他人の目 そんなの妄想だ 


まず告知です。
山口県の小松範之さんが、フリースクールを立ち上げるそうです。

スクールンのコンセプトは不登校のメリットを活かすという斬新な発想です。あえて画一的な、教育ではなく、自分自身がリーダとして生きていく能力を養う場です。

今までは会社に雇われれば安泰だの時代は年々先細っています。これからの先の見えない社会においては、このような能力を持った人間が圧倒的に強いです。

そのための部活動も充実しています。詳細はこちらのURLをご覧いただければ思うのですが、私も入部したい部が沢山あります。きっと大人の皆さんも入部した部があるに違いありません。

ただ今、クラウドファンディングにて資金調達をしています。ご支援いただける方がいましたらありがたく思います。

フリースクール まなポート
https://readyfor.jp/projects/manaport

 

 

それでは本題
人生を変えたいと思った。だけど、なかなか変われないという方から相談を頂きました。掲載OKが出たので書きます。

その方はDさんと言います。いろいろと自己啓発の本を読んだり、セミナーに参加したりしている方です。

これまでセルフトークのコントロールやアファメーションなど、いろいろと取り組んでこられたそうです。

しかし、ある時ふと周囲から変に思われていないか、世間の常識から見ておかしいのではないとかという観念にとらわれることがあるそうです。

他人からや世間から見ておかしいと思われている、だから私は間違ったことをしているのではないかとものすごく心配になるそうです。

そして、こんなことで心配するなんてばかばかしい。いっそのこと変わることを止めてしまおうと思って、変革をストップしてしますことが多々あるそうです。

その後、しばらくしてまた変わりたいと思い、自己啓発の本を読んだり、セミナーなどに参加したりするそうです。自分ではセミナー難民に陥ってしまったと考えているようです。

いろいろな方法は学んだけど、ある時点で他人からの視線が気に仕方がない。だけど、このままでは、マズイという思いもあるようです。

なんでこうなるの
なぜ、このようなことになるのかメカニズムについて知りたいとのことでした。

まず、ホメオスタシス(恒常性維持機能)の抵抗です。ココでは簡単に説明しますが、ホメオスタシスは、身体の状況を一定に保とうとする働きです。

例えば、怪我をして傷口から血が出ても、しばらくしたらカサブタが出来て治りますよね。これはホメオスタシスがの作用です。その他にも、体温や心拍数を一定に保っています。

このホメオスタシスはマインド(脳と心)にも働きます。

いつも元気な人は、多少落ち込むことがあったとしても、やがて元気な状態に戻ります。
反対に、元気が無い状態がデフォルトの人は、他人から褒めてもらったり、いいことがあったりして一時的に元気な状態になっても、しばらくするとまた元気が無い状態に戻ります。

心の状態をその人らしく一定に保とうとするのです。この一定に保とうとする方法が結構えげつないです。あの手この手を使って、私たちの変化を阻止します。

上のDさんのように、変わろうと思った時に、最初は恐怖心や不安感を与えて、変革を阻止しようとします。

次にこの方法で効果がないと思えば、他人からの視点や常識を利用して阻止します。

実際のところは周りの人がどう思っているのか分かりません。正確には、自分自身がつくりだした妄想です。

百歩譲って、仮にDさんのことを悪く捉えて、「あの人はおかしくなった」と言われても、それはDさんが悪いのではなく、その周りの方の問題です。

ココはしっかりと認識しておいた方が良いと思います。とくに、他人の視線を気にして生きてきた方にはこの点がスコトマ(盲点)になっている場合が多いです。

それはあなたの問題ではなく周囲の人間の問題です。このような視点を持つことも大事です。

ただ単に、その人から見てDさんが変わってしまうと、なにかと都合が悪いので阻止にでます。

極端なことを言えば、ココでどちらを取るかです。自分のなりたい未来やありたい姿を目指す人生。その一方で、周りや世間からの評判を得る人生、正確にいれば、評判を気にする人生です。

たまに両方とも維持したいと思う方がいるようですが、それは難しいと思います。世間の評価やとくに周りからの評価にこだわれば、それは現状維持が望ましいからです。

Dさんのように変革をしようと思えば、間違いなく周りは敏感に察知して、変わらせないように働きかけます。

「あなたのためよ」と言いながら、ほとんどは自分の為です。その人にとってのDさんの役割があります。そこから変わってもらっては困るのです。寂しさを埋め合わせるものかもしれませんし、劣等感を埋め合わせるものかもしれません。

また、さらに言うと本当は核心のところで自分自身が変革を変わりたいとは思っていないことも考えられます。核心とは、無意識の部分です。

意識では変わりたい、だけど、心の底で変わりたくないとも思っている。
そんな感情は認めたくないので抑圧します。

この結果、自分では、変革を否定するこの感情が他人や世間からの目線というカラチにすり替わり、意識に上がってきます。

じゃあ、どうする
望む未来、在りたい姿に向けて、突っ切るしかありません。そうすれば、そのうちホメオスタシスは変革を成し遂げた自分こそが正しいと思うようになります。

私もコーチから、ゴールに向けて動けば、そのうちゴールが正と認識されるようになると言われました。体験からしてその通りだと思います。

ホメオスタシスは、今度はその強大な力を、理想の方に合わせてくれます。

こうなってくると変革することが楽しくなる変革することが当たり前となってきます。

この記事を読んだ方にはぜひ、その境地を体感してもらいたいと思います。

まとめ
人生を変えると誓っても、ある時、周りから変に思われていないだろうか、世間の基準からそれてないかと心配になることがある。

それはホメオスタシス(恒常性維持機能)による仕業である。ホメオスタシスは変わらせないためだったら何でもする。

他人からの目線という妄想をつくって変革を阻止しようとする。

仮に、周囲の人たちが変化を邪魔しても、それはあなたのためではなく周囲の人たちの都合による場合が多い。

残された人生をどちらに使うのか。

自分の望む人生を手に入れるのか、それとも周囲からの評判を気にしながら生きていくのかどちらを選ぶのは自由。

望む未来に向かって突っ走れば、そのうち囚われなくなる。

ホメオスタシスが、望む未来を正しいと認識して、現実をそちらに合わせようとするからである。

お茶会
苫米地式コーチングについてご興味ある方は是非ご参加ください。
お茶会は不定期開催なので、ご都合の会う方はこの機会に是非!
日時 12月24日(木)10:00-11:00
料金 お一人様 1,500円(税込)
※お茶代は、お客様の自己負担となります。
定員2名 残り1名
場所 大阪梅田ホテルのラウンジ
※場所についてはお申し込みくださった方に、個別にご連絡ください。
ご参加をご希望される方は、『大阪お茶会希望』とご記入してお問い合わせください。
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2015-12-22 | Posted in ホメオスタシスNo Comments » 

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