに比べて7割程度にしかならないと言われています。

 

今後、コロナウイルス感染症による影響が弱まっても、最短であと2年くらいは元に戻らないでしょう。

 

 

7割消費経済の中において、昨年と同じレベルに戻すためには1.43倍生産性を上げなければなりません。

 

1÷0.7=1.43

 

 

どうしたら、この1.43倍生産性を上げることができるのか?

 

この方法の一つとして、儲けるための方法、管理会計を教えることになりました。

 

 

ちなみに、管理会計だけで1.43倍生産性を向上させるのは難しいです。同時に、人材活用法なども変えていかなければなりません。

 

 

 

 

さて、管理会計をキチンと理解するためには、個人差もありますが、3~6か月を要する必要があります。

 

 

しかしながら、この女性のケースは事が緊急を要しました。

 

管理会計の習得に3か月もかけていたら運転資金が底をついてしまいます。

 

底をつけば店も会社も潰れます。

 

 

このような状況なので、管理会計を教えるにも緊急性を有しました。

 

ゆえに、今回のテーマである抽象度を活用しました。

 

 

 

 

この女性は高校自体に簿記の初歩を学んだ経験があったようです。

 

けれども高校業後に、その知識を活かすことはなく、今現在は簿記の知識についてスッカリ忘れてしまったみたいでした(;’∀’)

 

 

でも、実はこの高校時代の経験が役立ちます。

 

それは簿記の中身(もう覚えていない)ではなく、簿記について勉強していたという体感をともなった記憶、いわば臨場感です。

 

これをA記憶と呼びましょう。

 

雑談をとおして、A記憶を思い出させました。

 

 

 

次に、管理会計を使っている未来の記憶も必要です。

 

こちらをB記憶と名付けます。マンガでわかる管理会計という本を渡して、管理会計について大雑把に理解してもらいました。

 

 

 

さて、ここからが抽象度の活用です。

 

A記憶、B記憶の両方にまたがって共通する、一段上の抽象度でイメージ操作を施しました。

 

なお、A記憶、B記憶の両方にまたがって共通する、一段上の抽象度のことをLUBといいます。

 

算数で習う最小公倍数みたいな考え方です。

※このLUBという概念が、抽象度を上げて、一生モノの知識・技術を身に付ける際のキーワードとなります

 

 

 

 

A記憶とB記憶のLUBは、数字(会計)を操って、ブイブイ言わしている自分(その女性)の姿のイメージです。

 

 

この女性との雑談を通じて、私はこの女性がLUBを鮮明にイメージできるように誘導しました。

 

 

 

 

最後に、LUBが鮮明にイメージできた後に、管理会計の臨場感を高めていきます。

 

Excelのソフトで実際に単価や値段の計算をしてもらいました。実際に自分で計算すれば、とても臨場感が高まりますよね。

 

 

また時間未来→現在に流れます。

 

すると臨場感の高い未来が、現在としてやってきます。つまり、女性が管理会計を身に付けた現在がリアルとなるのです。

 

 

以上が、ある女性が管理会計の知識・技術を短期間で覚えたカラクリです。

 

 

 

 

ある女性が管理会計を覚えた手順

① 高校生の頃に簿記を学んだ記憶を思い出す。 A記憶

 

② マンガでわかる管理会計を読んで、大雑把に管理会計について理解する。B記憶

 

③ A記憶、B記憶のLUBをとって、そこのイメージの臨場感を上げる

 

④ LUBのイメージが鮮明になったら、実際にExcelで単価計算をする。よりB記憶の臨場感が高まる

  ※時間は未来→過去に流れるので、臨場感の高いB世界が未来からやってくる

 

 

 

この回も少し長くなりそうなので、なぜこういったことが可能なのか、そのカラクリについて次回説明します。


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