ゴール達成の邪魔となる不安や恐怖に操られるのではなく、操ってしまえ


先日東京でコーチングという言葉を初めて耳にする方に、プチセッションを体験してもらいました。

不安や恐怖心について
その方の悩みとして、不安や恐怖心がありました。

詳細は書けませんが、都合により、仕事を退職されたそうです。また、新しい道に進むには難しい試験を受けなければならないそうです。
※ブログ掲載の許可は取ってあります。

実際に自分が望んだ道とはいえ、いざ辞めてみると、失敗した場合を想起してしまうそうです。

勉強をしていると気が休まるそうですが、無意識のうちに失敗を連想してしまう。とくに、一人でいると物事を悪い方へ、悪い方へ考えてしまうそうです。

また、ココが大切な点ですが、不安や恐怖心を感じること自体は普通です。人間の本能です。不安や恐怖心があったからこそ、人間が進化できたのです。

例えば、原紙人が狩りに出て、目の前の森の中がカサカサと揺れたとします。クマや大蛇がいるのではないかと恐怖心を感じて、そこに入らないようにします。

もしここで恐怖心も何も感じずにルンルンで進んでいけば、食べられてしまったかもし
れません。

このようにして不安や恐怖心が生き延びるために必要だったのです。

しかし、だからと言って今日においても、不安や恐怖のなすがままにしておく必要はコレッポッチもありません。

また、それらを感じたからと言って、私はダメな人間だとエフィカシーを下げる必要はありません。劣等感も不要です。

よくアドバイスとして悪い方へ考えるなと言われますが、それができたら苦労はしませんよね。

確かに、不安や恐怖は脳内の幻想です。しかし、いきなりそうは言われても、面食らってしまう方もいるのではないでしょうか。

全ては空ですと言われても・・・みたいな。

なので、今回は恐怖心をコントロールする方法をお伝えします。

私たち進化した人間には、それを上手にコントロールする技術を持ってしかるべきなのです。

不安や恐怖の原因
そこでまず、なぜ不安や恐怖心が出てくるのか考えてみましょう。

この方の場合、長い間お勤めをされていました。毎月安定した給料をもらうのが当たり前だったのです。

それが、ゴールが変わった為に、環境が変わりました。つまり、コンフォートゾーンから外れてしまったわけです。

また、別の見方をすると、ホメオスタシスが安定した生活にセットされていました。

今でも、その名残が強いので、試験勉強なんか辞めさせて、また安定した仕事に就けるようにマインドが、それこそクリエイティブに画策します。

仮にこの場合、仕事に就いても、また嫌になる可能性が高いです。

下手をすると嫌な仕事に我慢して就くけど、また嫌になって辞めてしまうという繰り返しになる可能性が高いと推測します。

あるプログラムに取り組む、だけど大変だから辞める。しかし、また別のプログラムに手を出すという、セミナー難民と同じような状況に陥ります。

対処方法
解決方法は、ゴールに向かって突っ切る。このようにして、コンフォートゾーンを移行させるのです。

具体的には、ゴールが叶った姿を今のコンフォートゾーンにして勉強に取り組む。というよりも、勉強をすることが楽しくて、楽しくて仕方がない状態にしてしまうのです。

試験勉強や、試験に受かって活躍している姿をイメージするとドーパミンが流れるように仕向けるのです。プライミングです。

不安や恐怖心は人間の古い脳と呼ばれる扁桃体が引き起こすと考えられています。この扁桃体に対して、新しい脳の部位である前頭前野を働かせて抑制をします。

これにはイメージを想起させるビジュアライゼーションが有効です。

また、アファメーションやセルフトークをコントロールすることにより意図的に前頭前野を働かせ不安や恐怖心を抑制する方法があります。

扁桃体の動きは変性意識の状態においても抑制されると言われています。

変性意識をつくりだす瞑想も有効です。もちろん、上のビジュアライゼーションも変性意識状態を引き起こします。

変性意識とは、物理的な現実世界ではなく、この場合はゴールに対して強く感じている状態です。

加えて、呼吸法も有効です。簡単なのは、逆腹式呼吸をして、リラックスした状態に持っていく。

その後、上のアファメーションやビジュアライゼーションをすれば恐怖心は薄らいでいることでしょう。

また、これを繰り返し行えば、コンフォートゾーンが移行して、今と比べて恐怖心を感じにくくなっています。

これを脳の物理的レベルで言えば、神経細胞の配列が書き換えられた。

つまり、不安や恐怖を感じる回路よりも、ゴールに臨場感を感じる回路が発火し、配列が強化されたということです。

いわゆる脳地図が書き換えられたということです。

その他にも、ココでは詳細は省きますが、ウオーキングやジョギングも恐怖心抑制に効果があると言われています。

また、私がやってみた中で、簡単で効果があった方法にロシアの特殊部隊のシステマ呼吸法があります。

youtubeで検索すれば、動画をご覧いただけると思います。さすがに銃弾の雨が飛び交う中でも、冷静に任務を完遂するための軍隊式呼吸法です。

神経症で恐怖を味わった私的には、かなり効果がありました。

ついでに説明しておくと、神経症における不安や恐怖は半端ではありません。

漠然とした不安感を毎日感じながら、時に凄い恐怖を感じます。その世界は、ハッキリって地獄です。

そんな中、恐怖を感じたら上のシステマ呼吸法を使って、恐怖心を遮断。

即座に、セルフトークのコントロールとビジュアライゼーションをして、ゴール側の世界に臨場感を感じるようにしていました。

他にも、いろいろと方法はありますが、恐怖心をコントロールする方法をクリエイティブに見つけてみるのも楽しいです。

おかげさまで、今では恐怖心と戯れる事が出来るようになりました。

感覚としては恐怖心に操られるのではなく、私が恐怖心を操るといった感覚です。

先にも書きましたが不安や恐怖心が出てくるのは致し方がありません。

それを上手にコントロールするのです。対処策を知らなければ、いたずらに不安や恐怖心に取り込まれてしまいます。

この記事をお読みの方も、そうはなりたくないと切望していることでしょう。

もし恐怖心に苦しんでいる方がおられるとしたら、活用してみてください。きっと役に立つと思います。

まとめ
・不安や恐怖は人間なら本能として誰でも感じる
・不安や恐怖を感じるからと言って、エフィカシーを下げる必要はない
・過去の状態に戻そうとして、ホメオスタシスは不安や恐怖を使うこともある
・不安や恐怖は古い脳、扁桃体によって生み出される。新しい脳(前頭前野)をコントロールして、それらに対処しよう
・変性意識下では、扁桃体の動きが抑制される(と言われている9
・呼吸によって不安や恐怖をシャットダウンする方法がある

・ゴールに向けて突っ切っていけば、不安や恐怖はそのうちなくなる

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