自爆型恋愛を克服! ~頑張り女子㊶


コーチングで大切なのは、抽象度を上げて、自分自身の状態を一段上の状態から俯瞰して観ることです。

 

これを止観と言います。

 

お馴染みのA子さんは、彼(B男)さんとの関係で、この俯瞰して観ることを上手に実行されています。

 

さてある時、私(斎藤)も元にA子さんから以下のメールが届きました。

※以下の太字は本人談。もちろん、掲載にはご本人のご了承を頂いております。

 

 

今から彼とお泊りデートですが、遅刻するから先にチェックインしてレストラン探しておいてと連絡がきました。

 

疲れてるからスマホでレストラン探したりしたくないとメールしようと思いましたが、1ヶ月振りなので、文句を言ったり、険悪になったり不機嫌になりたくないです。

 

どう断ればいいのかなと考えています。

 

ずっと思い出に残るようなロマンティックで優しさと笑顔だけであふれた時間にしたいです。

 

 

前々から楽しみにしていた彼との楽しい時間。なのに、『一方的なメールを送りつけてきやがって怒り!』というのがA子さんからの文面から読み取れました。

 

この記事をお読みのあなたも、パートナーが一方的な支持をしてきて、例えば『私はあんたのお母さんじゃないのだから!』と怒りが湧いたことがあるでしょう。

 

その後に不機嫌になってデートが台なしになったり、時にはそれが原因で別れに繋がってしまったりしたことがありませんか?

 

では、この怒りの正体は何なのでしょう。

 

 

怒りはホメオスタシスから来る感情です。

 

ホメオスタシスレベルの欲求というものは、実は大変強烈です。しかし、その強烈な欲求も、抽象度を上げたところから眺め、内省的に吟味することができれば、人はそれをコントロールできるようになります。

 

抽象度の上がった世界から物事を眺めることは、人間が最初から持っている能力ですから、それを意識し、心掛けることで、自然に身についていきます。物事にカッとなったり、直ぐに飛びついたりせずに、ホメオスタシスから離れた一つ上の抽象度で対象を眺めるのです。

苫米地英人 フリー経済学入門  フォレスト出版 P194-195

 

このようにA子さんの怒りはホメオスタシスレベルから来る感情であり生理現象です。生理現象なので、感情のままに怒るという選択肢もあります。

 

しかし、今回のA子さんはご自身が書いているように、デートで文句を言ったり、険悪になったり不機嫌にならずに、ずっと思い出に残るようなロマンティックで優しさと笑顔だけであふれた時間にすることです。

 

単に怒りを彼にぶつけるだけでは、残念な思い出として、ずっと思い出に残ってしまいます。

 

さて、これを回避するには?

 

コーチからの返信は『呼吸を意識して』、それだけです。

 

それ以外、具体的なアドバイスはありません。

 

たった、それだけです。

 

別に、A子さんを突き放したという意味はありません。

 

むしろ、この『呼吸を意識して』という文面の外(外情報)には、『呼吸を意識に上げることによって抽象を上げて』という意味が込められています。まさに気付きです。

※外情報については以下をクリックください。

https://goo.gl/z7D6pE

 

 

コーチとA子さんの間には、セルフコーチングという臨場感の共有があり、それに基づきラポールが形成されているので、短い文字でも、無意識レベルで、その背後にある情報が伝わります。

 

さて、このメールが功を奏したのか、後に以下のメールが届きました。

 

おかげさまで、常に笑顔と笑いと思いやりで溢れたやわらかい時間になりました︎♫

 

以前だったら不満だったこと、例えば遅刻やお店を調べてなどやりたくないことをお願いされることや、一緒にいるのに仕事の電話に出たり、テレビを見始めたり、突然寝たり(笑)

 

が、最初は不機嫌になりそうでしたが、どうしたら2人の貴重な時間を最高に楽しく、リラックスして、癒しの時間になるか、親密な時間になるかを考えたら、不満な部分が見えなくなりました。

 

私はマッサージするのが好きなのと彼にもっとリラックスして欲しいと思いはじめて全身マッサージをしたら、とても喜んでくれました。そのあとは彼が私のして欲しいこと、気持ち良いことを質問してきて、お互い心地よい時間になりました。

 

元々彼はいつも私のリクエストを聞いて出来る限り叶えようとしてくれます。けれど、それが今まで見えてなくて、不満な部分にフォーカスしていたんですね

 

 

メールコーチングを受けて頂いて、A子さんの抽象度は高まっています。本人が書いているように、以前であれば脳幹レベルのホメオスタシス欲求に振り回されて行動パターンが、前頭前野を介した抽象度の高い思考に転換出来ています。

 

実際に、かつてA子さんは、自爆型恋愛を止めたいと相談してきました。この自爆型恋愛の正体は、感情に振り回される、脳幹レベルのホメオスタシス欲求に振り回されてしまうことが原因です。

 

この脳幹レベルの思考パターンに、前頭前野を介入させて、自分を俯瞰して観る、自分と彼の関係性を俯瞰して観るという術を覚えたのです。

 

 

では実際にデートに行く前の文面からも、A子さんのマインドの変化を推し量ってみましょう。

 

上のデートに行く前のメールです。

 

週末も昨晩も彼に沢山メールしたり、どうして会ってくれないの?会いたいとまた不満メールを送ってしまいそうになりましたが、コーチングと斎藤コーチのおかげで抑えられました。

 

そしたら、来週の夜に食事をする約束をしていたのですが、先ほど電話があり、出張で夜帰ってきて、翌朝また出張だけど、羽田に一緒に泊まる?と言われました😊嬉しいです💗

 

1ヶ月正常な状態で待つのは今までの私では考えられませんでした(笑)でも、今はそこまで我慢でもなく、彼の仕事の邪魔はしたくない、と思うとメールもあまりしなくなりました。

 

彼への気持ちは強まっていると思います。毎日ずっと考えています。それでもこういう対応、マインドでいられるのは大きな変化です。

 

ありがとうございます!!

 

この文面からも、しっかりとマインドの変化を感じられているようで、コーチとしても嬉しい限りです。

 

彼との関係も建設的かつ前向きになっており、メールコーチングやセルフコーチングの実践により、恋愛における自爆テロリスト(A子さんのかつてのマインド)の排除に成功したようです。

 

これがホメオスタシスレベルでの変化であり、コンフォートゾーンの移行なのです。


2017-10-22 | Posted in 女子専用No Comments » 

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