いつの間にかお金が無くなっているぞ 消費の罠


お金の悩みは深い

 

お金の問題で悩んでいる人は多いかと思います。それを表すかのように、前回書いた記事『お金のメンタルブロックに違和感を感じた人専用』へのアクセス数が多いです。

https://mindresque.jp/2015/11/21/%E3%80%8E%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%8F%E3%81%AB%E9%81%95%E5%92%8C%E6%84%9F%E3%82%92%E6%84%9F%E3%81%98%E3%81%9F%E4%BA%BA/

 

コーチングセッションでもお金にまつわる相談は多いです。正確には、お金が欠乏することへの悩みです。

 

多くの人間は、お金が欠乏するとIQが低下して恐怖を感じます。これはお金が無くなる、つまり、ご飯が食べられなくなるという本能に基づいているので根が深い問題です。

 

どのくらい強烈かというと、本来はただの紙でしかない一万円札が破れないくらいの恐怖です。冷静に考えれば、たかが紙切れ一枚を破れないのはおかしな話ですか。

テレビや雑誌広告の魔力 

そこで、お金のことで心配したくなければ、テレビや雑誌広告を見ないことです。消費欲を喚起されてしまってあれこれ浪費してしまうからです。もちろん、ネットメディアもそうですが、ココはテレビと雑誌広告だけに着目します。

テレビ番組のコンテンツはあくまでも視聴者をおびき寄せるエサであって、CMこそが本命です。番組制作にお金を出しているスポンサーや広告代理店の狙いはCMを見てもらいたいのです。最近は、録画して番組を観る人が多くなり、CMを飛ばしてみる人が多くなったため、番組中に宣伝したい品物をそーっと差し込むプロダクト・プレイスメントという手法も使われています。

毎日テレビを見ていると、やがてボーっとしてきて画面の中の世界に強い臨場感を感じてしまいます。次第に、テレビで次第に移される商品が目の前の物理現実世界にないのはおかしいと無意識レベルで思うようになります。

例えば、車のCMはこの原理を応用しています。

車のCMならカメラがハンドルの後ろに回り込み、エレガントな新車を実際に運転しているところをあなたに想像させます。そのイメージが何度も繰り返されると、あなたの潜在式は、車を運転しているふりをしているだけなのか、実際に運転をしているのか区別がつかなくなります。

(中略)

脳内システムの秩序は乱され、古いイメージに不満を持ちます。もう新しい車しか、あなたを満足させれません。

ルー・タイス (著), 苫米地英人  (監修), 田口未和 (翻訳) 『アファメーション 人生を変える!伝説のコーチの言葉と五つの法則』フォレスト出版 P208-209

このようにして、まんまと作り手の作戦通りに消費に走ってしまうのです。

また以下を引用します。

仕掛けられた罠

広告やテレビ番組のなかには、意図的に視聴者が登場人物に対して劣等案を抱いたり、他の商品や人物に欠点があるように思わせたりするものも多い。

例えば、魅力的な女性モデルを起用した香水の広告を見ると、本人の容姿への満足度が低下する。

(中略)

そのようなテレビによって作り上げる不安感や自身の喪失を利用して、「攻撃と救助」という販売テクニックが用いられて、消費者に辛さを感じてから商品購入による救いの手を差し伸べる。

デイビッド・ルイス (著), 武田玲子 (翻訳) 『買いたがる脳 なぜ、「それ」を選んでしまうのか?』日本実業出版社 P236-237

この方法により、皆コロッと引っかかってしまうのです。制作サイドは、認知科学や心理学をしっかりと組み込み、確実に私たちの脳が消費に走るように仕掛けているのです。

そして気が付いたら、私たちは消費をすることがコンフォートゾーンにさせられているのです。

対応策

有効な対応策はゴール設定です。ゴールに関係ないものは買わない。反対に、ゴール達成に必要であるものについては、なるべく買わずに手に入れる方法を考えてみることです。脳は必死に答えを見つけ出します。

言い換えれば、ゴール設定がないので消費の罠にかかるとも言えます。

もしかしたら、懸賞で車が当たる方法があるかもしれません。

アンケートに答えただけで欲しいものが当たる機会もあるかもしれません。

せこいやり方ですが、化粧品のサンプルを集めまくって一瓶つくってしまった強者もいます。

ヒッチハイクなんてのはお金を掛けずに目的地まで行くいい例でしょう。調べものをする本だって、図書館に行けばあります。希望図書を告げれば入荷してくれるところもあります。

まるであなたのためにあるようなものです。

こちらが提供するサービスと、相手のサービスを物々交換できるかもしれません。料理が得意な人は料理をつくってあげる代わりに、交換で何かのサービスを手に入れられるかもしれません。

このように、考え出したらキリがありません。その気になれば脳はいくらでもアイデアを思いついてくれるのです。しかも、ゴール達成がしたくて、したくてたまらないほど行動に移します。火事場の馬鹿力のような凄いエネルギーが生まれます。

もちろん、テレビを見ない、雑誌広告を読まない。

まとめ

私たちはテレビや雑誌広告に操られている。そのことを自覚すべし。テレビや雑誌広告はプロが心理学を巧みに操って、考えているので素人がなかなか太刀打ちできるものではない。出来れば見ないようにするのが一番。

ゴール設定をして、ゴールに関係のないものは買わないようにする。また、必要なものであればなるべくお金を使わない(消費)しない方法を考えてみる。

 

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2015-11-25 | Posted in ゴール設定No Comments » 

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