言うことを聞いてくれないパートナーを手玉に転がす方法


『パートナーが言うことを聞いてくれません。どうしたらいいでしょうか?』

『もしかして私は愛されていないのでしょうか?』

 

 

その他にも『パートナーを上手くコントロールする方法を教えてください』のような質問もあります。

 年齢に関わらずに、女性からのこういった相談は多いです。

 

 

とはいえ、質問者の裏側には相手をコントロールしたいという気持ちが見え隠れしています。

いわゆる『欲しがり女子』問題です。

 

 

もっとも、言うことを聞かなければならない男性の側に立てば

 

『なんで俺がお前の言うことを聞かなければならないの?逆だろう、いうことをお前が俺の言うことを聞かないといけないだろう』と間違いなく思っているハズです。

 

つまり、パートナーと相談者は同じムジナで、言うことの聞かせ合い、力と力の闘争状態になっています。

 

 

この状態が深刻化してくると、相手に対する憎しみだけが募ります。これが原因で破局や離婚に向かいます。『欲しがり女子』と『してくれ男子』の残念な結末です。

 

よく別れの原因は価値観の違いといわれますが、実のところお互いが、都合よく相手に対する勝手な期待(あなたは私が期待するように動くべきだ)を抱いています。

 

その期待が外れて怒りがこみ上げて、かつ溜まっていった状態になってしまっているケースがほとんどです。

 

 

この相手に対する勝手な期待はコンフォートゾーンのことです。

コンフォートゾーンとは今までに慣れ親しんだ空間や環境のこと。

 

 

コンフォートゾーンが乱されると、男も女も無理やり相手を自分の言いなりにしてでも言うことを聞かせようとする心理的作用が働いてしまいます。

 

人間誰しもこの作用から逃れることはできません。

 

 

『じゃあどうすんのさ?』と、あなたはちょっと怒気を含んだ疑問を感じたかもしれません。

 

この作用に対する、よくある対処法は、どちらか一方が『我慢する』『耐え忍ぶ』です。

しかし人間、我慢にも限界があります。女性の場合は怒りをため込んで、後で大爆発!!!という事態が起こります。あなたにも経験があるハズです(笑)。

 

 

 

こう考えると我慢や耐え忍ぶはあまり得策ではありません。

 

もっとも、このサイトを見てくれる、あなたは頭が良い(Smartハズです。なので、あなたに相応しい解決方法を試みてみましょう。

 

ここで注目すべきは先に挙げたコンフォートゾーンという言葉です。

 

要するに、あなたのコンフォートゾーンが、パートナーのコンフォートゾーンになればよいのです。

逆もまたしかりです。

 

そのためにはどうすればいいのでしょうか?

 

まず、コンフォートゾーンの元をたどってみましょう。

そこには必ずゴールがあります。

 

例えば、パートナーが仕事ばかりで構ってくれないと、あなたは不満を感じていたと仮定しましょう。

この時にいつも一緒でラブラブな二人というゴールがあるハズです。そして、この状態があなたのコンフォートゾーンでもあります。

※もっともこのゴールもメディアにそう思わされているだけの場合もありますが、ここでは省略します。

 

でも、このコンフォートゾーンが維持されないがために、あなたは怒るわけです

 

一方で、パートナーの方も出世やお金を稼ぐというゴールがあるでしょう。

そして、そのために仕事をしている状態がコンフォートゾーンです。

 

この状態ではお互いのゴールはバラバラでコンフォートゾーンも全くかみ合っていません。

これでは力と力の闘争状態です。エゴとエゴのぶつかり合いです。

 

こういう場合はお互いのゴールの共通点を探ってみることです。

 

あなたのゴールはラブラブで、パートナーは仕事がゴールです。しかし、お互いにその背後には『幸せを感じたい』とう共通性が見えてきます。

 

もっとも共通性は『幸せを感じたい』でも『有意義な時間を過ごしたい』でも『意義のある人生を営みたい』でも構いません。いろいろな方向で発見できます。

 

こういった概念を専門用語ではLUBといいます。

LUBとは小学校の頃に算数で習った最小公倍数に似た概念です。

 

 

ネコとイヌは別々の種類の動物ですが、お互いの共通性は哺乳類です。

こんな感じで一段視点(抽象度)を上げて共通性を見出す、これがLUBです。

 

 

それではあなたとパートナーのゴールのLUBは何でしょうか?

 

先ほど『幸せを感じたい』を取り上げました。では、どうすれば幸せを感じられるでしょうか?

 

例えば、パートナー対して『毎日水曜日には仕事から帰ってくる』『家で仕事の話をしない』という提案をすることが考えられます。

 

とは言え、この提案は相手のメリットになるような提案、つまり相手のコンフォートゾーンに沿った提案をしていく必要があります。

 

ここをよく間違えて、単に自分だけが都合の良い提案をしてしまう人がほとんどです。自分だけに都合が良いとパートナーのコンフォートゾーンから外れてしまいます。

 

あくまでも相手のコンフォートゾーンに乗っかって、こちらが望む方向に誘導していく必要があります。

 

『どうすればパートナー幸せを感じられて、かつ仕事も頑張れることができるのか?』。

この視点から相手に説いていく必要があるのです。

 

とは言え、この提案は、あなたにとっても『嬉しい』ものである必要があります。そうでなければあなたが『我慢する』『耐え忍ぶ』だけになってしまいます。お互いにとってコンフォート(快適)である必要があります。

 

 

例えば、お家で美味しい手料理を振舞ってパートナーにエネルギーをつけてもらう。

夜の営みを頑張ってこれでエネルギーをつけてもらう。

この結果、パートナーの仕事の生産性が高まると伝えます。

 

 

ポイントはパートナーの視点に立って共有するコンフォートゾーンについて語ることです。

こうすることでコンフォートゾーンに対する、パートナーの臨場感が高まります。

 

しかも、なんと!あなたのラブラブというゴールも達成されています。 

 

 

 

もっとさらに視点を上げてみると、カップルや夫婦で起業するという方法も見えてきます。

 

いかがでしょうか?

 

 

お互いが視点を上げれば、必ず共有するゴールとコンフォートゾーンが見えてきます。

ここを突いていく方が力と力の闘いであった頃よりは大分マシなのではないのでしょうか?


2019-05-27 | Posted in ゴール設定, 女子専用, 抽象度No Comments » 

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